質問コーナー(2006年2月号より)
質問:「古文・漢文の対策はどうすればいいですか?」
回答:曹候補士の場合と一般曹候補学生の場合で、若干異なりますので、
別々に取り上げます。
[曹候補士の場合]
他の受験生よりも1点でも多く取らなければいけない一次試験である
にもかかわらず、
古文には時間をかけてはいけない
というのが、私の持論です。
考えてみて下さい。1次試験は全部で30問。そのうち古文はたったの
1問しか出ません。30分の1です。しかも、古文をそれなりに極めるには、
英語に費やす労力の少なくとも4割は必要なんです。それだけの労力を
費やして、得られる点数はたったの1点。
勿論、女子の場合には1点を争う試験です。その1点こそが必要だと
反論されるかもしれません。でも、
同じ1点なら、文学史を極めた方が確実に1点取ることがで
きます。労力は古文を極める労力の10分の1もいりません。
国文法(現代文の文法)も古文の労力の10分の1もいりませ
ん。でも、極めることができれば、確実に2点取ることができ
ます。
限られた時間の中で、最大限の成果を出す! そのためには、自ずと
優先順位、つまり絶対にやらなければいけないものと、目をつぶるものが
出てきます。
因みに、YSTの自衛隊コースの授業には、古文の時間はありません。
ただし、誤解をしないで頂きたいのですが、古文の勉強をするなというこ
とではありません。最低限の対策として、高校入試用の古文単語集を
1冊用意して下さい。そしてそれを覚える。
ご存知のように、古文では文法的な出題はなく、内容に関するものが
出題されます。従って、大ざっぱに内容が把握できれば、それなりに結
果がついてきます。そのためにも、基本的な古文単語を身につけておけ
ばいいと思います。
[一般曹候補学生の場合]
まず古文ですが、本番の問題を比べる限り、内容・文法ともに曹候補士
よりもレベルは確かに上がっています。ただし、実質的には読解ができれ
ばいいわけです。多少文法の知識が拙くとも、言い訳です。
一番手っ取り早い方法は、例えばNHKラジオ第2でやっている、「高校
古文講座」のようなものを録音しておいて、ぼんやりとでもいいので、同じ
ものを最低三回は聞くことです。これだと、意識して(つまり、気合いを入れ
て)古文に取り組む必要もないので、「α波が出ている状態」が維持でき、
脳の中にしっかりと内容をおさめることができます。
漢文も基本的には同様です。NHK教育の「高校漢文入門講座」的なも
のを録画し、後で繰り返し視聴すればいいと思います。
ただし、漢文の場合、漢詩が出ることがあります。この場合、過去の出題
例を見る限り、出題は大きく
@内容に関するもの
A文法的なもの[韻を踏む・対句など]
の二つに傾向は分かれます。@の内容は、テレビの講座で十分まかなえ
ます。Aに関しては、テレビの講座でもいいのですが、是非とも、
「五言/七言」、「律詩/絶句」の区別をしっかりと勉強しておいて下さい。
これも、高校入試用の漢文対策集で十分にまかなえます。
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