表 紙
 |
題 名
 |
著 者
出 版 社
初版発行年
 |
内 容 ・ 感 想
( 特にお薦め/ 禁電車) |
 |

動物の本能 |
桑原万寿太郎
岩波書店
1989年2月 |
動物が何かをした時に、それが本能なのか、学習したのか、反射なのか、それとももしかして天才なのか、話題になることがあると思いますが、実は本能行動は複雑なのです。
この本は、ローレンツをはじめとした動物行動学の権威の実験結果をまじえながら、本能行動のメカニズムを解き明かしていきます。
やたらと専門用語が出てきて頭がこんがらがるのですが、身近な生きものの行動を例する部分などはわかりやすく興味深いです。
この本によると、人間が人前ではにかむと耳の後ろを無意識にかいたりする行為や公演しながら、発表したい衝動と人前から立ち去りたい衝動が葛藤して、ネクタイやボタンをいじったりするのは本能行動だそうです。。ふたつの異なる衝動が葛藤すると全く別の行動をしてしまう転移行動というものらしく、逃げようか戦おうか葛藤するニワトリがいきなり地面をついばむ行動なども同じだとか。
|
 |
新版ガラパゴス諸島 |
伊藤秀三
中公新書
1983年4月25日 |
大陸から遠く離れた小さな島にどうしてあんな巨大なリクガメがいるのでしょう?
ガラパゴスは本当に不思議な島です。
現地調査によって明らかとなったガラパゴスの自然についてわかりやすく書かれています。 |
 |
箱根山のサル |
福田史夫
晶文社
1992年12月 |
サルに関する本の面白さは、人の社会や行動との対比できるところではないかと思います。
例えば、「末娘優位の法則(末子優位の法則)」
。ニホンザルの社会では、メスの順位は、母ザルが1位で、次が末娘。下の方が順位が高く長女が一番順位が下になります。面白いですねぇ。
著者は長年にわたる箱根山でのニホンザルの追跡調査によって、これまで常識とされていたニホンザルの行動を覆すような新たな発見もしています。
動物好きの方にはオススメの一冊です。
|
 |
動物たちはいま |
大野俊
小島正美
日本評論社
1985年 |
信州を中心とした野生動物の記録です。
広葉樹を伐採して針葉樹林一色にした山が野生動物にどのような影響を与えたか、原生林を分断して作られた道路が何をもたらしたか、考えさせられます。 |
 |
いま、野生動物たちは |
ナスカ・アイ篇
丸善ブックス
1995年 |
世界中で活躍している野生動物学者・研究者51人の野生動物の報告です。一話一話が読み切りになっています。
地球規模で進む環境破壊に野生動物たちはひっそりと姿を消そうとしています。 |
 |
カリマンタンの動物たち |
安間繁樹
日経サイエンス社
1995年 |
ボルネオ島のインドネシア領、カリマンタンにJICAの研究員として赴任した著者が出会った動物たちの記録です。
カリマンタンと聞くと、熱帯雨林のジャングルをイメージしますが、実際は焼き畑農業によって原生林は姿を消しつつあります。インドネシア政府は厳しい保護法律を作っていますが、悪徳軍人や警官が保護区内で狩りをするなど、ひどい状況にあるといいます。
絶滅に追い込まれている動物たちに胸が痛むばかりです。 |
 |
親指はなぜ太いのか
|
島泰三
中公新書
2003年 |
親指がなぜ太いかなって考えたこともないです。手を使う動物の指と歯の形はその動物の食生活に関係あることをいろいろなサルについて調べて解き明かしていきます。そして、最終的には、人間の祖先がどんなモノを食べていたかを推論しています。
とてもおもしろい本です。
|
 |
動物たちの「衣・食・住」学 |
今泉忠明
同文書院
1987年 |
動物の生態、行動を「衣」、「食」、「住」に分けて解説した本 |
 |
ゾウの時間ネズミの時間 |
本田達雄
公新書
1992年 |
動物の大きさと寿命の法則について書かれた本。
「動物の体の大きさに関係なく一生の間に打つ心臓の鼓動の回数が一定」など、とても興味深い内容です。 |
 |
生きものの世界への疑問 |
日高敏隆
朝日文庫
1991年 |
生きものの不思議な行動や進化などの面白い話を集めた本。
この本を読むまで「大きな蚊」が蚊でななくて「ガガンボ」とは知りませんでした。とっても勉強になります。 |
 |
動物エコロジー85の謎 |
春田俊郎
PHP文庫
1992年 |
いろいろな動物の不思議な行動を集めた本。 |