| イギリス旅行(その13 ヒースローでドタバタ) |
| イギリス最後の朝を迎えました。今日はイギリスを旅立ってドイツに入り、ドイツの古都であるバンベルグBambergで宿泊するつもりです。旅行の中間日にあたるこの日が、まさに今回の旅行のヤマ場となっていました。数々の難関が待ち構えています。事前に予想された難関を列挙してみますと、 イギリスを出国できるか ドイツに入国できるか フランクフルトで希望の列車に乗り継げるか バンベルグで宿が確保できるか 難関の根源に私の会話力の無さが有ります。これは今までの旅行で見事に実証されました。これがドイツ語になるとサッパリです。先日まで助けてくれた友人も居らず、一人で全てをこなさなければなりません。私の英語力ですからトラブルは必至です。さてどうなるか、お楽しみです。 ホテルの朝食は6時30分からで、時間が限られていたので開始ぴったりに食堂に入ります。ヨーロッパのホテルは朝食付きが当たり前ですが、私の泊まったホテルは1泊10,000円の大枚を払ったにもかかわらず、朝食に含まれているのはパンとバターとコーヒーorティーだけ。バイキング形式で美味しそうに並べられている料理は4ポンドプラスのオプションとのこと。これからのトラブルに備えて残していた5ポンド弱の小銭から殆どを支払い、オプションの美味そうな料理を口にしたのでした。 しかし、それは恐ろしく不味かった!!。まず口にしたのがベーコンを焼いたもの。私でも夜の酒のつまみに作る、フライパンを暖めて油を引いてベーコンをのせて、といった料理以前の簡単な物ですが、塩のかけ過ぎ、強い火で焼け過ぎで、しかもそれが冷えてベーコンはカチカチに固まって、鮭の塩漬けかと思わせるくらいに塩っからい。他にも何品か皿に盛りましたが、どれも食べられた代物ではなく、4ポンド返せーと言いたいくらいでした。食べられた物と言えば、コーンフレークと牛乳、パンとコーヒー、その程度でしょうか。改めてイギリスの料理の不味さを実感したのでした。 なけなしの小銭を払ってしまったので、手元には90ペンスほどしか残っていません。チェックアウトして地下鉄の駅に向かいます。いまさら両替しても仕方ないので、ヒースローまでの地下鉄のキップはクレジットカードで買います。このあたりはさすがに便利ですね。そして地下鉄のユーストン駅Euston Staからノーザン線Northern Lineに乗ってLeicester Square Staで乗り換えてピカデリー線Piccadilly Lineに乗ってヒースロー空港まで、約1時間ほどの所要時間のはずです。しかしLeicester Square Staで乗り換えた列車が、いつまで経っても発車しない。早口の英語でアナウンスされると乗客が殆ど降りてしまった。放送内容は解らないけど、いままでの鉄道旅行の経験で、トラブルで運転見合わせだと直感します。5分ほど待ったけど動く気配が全く無し。ホームに居る駅員に尋ねます。 Trouble? Yes,sir.〜〜〜 〜〜以降は何を言っているのか解りませんが、駅員の様子ですと長引きそうです。地下鉄で行くことを諦め、先日の駅でみたヒースローエキスプレスで空港へ向かうことにしました。この時点でフライトの2時間前を廻っていました。 立ち往生したLeicester Square StaからPaddington Staまで2回の乗換えが必要で、しかも朝のラッシュにぶつかっていて、重い荷物がいっそう重く感じられます。やっとのことでヒースローエクスプレスが発車するPaddington Staに着いて、今度はキップを買わなければなりません。焦っているので何処で買うのかも解りません。しかも料金は12ポンドなのに、財布には1ポンドも入っていません。やっとのことでヒースローエクスプレスの自動販売機に辿り着き、クレジットカードで12ポンドの運賃を決済して列車に乗り込みました。乗ってしまえばヒースロー駅まで15分、さすがに早いのですが、新しい駅なので空港ターミナルから離れていて、延々と地下通路を歩かされます。気ばかり焦ってしまい、やっとのことでチェックインカウンターに辿り着いた時には出発の1時間前を大きく過ぎていました。 チェックインカウンターに着いた時点では汗だく。これからが予想されていた難関です。パスポートと一緒にチケットを見せればおしまい、という訳ではなくて、係員から質問がありました。それが聞き取れないのです。ゆっくり話してくれるのですが意味が解らない。係員が痺れを切らして、応対のマニュアル?を取り出しました。6ヶ国ほどの言葉で書かれていて、係員が文章を指で指して尋ねます。内容的には、変な荷物を預かっていないか?といった簡単なものでした。もちろん全てNo!。やっとチェックインが終了です。 次の難関はセキュリティチェックでした。私の鞄が見事に引っかかりました。私も一緒に検査機のモニターを見ていたのですが、透かして見た鞄の中身にはパソコンが見事に怪しい物体のように映っていて、検査官が鞄の中身までチェックします。時間が無いのに〜〜、と思いつつ、係官の前で鞄の中身を開けます。 This is personal computer. This is digital camera. 説明をしますが、どうやら問題にされているのは別な物のようです。洗面用具に入れていた無駄毛切り用の小さなハサミが問題のようでした。いかなる刃物は機内持ち込みは出来ないようです。没収された品を見ると、爪切りなども混じっていました。ここまで徹底されるとかえって安心です。 などとやり取りをしているうちに出発時刻はどんどん近づいてきます。搭乗ゲートに辿り着いた時には、既に搭乗が始まっていて待合室には誰も居ませんでした。それでも出発までは10分ほど時間があるようです。先ほどからバタバタと走り廻っていたので、喉が乾いてしょうがない。待合室にはコーラの販売機があったので、それを買う時間的な余裕はありそうだ。財布に残った90ペンス(170円くらいか)を握りしめて販売機に向かった。しかし最低価格は1ポンドであった。私はコーラの代わりに涙を飲んで、飛行機に乗り込んだのでした。 |