| イギリス旅行(その10 Bass Museum) |
| イギリス滞在も4日目、月曜日ということで友人はお仕事、今晩泊るホテルまで一緒に行って早めのチェックイン、そして大きな荷物を預けます。イギリス滞在中にあちこちに付き合ってくれた友人と別れ、これからが一人旅の始まりです。 |
|
今日はイングランド中央部のバートンBarton-on-Trentという街にある博物館、Bass Museumに行く予定です。Bassと聞いてパッと赤い▲印が目に浮かんだ人も居るのではないでしょうか。Bassとはイギリスどころか世界で最も有名なペール・エール(ビールの種類の一つ)の銘柄で、バートンという街はBassの本拠地でもあり、日本の灘のようなイギリスでも有数の銘醸地なのです。そこにある博物館を訪ね、併設されているパブで本場のペールエールを飲んでこよう、今回のイギリス旅行の目的の一つでした。 |
![]() |
|
バートンまでの道のりは、イギリス有数の都市であるバーミンガムBirminghamまで行き、そこで乗り換えです。バーミンガムまでは1時間半、そこから30分ほどで着きます。切符は友人に事前に手配してもらいましたが、バーミンガムまで往復で何と5ポンドという安さ!。一体どういった運賃体系なのでしょう?。イギリスの鉄道は往復すると安くなる、日帰り往復すると更に安くなる、事前に買うと安くなる、などなどの割引制度がありますが、5ポンドとは法外な安さです。ちなみにバーミンガムからバートンまでのローカル列車で片道30分の往復は5.6ポンドと妥当な運賃でした。 |
![]() |
|
イングランドの田園地帯を走ってバーミンガムへ。車窓から見えた運河には、先日に見たナローボートが停泊していました。一面の緑の車窓にナローボートのカラフルな船体が彩りを添えています。大都市の駅らしく機能的なバーミンガム駅で乗り換えて、いよいよバートンへ。乗り換えたディーゼルカーは極めつけに汚れていて、外の景色を眺めるにも難渋します。約30分、バートン駅Burton-on-Trent Staに着きました。駅から赤い▲印のマークを誇らしげに掲げた工場があちこちに見えています。ホームには古いビール樽を使ったBass Museumの案内が有りました。そちらにはBurton-upon-Trentとありました。どちらもトレント川のほとりにあるバートンという意味なのですが、地名と駅名が違うのかもしれませんね。 |
![]() |
|
目的の博物館は駅から歩いて15分ほど、事前に博物館のホームページで確認していたので、プリントアウトした地図を片手に博物館へ向かいます。煉瓦造りの建物と近代的なビール工場の組み合わせの街並みには、麦の香りが漂っています。迷うこと無く引き寄せられるように博物館に着きました。 |
![]() |
|
この博物館、もちろんバスのビール造りの博物館です。日本語のパンフレットがあったので、そちらを手にして展示を眺めます。そうしていると博物館の職員らしい初老の大男が、何やら大声で話し掛けてきます。もしかして間違って立ち入り禁止の場所に入って怒られたのかと思ってビクビクしていたら、どうも違うみたい。案内のレコーダーが有るのに何故使わないのか?、と言っているようです。私が英語が良く解らないのでと告げると、それなら俺が案内してやる!と言ってくれます。好意には甘えることにして、2人で廻ることにしました。簡単な英語をゆっくりと話してくれたので私でも聞き取れます。会話の中で、ビールが好きでBassを飲みに来たんだと話すと、是非ともバーで飲んで行けと言う。ひと通りの展示を案内してもらい、バーの前で握手をして別れました。 展示の中で面白かったのが、馬の厩舎。もともと醸造会社としてのバス社は運輸業から始まったそうで、古き時代には荷馬車用の馬を200頭以上飼育していたとか。現在でも10頭ほどの馬を飼っていて、ホースショーやパレードに活躍しているそうです。馬に代わって使われたのが鉄道でした。造られたビールを鉄道の駅まで輸送するために、工場内には軽便鉄道の線路が張り巡らされていました。当時の街の様子が博物館内で模型で再現されていて、かつ当時の機関車などが展示されています。 他にも原料となる硬水を汲み上げた大型ポンプとか、バートンユニオンシステムと呼ばれているバス独特の醸造装置とか、樽職人の仕事ぶり、といったビール好きには魅力的な展示がいっぱい!、かなりの時間をかけて、博物館を廻りました。 そしていよいよビールを飲みます。やはり古い建物を使ってのレストラン、その奥にバーがありました。私は飲むのがメインなのでバーへと入って行きます。バーといっても店の造りはパブと同じで、バーとパブの違いが何なのか、そんな事は置いておいて、ビールの品揃えをチェックします。この日は7種類のビールがラインナップされていました。全てがハンドポンプで汲み出されるリアルエールで、博物館内にある小規模醸造所で造られています。もちろん赤い▲印のエールもあります。最初はこれにしましょう。 |
![]() |
|
バスのエールは、日本で最も手に入りやすい海外ブランドのビールですが、それ故に日本人好みの味付けになっていますが、ここのバスは純粋なイギリス流。冷えていなくて炭酸が弱くて、日本人には物足りなく感じてしまうビールですが、さすがに美味い!。とても美味い。ビールが本来持っている香りとかコクが奇麗に感じられます。ここのビールを飲んだらイギリスのビールに対する感じ方も変わるでしょう。 つまみもイギリス流のフィシュ&チップス。味のレベルもイギリス流でしたが、それを補い余るほどのビールの美味しさで、最初にラインナップされていた7種類に追加された2種類を順番に飲んで行きました。どのビールもさすが!と言える美味しいビールでした。 下記のWeb Siteを参考にしました Bass Museum: http://www.bass-museum.com/ 英国パブでCHEERS!!内のBass博物館訪問記: http://www.alpha-net.ne.jp/users2/terrys/bass/bassmuseum.htm |