山陰地ビールめぐり(その2) 

さて昼食を兼ねた地ビール訪問も終わり、益田まで各駅停車で山陰の車窓を楽しむことにします。この辺りは山陰でもかなりの奥地、車窓からながめる人家も疎らです。その分、今まで眺めたなかでも、とびきりの日本海を提供してくれます。真夏の五能線を思わせるような車窓が、窓いっぱいに広がっています。

益田から「快速 石見ライナー」に乗車します。キハ28と58の2両編成、しかも原色の装いはマニア心をくすぐります。益田からも相変わらずの日本海の青い海、小さな入り江と小さな漁村、時代に残されたような古い小駅を心地良い速度で通過して行きます。

快適な空調とのんびりとした車窓のながれ、美味いビールの酔いと心地良い揺れ、これだけの条件がそろえば、居眠りするには十分です。うつらうつらして、ふと目が覚めると日本海の青い海、再び居眠り、そんな事を繰り返しているうちに、車窓の日本海はいつの間にか宍道湖に、そして中海に変わって行きます。とても短く感じられた益田からの4時間でした。

米子に着いたのは18時半すぎ、これから夕食を兼ねて一杯やりたいところです。米子から境線で小一時間、余子駅近くに「夢みなとビール」という地ビールがあります。今宵の夕食はこの地ビールレストランでとることにしましょう。

余子駅を降りた頃には、陽もすっかり落ちて辺りは真っ暗。私と同じ列車から降りた客は足早に家路を急いでゆきます。ガイドブックから大体の場所は解ってはいるので、街灯に照らされた寂しい道をレストランまで歩き始めました。幸いに迷うこと無く地ビールレストラン「ビアガッセ」に着くことが出来ました。

この「ビアガッセ」では、飲兵衛には非常に魅力的な企画を行っていました。提供されている地ビール、90分1本勝負の飲み放題が1000円というもの。食うより飲むほうがメインの私には都合が良いですね。飲み易い地ビールに喉を潤し、別に注文した料理を味わいながら、先ほどまで眺めたいた日本海の青い海を思い出していました。

その3に続く
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