イタリア旅行(その12 イギリスのビール)
帰国の日がやってきました。1週間も居るとイタリアにも愛着が沸いてきます。何せ初めての海外旅行ですから私の中でイタリアという国が強く印象付けれています。空港への出発まで時間があったので、地下鉄とトラムを使って最後の街歩きを楽しみました。

ミラノのアルペンサ空港から飛び立ち、イタリアをあとにします。イギリスのヒースロー空港経由で成田へ戻るのですが、乗り継ぎの時間が約2時間ほどありました。女性達は最後の買い物に繰り出します。さて私はというと、空港内とはいえイギリスですから、出発前からやってみたいと心に決めていたことがあったのです。それはイギリス流のビールを味わうことでした。

イギリスといえばスコッチウィスキーが有名ですが、実はビールも多く飲まれています。空港内を歩き回ると、明るい雰囲気の一角にわざとアンティークな雰囲気を前面に出した店が構えていました。これが私が目指しているPUBです。


PUBとはPublic Barのことで、イギリスの居酒屋といった店です。さて今回は1人で中に入ります。薄暗い店に入ると西洋人ばかりで、黄色い肌に黒い髪の東洋人は私だけ、店内の視線が集まります。店の片隅の席に座り、カウンターへビールを買いに行きます。カウンターに行くと、HeinekenやBudweiserといった全世界的な銘柄のほかに、Bass社のPale AleとかGuinessといった日本でも割と手に入るイギリス(ギネスはアイルランド産)のビールが並んでいました。せっかくですからBass社のPale Aleを注文します。注文といっても指を指して‘This one half paint,please.’と言っただけで、日本語で言えば「これをグラスで1杯おねがいします」という意味です。

さて口に含んでみたところの第一印象は「ぬるい」ということでした。ご存知の方も多いかも知れませんが、ヨーロッパ特にイギリスではビールをあまり冷やしません。特にイギリスでは常温で飲むことが多いです。知識としては知っていましたが、初めて口にしたときにはびっくりしました。しかし2杯目3杯目と飲み慣れていくと、イギリスのビールのように香りが綺麗なビールに関しては常温で飲むほうが良いことに気づきます。乗り継ぎの僅かな時間ではありましたが、すっかりイギリスのビールにはまってしまいました。私が行くたびにカウンターのオヤジが私の顔を見て、ニヤッとするのです。言葉は通じなくても、こいつ(私)は飲兵衛だなというのが解ってしまったようです。

さて、日本への帰国の飛行機の時間が近づいてきました。帰国の便は全日空で、搭乗口に行くと日本人ばかりで日本語が飛び交っています。この時点で日本に帰国したような気分になります。長いようで短かったイタリア旅行もこれで終わりです。日本まで10時間ほどのフライトが残っていますが、この時点で旅行を終えることにしましょう。

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