四国・中国地ビールめぐり(その2) 

倉敷から岡山に戻り、瀬戸大橋を渡って四国へ向かいます。瀬戸大橋は何度渡っても面白い路線で、今回も晴天に恵まれて、10分ほどの空中散歩を楽しみました。

さて、四国へ来た目的はもちろん地ビールもあるのですが、それ以上に四国にあるケーブルカーに乗車する為です。私は日本の鉄道全線を乗っていますが、ケーブルカーには未だに乗車していない線が何線かあります。その内の2線が四国の高松郊外にあるのです。地ビール訪問も兼ねて四国に来たのはその為です。

JR高松駅に着いて、5分ほど歩いて高松琴平電鉄の高松築港駅まで歩きました。すると見るからにクラシカルな電車がやって来ました。冷房も付いていない前世代の車両に乗って瓦町まで行って乗り換え、今度はクーラーが付いている現代的な電車です。

     

通称、琴電と呼ばれている高松琴平電鉄の電車に揺られて20分ほど、八栗駅まで乗って、第1の目的地である八栗ケーブルの駅を目指します。炎天下を歩いて20分程の急な坂道を登ったところに八栗ケーブルの駅はありました。着いてみると終電の2本前!、つまり登って下りるだけになります。窓口で往復の切符を購入しようとすると、「登って下りるだけになりますけど良いですか?」と親切に尋ねてくれます。私は乗車することが目的ですから、「かまいませんよ」と応答してケーブルに乗り込みました。


  
おもしろ形をした八栗ケーブルと、クラシカルな屋島ケーブル

山上の滞在はわずか15分ほど、すぐに同じ車両に乗り込んで下山します。ふたたび急な坂道を下って琴電の八栗駅に戻り、次の屋島ケーブルを目指しました。こちらのケーブルは琴電の駅から数分の所にあり、きつい夕方の陽射しを浴びても何とかたどり着くことができました。幸いな事に終車まで1時間程度有るようで、屋島の山頂を散策することができました。

山頂からは瀬戸内海に沈む夕日を眺めることが出来ました。ふたたびケーブルに乗って下山します。この時点でこの旅行の目的の半分が達成させられました。
せっかくですから地ビールも味わって行きましょう。高松には讃州ビールがありますから、再び琴電に乗って地ビールを目指すことにします。ガイドブックに依りますと琴電の仏生山駅から徒歩10分程度、空港へ向かうバイパス沿いにあるようですが、バイパス沿いに歩いても、歩いても地ビールレストランらしき建物は見えてこない。見えるのは一面の田圃だけで、カエルの鳴き声が私の酔狂な行動を嘲笑っているようです。
歩くこと30分ほど、やっと地ビールと看板が立っている建物が見えてきました。夜とはいえ真夏の道路を歩いたのですから汗だくです。何としても地ビールを飲まずにはいられません。


せっかく訪問したのに、閉店までの時間は僅かなようで、簡単なつまみと、地ビール2種類を頼み、乾ききった喉に流し込みます。キンキンに冷えた美味い地ビール、訪問した価値があって、徒歩10分と書いてある昭文社の地ビールマップルを恨みつつ、ブウブウ言いながら田圃の中の道を歩いていたのをすっかり忘れていました。

時間が経つのも早いもので、つまみながらビールを飲んでいると、アッという間にラストオーダー、そして蛍の光が流れ出します。追い立てられるように店をでて、再び田圃の中の道をあるいて仏生山駅まで戻り、琴電に乗って高松駅近くのビジネスホテルに向かいました。

讃州ビール、とても美味いビールだったのですが、さすがに飲み足りない。フロントのお兄さんに、いつも行く飲み屋を教えてもらい、焼き鳥と生ビールが店で再度の乾杯!。これで四国のケーブルカーの乗車を果たし、大いに満足してビールを飲んだのでした。

その3に続く
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