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後がない僕達が勝つにはこれしかない。H君は多分負けてしまうだろう。それなら、少しでもA君を疲れさせる方法をとる。 なんか聞こえは良いが、はっきり言って、球を取りに行くことによって体力を奪おうという作戦。我ながらあまりの計算高さに嫌気がさしましたが、それはそれ。H君頼むよ! (あ、負けてる・・・・・思い切り打つどころか当たってないじゃん。もう、どうしよう。次は誰だっけ??!Tちゃん!!これはダメだ。けどかわいい。いかんいかん。)
僕はアイドルのファンのようです。試合が始まりましたが、A君はTちゃんからどんどん点を奪います。
劣勢を強いられている戦いに、僕のファン心理はいつしか消えさり、苛立ちがこみ上げてきました。
と、ボールを手渡されたその感触には、はっきりと『怒!』がこもっていました。
僕は今もそうなんですが、好きな人に優しくしようとしてもつい厳しくなったり、いじわるしてしまう傾向があります。常々反省しておりますが、初めてそういう自分に気付いたのでした。
A君自信に満ち溢れた声で挑発してきます。
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