西暦2000年はうるう年!?

 今年は西暦2000年ということで、昨年はコンピューターの『2000年問題』があちこちで取り上げられていました。コンピューターが年を下2桁だけを扱うことによる問題は、早くから対応に取り組んだことから、さほど大さな問題は起こりませんでしたね。

 ところが『2000年問題』は他にもあるのです。2月29日の『うるう年』問題です。

 え? うるう年つて4年に一度、西暦の年が4で割りきれる年ですよね? だったら2000年は当然うるう年。何か問題でもあるのでしょうか?

 私たちの使っている暦は、太陽の運行を基準にした『太陽暦』です。この暦では、例えば春分の日は毎年3月21日頃になります。ところが地球が太陽の周りを一周するのに要する日数は365日5時間49分と、日の端数があります。

 1年を365日とすると暦日と季節がずれてしまうため、4年に一度うるう日を追加して1年を366日にする『うるう年』を設けてきました。うるう日は2月29日とし、うるう年には毎回オリンピックとアメリカ大統領の選挙が行われていますね。

 ところでうるう年を4年に一度入れると1年の長さは365日6時間となり、今度は実際の一年より11分長くなってしまいます。そこで暦の1年の長さを実際の1年に近づけるため、次のような工夫が為されています。

(1)うるう年は西暦の年が4で割り切れる年とする。
(2)ただし年が100で割り切れる年は平年とし、
(3)また年が400で割り切れる年はうるう年とする。

 ちょっと分かり難いですが、つまり4年に一度のうるう年だと400年で100回になるうるう日を3回減らして、1年の平均の長さを365日5時間49分としたのです。

 この工夫のため、前世紀の1900年はうるう年ではなく平年とされました。ところが一部でこのうるう年のルールを、(1)と(2)だけと勘違いする人がいて、今年の2000年を平年であると勘違いする人がいるかもしれない、というわけです。

 あなたの身の回りのカレンダーを見てみてください。どこかに2月を28日までとしたカレンダーはありませんか?

 間違ったカレンダーといえば、1997年の春分の日が、本当は3月20日なのに、いつものように21日だとしたカレンダーがいくつかありました。春分の日は(秋分の日も)固定ではなく、毎年の太陽の位置によって変わります。そしてこれからは20日になる年が増えてきます。早速来年の春分の日は3月20日ですので、来年のカレンダーが出たらチェックしてみましょう。

 ところで話しによると、コンヒューターのカレンダー問題は他にも、4月1日の『年度』問題もあるそうです。これもコンピューターのソフトの問題です。

 この他に、コンピューターのハードのカレンダー問題があるのだそうです。これはだいぶ先のことですが、現在のコンピューターのほとんど全てが2038年になると止まってしまうといわれています。これはコンピューターのカレンダーが1970年1月1日からの秒数で作られているため、2038年1月18日になると数えられる限界の数こ達してしまうためです。これを回避する方法は、その日に近づいたら対応したコンピューターに買い換える他ないそうです。まだまだ先のことですが、ちょつとは気に留めておきましょう。

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