下馬地蔵

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 大平町辻中の観音寺入口近くに東向きに安置した地蔵堂がある。昔、地蔵さんがすぐ北を通る道路に面して立っていた頃、馬に乗りこの前を通ると、どうしたものか馬が驚きあばれ落馬する者が多くかったので、村人は地蔵の祟りとして恐れ、ここを通る時は下馬して馬を引いて通る事にした。それで、人々は下馬地蔵と云うようになった。

画像1
お地蔵さんが
道路の方に向いていない


 ある時、旅僧がこの話を聞き。「それは、お地蔵さんの威光に馬が恐れるのだから、その御姿を道から見えなくすればよい」、と教えてくれたので、村人は旅僧の言った通り地蔵を、東向にし堂も作り厚く供養した。
 その後、この門前の道を騎乗で通っても落馬するような事はなくなった。
 

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HP「大平町周辺の昔ばなし」
愛知県岡崎市東部口碑伝説覚書より
(c) Syouichi Masaki,1998 2000,JAPAN
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