セリーヌ・ディオン   1999年1月29日 大阪ドーム
体験レポート

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ツアー・パンフレットと、ツアーグッズとして売られていた2つの "Heart of the Ocean"。

★映画『タイタニック』の一部に触れる想い・・・

  コンサートのオープニングSEは、映画『タイタニック』のサントラの一部をリアレンジしたものだった。そしてアンコールで大ヒット曲の"My heart will go on" の演奏となった。ステージには、タイタニック号の船首部分の手すりのセットが置かれ、セリーヌは真っ赤なドレスで熱唱する。

  そして、ステージ天上部分の大スクリーンには、映画『タイタニック』の名場面が流れる。ペニーホイッスルもシンセサイザーではなく生楽器演奏だ。この部分だけでも、『タイタニック』の全てを愛する私としては、幸せな気分に浸れた。始めて『タイタニック』を観てから1年たった今、ようやく、本物の『タイタニック』の一部に触れられた気がした。セリーヌは、映画『タイタニック』を構成する重要な一員であり、その人をライブで体験できたからだ。

★ステージ、バンド構成・・・

  “ヒューマン・ネイチャー”とかいうコーラス・グループの30分にわたる長い前座の後、15分の休憩を挟んで、19時50分頃ようやくコンサートは始まった。ステージは、大阪ドーム・アリーナ中央にハート型で設けられ、360度どこからでも楽しめるようになっている。このハート型ステージの床自体もディスプレイのような照明になっていて、様々な色で様々な模様を描き出す。

  メンバーは、セリーヌの他、コーラス3人、ギター、ベース、ピアノ、キーボード、ドラム、パーカッションという構成だ。ただし、曲の演奏は、最近のコンサートでよくあるように、コンピュータとの完全同期がなされているようで、ドラマーはきっちりとヘッドフォンをしていた。このヘッドフォンから、コンピュータからの同期リズムが流れるようになっているのだ。そのため、あらゆる照明が、曲のリズムにジャストタイミングで同期している。また、セリーヌは、曲によっては有名歌手とのデュエットもあるが、その場合は、予めその歌手に歌ってもらったビデオとデュエットをした。ライブ演奏とビデオ演奏と同期できるのも、先ほど書いたように、ステージ全体がコンピュータ同期されているからであろう。

  ただし、こういうライブを嫌うミュージシャンは多い。何故なら、ドラマーは自分の体内リズムでドラムを叩くことができないので、非常にフラストレーションが溜まるからだ。私個人的には、コンピュータの見事なまでのジャスト・リズムも好きだし、人間臭いドライブがかかったリズム感覚も好きだ。

★天使の歌声。それを惹き立てる素晴らしいPA

  さて、今回のコンサートで特に気付いたのは、PAが素晴らしいということだ。音が非常にクリアなのだ。大阪ドーム自体が音響効果も考えて設計されたという事もあるが、大阪ドームのこけら落しの "globe" のコンサートに行った時は、Keikoさんのヴォーカルが聴き取りにくかった。セリーヌのコンサートは全体的に音がクリアで、美しいヴォーカルはもちろん、各楽器の音が、まるでCDでも聴いてるように聴き分ける事ができた。

  それにしても、生で聴くと、セリーヌの歌声は本当に素晴らしい。まさしく天使の声だ。その声量と声域は驚愕に値する。聴いていて鳥肌が立つ思いだった。 セリーヌは「大阪ドームは、とても美しい!」と言ってくれていたが、セリーヌの歌声はそれ以上に美しかった。16曲の熱唱も、あっという間だった。

★セリーヌに関わる日本人・・・

  今回のライブでは2組の日本人がかかわっている。1つはオープニングの曲で登場した、大阪住吉合唱団の小学生くらいの20人くらいの女の子達。そしてもう一人は、世界的バイオリニストの葉加瀬太郎(31)氏だ。彼は「トゥー・ラブ・ユー・モア」ただ一曲のために、セリーヌのワールドツアーにずっと参加している。

osakadome.jpg (6259 バイト)大阪ドーム。

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