沈没の原因について(小さな穴が原因〜浸水のシミュレート)

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穴について

  タイタニック号が沈没した1912年当時の事故調査委員会では、タイタニック号は船底に空いた長さ90mの亀裂が原因で沈んだという結論を出しました。ただ、タイタニック号の設計者の一人であるエドワード・ワイルディング氏は、「小さな穴が原因の可能性がある」と主張していましたが、調査委員会には取り上げてもらえませんでした。

kiretsu.jpg (13537 バイト)
当時、『ロンドン・グラフィック』誌に掲載されたイメージ・イラスト

  しかし、1985年にタイタニック号が発見されて以来の調査で、実はタイタニック号の沈没は、ほんの小さな穴が原因であることが判明しました。音波探知のエキスパートであるポラリス・イメージング社社長のポール・マサイアス氏の、音波探知検査の結果、

・船首部分に小さな穴一つ
・第1貨物室に、1.5m〜3mの穴が2つ
・続いて4〜5mの穴
・10mの穴が第三貨物室あたり
・第6ボイラー室あたりに、一番大きな穴

という、合わせても1平方メートルしかない亀裂面積でタイタニック号は沈没したのです。

pole.jpg (11912 バイト) 穴の空いた個所について説明する、ポール・マサイアス氏。

浸水のシミュレート

  1. 合計1平方メートルの亀裂から、毎秒7トンの浸水が始まる。
  2. 衝突から10分で、第1ハッチからGデッキまで浸水。午前0時頃には8000トンの海水が入った。
  3. 0時20分、船首部分は水没まで4.5mを残すのみ。この頃、最初の救命ボート(6号)が降ろされる。
  4. 0時40分、船首は海面ギリギリまで水没。浸水量は、2万5千トンに。発煙ロケットが発射され始める。
  5. 1時40分、状況は更に悪化。機関室にも浸水が始まり、船首部分は完全に水没した。

  タイタニック号の沈没事故を受けて、現在の船の設計において「避難するのに充分な時間浮いていられること」
「救命ボートが定員分あること」というのが重要なポイントになりました。

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