予言?小説『愚行』の話

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  ”タイタニック号惨事のルーツ”のページでも少しだけ紹介させて頂きましたが、タイタニック号そのものが無かった時代に恐るべき予言的な小説が書かれていました。

  それは、1898年にアメリカのアマチュア神秘主義者モーガン・ロバートソン(1861〜1915)が発表した『愚行(Futility)』という短編小説です。元商船員だったロバートソン氏は、当時、船舶がますます大きく速くなっていくにつれて氷山の問題が重要になってきているのに、殆どの人々がそのことを軽視している事について懸念を表明していました。この小説では、イギリスの豪華客船が氷山に衝突して沈没する様が描かれています。しかもその船の名はタイタン号。”タイタン”とは、ギリシャ神話に登場する”タイタン族”という巨人族を指します。神話では”タイタン族”は、神に逆らったとして、破滅に追いやられます。
  なお、ロバートソン氏は、1915年、ピストル自殺で亡くなっています。原因は不明だそうです。
  それでは、以下に、この小説『愚行(Futility)』と、タイタニック号事件との驚くべき相似点について示しましょう。

船名 タイタニック タイタン
船籍 イギリス イギリス
航海の時期 4月 4月
排水トン 6万250トン 7万トン
全長 882フィート 800フィート
最高速度 24ノット 24ノット
積載可能トン 3000トン+乗員 およそ3000トン+乗員
乗客数 およそ2200名 2000名
スクリュー
救命ボート 20(1178名分) 24(500名分)
防水隔壁数 15 19
衝突箇所 右舷 右舷

参照:『タイタニックは沈められた』(集英社)

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