1999年11月19日(金) 11時16分

タイタニック号の遺留品を展示 名古屋テレビ塔で20日から


【愛知県】一九一二年、氷山と衝突し北大西洋に沈んだタイタニック号からの引き揚げ品を展示する「タイタニック引上げ品展」が二十日から来年一月十日まで、名古屋市中区錦の名古屋テレビ塔三階で開かれる。大みそかには九九年最後の十秒間、事故当時に船内で打ち鳴らされた警報ベルが、再び名古屋の夜空に響き渡る。

 「数多くの大事件の中で、魂に語りかけてくるのは真実のドラマ。今回の展示会はそのドラマをたどるものです」。展示会を企画した引き揚げ品を管理しているRMSタイタニック財団(本部ニューヨーク)のマット・テイラー代表は言葉に力を込める。

 八五年の船体発見からこれまでに引き揚げられた遺留品は約四千点。うち世界初公開の百六十点を含む二百四十点が、昨年七月から全国七カ所で公開され、これまでに国内で二百万人を動員してきた展示会は、名古屋での開催で最後。

 日本人ただ一人の乗船者細野正文さん(当時四十一歳)が事故当時の様子から救出されるまでを詳細に記した四千三百字にわたる手記や乗船者の「妊娠しました。会いたい」と書かれた胸ポケットの婚約者からの手紙、家族の写真など、さまざまな人間もようが伝わってくる。

 昨年記録的なヒットとなった映画「タイタニック」は同財団の調査を元に制作された。「ジャックとローズの話はあくまでフィクション。乗船していた四十八カ国、二千二百二十八人の実話を感じてほしい」

 入場料は大人千三百円、中高生千円、小学生八百円、小学生以下は無料。初日二十日の午前十一時から午後一時までと午後六時から八時、二十一日の午前十一時から十二時までは無料。問い合わせはタイタニック・エキジビション・ジャパン=電03(3459)5448=へ。

 

Yahoo!Japan ニュースより。

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