1999年5月23日(日)

米の大ヒット映画「タイタニック」の教訓が生きた

◆沈没船長「タイタニックが教訓」

  二十三日付シンガポール紙サンデー・タイムズによると、マレーシア沖のマラッカ海峡で二十一日に沈没したシンガポールの豪華客船「サン・ビスタ号」(30440トン)のスベン・ハルツェル船長(56)は同紙とのインタビューで、「映画『タイタニック』がヒットしてから、乗組員が避難訓練に真剣に取り組むようになった。
   映画のような事態が自分の身に起こりうると実感したからだろう」と述べ、“タイタニック効果”で乗客四百七十二人の誘導をスムーズに実施できたと述べた。
 船長は「映画とは違って、乗客らが救助ボートに殺到してパニックを起こすようなことはなかった」と胸を張った。
 また、一部乗客から避難前に貴重品などを取りに船室に戻ることを許されなかったと不満の声が出ているが、船長は「(停電で)暗やみの中、船室に戻るのは大変危険だった。乗客の生命を最優先した」と強調した。

読売新聞より

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