1998年11月19日(木) 15時0分

タイタニックビデオ発売延期なし

 全国のCD・ビデオレンタル店が加盟する「日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合」(窪田正人理事長)は18日、映画「タイタニック」のビデオ発売(今月20日)延期を発売元の20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンに求めた仮処分申請を取り下げた。これで、予定通りビデオは発売されるが、予約数500万本に対し、150万本の不足を抱えたまま発売日を迎えることになった。

 同日、東京地裁で同組合とフォックス社、裁判所側が出席して行われた審尋の結果、同組合は「法的、物理的にビデオ発売延期は困難」という理由で仮処分申請を取り下げたと発表。フォックス社が「事態の収拾に誠意を持って対応する」と表明したことで、納入数不足で予想される混乱に対しては双方が協議するとしている。

 同組合は17日、都内で仮処分申請について会見した際、「発売日にビデオを入手できなかった客と混乱になるのは必至。発売元は現場の実情をわかってほしい」と訴える一方で、「抗告や損害賠償などは考えていない。せっかくの大作だからスムーズな市場導入を図ってほしいという願いだ」とも述べていた。同組合では、仮処分申請を事前にフォックス側の最高幹部に伝えたとしており、最初から仮処分はポーズだった可能性は高い。

 仮処分申請の報道が大々的に伝えられたことでビデオが不足しているとの情報が行き渡ったことで、店側はビデオを入手できなかった客に言い訳が立ち、発売側にとっても「ビデオがない」とさらに飢餓感をあおって購買意欲をかき立てられる。一石二鳥のデキレース!?

Yahooヘッドラインニュースより。

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