タイタニック、今度はビデオで”大パニック”
予約殺到で生産間に合わず |
販売店悲鳴。予想の500万本に迫る勢い |
産経新聞1998年11月10日付朝刊より。
日本をはじめ世界で大ヒットしている映画「タイタニック」のビデオに注文が殺到しており、11月20日の発売日までに、生産が追いつかないことがわかった。発売元の20世紀フォックホームエンターテインメントジャパンでは「予想をはるかに上回る人気で、発売日に注文に100%こたえるのは無理だが、生産拠点を増やすなどして、できる限り早く、出荷できるように努める」としている。
昨年12月に公開された「タイタニック」の日本での興行収入は、先月末で、史上最高の254億円を上回っており、現在も記録更新中。ビデオの予約は夏頃から受け付けてきた。同社では、410万本というビデオ売り上げ記録を持つ「もののけ姫」を、大きく上回る500万セットの売り上げを予想していた。が、予約開始とともに注文が殺到。「500万という数字は半年とか1年とかのスパンで予想した数字。予約本数は公表できないが、極めて短期間に500万を達成する勢い」と同社セルスルー本部マーケティング部。
殺到した注文に対応するため、「生産拠点を増やすなどして対応した」が、「発売日に注文に100%こたえることは残念ながら不可能」(同部)という。これについて、一部のビデオ販売店からは「問屋からは注文の3〜4割しか出荷できないといわれている。楽しみにしているお客さんにどう説明すればいいのか」という声も出ている。
しかし、同部によると、「予約した人で、発売日にビデオを入手できない人はごくわずかだと思う。そうした人や予約なしの人も、随時出荷していくので、早い時期に購入してもらえると思う」という。