「泰坦尼克号(タイタニック)」中国に上陸

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※以下は、平成10年4月10日(金)産経新聞の記事から引用。

江主席も「資本主義を知ってこそ・・・」
空前の人気、ラブシーンもノーカット

【北京7日=山本秀也氏】

  今年のアカデミー賞の十一部門を制覇したハリウッド映画「タイタニック」が九日の北京での封切りを前に、空前の過熱人気をみせている。ラブシーンもノーカットが決まり、配給元では派手な宣伝作戦で興行収入の新記録樹立を狙っている。

  作品については、政治局員総出で試写をみた江沢民国家主席が「敵(資本主義)を知ってこそ勝利できる」と感想をもらし、巨額の制作費を投じた拡大投資路線の成功を絶賛するなど話題にことかかない。

  すでに一日から上映が始まっている広州市内では、満場の観客が作品に感激して涙したと伝えられる。

  北京市内では配給元が百万元(約千六百万円)を投じた宣伝や試写会で人気をあおり、新華社電は前売り券はほぼ完売と報じた。

  中国市内の配給元は、北京市内の十八劇場に総額一千万元(約一億六千万円)の収益目標を指示したが、劇場側では目標の二倍達成も可能と、鼻息が荒い。

  中国マスコミもブームに便乗している。中国青年報は、三月下旬に長江(揚子江)で起きた客船転覆事故を一面で「長江のタイタニック」と悪乗り気味に報道。七日付の北京青年報は、タイタニック沈没当時の上海紙を引っ張り出して留学生らしい中国人六人が三等船室で遭難したと伝えた。

  中国での作品名は「泰坦尼克号」。一足早く上映された香港では、広東語の発音から「鉄達尼号」となっており、はからずも作品は「一国二名」となった。

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