ORKNEY (4)
St.Magnus Cathedralはカークウォルの中心に位置する、古くそして由緒正しい教会です。
ツーリストインフォメーションの横にあるのですぐにわかります。
そしてその前の通りはオークニーいちの目抜き通りと呼んで差し支えないでしょう。
ただし日本の基準で期待すると思いっきり肩透かしをくらうことを予め申し上げておきます。
もともとオークニー諸島はシェトランド諸島やアウター・ヘブリディーズ諸島と並んでスカンジナビア諸国(特にノルウェー)の支配を長く受けてきた地方です。
また、オークニー諸島とシェトランド諸島は、1469年にジェイムズ三世のもとに嫁いできたノルウェー王女マーガレットの持参金だったというのですから驚きです。
それ以降これらの島はスコットランドの領地となり、近年になって北海油田の基地となっているわけです。
もし王女がこの島を持参金に持ってこなかったら、イギリスが産油国になることはなかったでしょうね。
そういう歴史的経緯から、内部写真の1には英国の旗とともにノルウェーの国旗が掲げられているのが見えます。
街の雰囲気も地名もそれとなくケルト風というよりは北方的な感じがします。

St. Magnus Cathedral
St.Magnus Cathedralは1137年に建立されました。当時マグナスは従兄弟のホーコンとともにオークニー諸島を治めていました。
しかしマグナスの人望に嫉妬したホーコンは1115年にマグナスを殺害してしまいます。
マグナスの遺体はBirsay島に埋葬されましたが、埋葬されたときに天からの光が降り注いだとされ、ほどなくして奇跡を求める人たちの巡礼地となりました。
やがてマグナスの甥のKol of Adgirが全島を支配下に納めたとき、彼は叔父の栄誉をたたえるために教会を設立し、彼の遺体をBirsay島からSt.Magnus Cathedralに移葬しました。

St. Magnus Cathedral
両翼部分には建立当時の部分が残されています。
外観からはあまりよくわかりませんが、増築や改築を重ねた結果が中に入るとはっきりとわかります。
ステンドグラスは近年作られた物のようですが、聖人や聖書の物語から題材をとった綺麗なものでした。
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