HELENSBURGH


先日テレビでもマッキントッシュの特集をしていましたが、ヘレンズバラには彼の設計による唯一の個人住宅であるThe Hill Houseがあります。 ヘレンズバラは今でも高級住宅街のようで、The Hill Houseに向かう途中にある住宅はすべてdetached house (一戸建て) で庭も広めのものが殆どでした。

Glasgow Queen St.駅からの列車はHelensburgh Central駅またはHelensburgh Upper駅に止まります。Helensburgh Upper駅からの方が近いのですがこの駅はオーバンやマレイグに向かう列車が止まる駅で一日に数本しか発着しません。 Helensburgh Central駅はヘレンズバラの中心にあり、こちらはSPT(Strathclyde Public Transport)の運行でかなり本数は多いです。 ただしCentral駅はクライド湾に面した一番低いところにあり、一方The Hill Houseは緩やかな丘を登りきったとこにあります。それを知らなかった私はまた道を間違えたのではとビクビクしながら30分ほど歩きました。 15分くらい歩いたところにHelensburgh Upper駅がありました。ただし私が行ったのは1994年のことなので事情は変わっているかもしれません。


Town Centerの方向を見る

この写真はThe Hill Houseの前からTown Centre方向を撮ったものです。 一本道なので絶対に迷いようはありませんが、いかにだらだと長い道のりかわかっていただけるのではと思います。 The Hill Houseの内部は写真を撮らせてもらえないので外観の写真だけしかありません。


The Hill House

2枚目の写真の黒いドアは典型的なマッキントッシュのデザインです。玄関はイギリスの住宅には珍しく黒っぽい木材がふんだんに使われていて、木の色合いが日本の古い住宅を思い起こさせます。 照明は控えめなのでやや暗く感じます。(National Trust for Scotlandのパンフレットより)


The Hill House : Entrance

対照的に居間と寝室は白で統一されています。 居間の広い出窓と窓に面した造り付けのソファ特にお気に入りで、自分の家にもこんなソファがあったらいいのにと心から思いました。このソファでだらだらと本を読んで過ごせたらさぞ気持ちいいでしょうね。 この窓の下は庭があってバラなどが植えられていました。そして遠くにはクライド湾が見渡せます。(National Trust for Scotlandのパンフレットより)


The Hill House : Living Room

直線的で抽象的なデザインが多く使われているThe Hill Houseは整然とした印象を受けますが、実際に見てみると心地良い無駄な空間が見つかります。 例えば玄関の写真右手に階段がありますが、この階段の奥にぽっかりと、子供が隠れて遊ぶのに都合の良さそうな狭い空間があります。 もともと置き物でも置くように作られていたのかもしれませんが、昔は小さな子供がこの辺で遊んでいたのではないかと思えるような心地よい空間でした。
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