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10月4日(水) オーバン

話は前日に戻って、A World In Miniatureがボツったとわかったときにインフォでパンフレットをいろいろと拾ってきた。次の日のお天気も悪そうだったので、ツアーに参加して久しぶりにアイオナ島に行こうと思い立った。スタッファ島にも行きたかったけどほぼ一日がかりのツアーになってしまうことと経済的な理由から見送ることにした。いつかはスタッファ島に行ってパフィンを見たいなあ。

次の日も天気はあまり良くない。風はそれほど強いとは思わなかったが雨がパラついていて外を歩くにはちょっと…な天気。
朝食は朝の9時。が、朝の9時から準備を始めるので焦ってしまった。のんびりした宿だなあ。先に出発できる準備を全部しておいてよかった&中心に近い宿でよかったと思いつつチケット売り場に行った。 チケット売り場のおっちゃんはとても愛想のよい人だった。何をどう見たのか知らないが、私が学校の先生に見えたらしい。いまだに謎である。チケットを買った後、雨合羽を買おうとフェリー乗り場の反対方向に向かった私を見て、わざわざ追っかけて来てフェリー乗り場の方向を教えてくれた。もちろんフェリー乗り場は知ってましたが(^-^;。

ツアーといっても乗り物とちょっとしたガイドがついているだけで実質は単独旅行と同じだった。アイオナで2時間ほど自由時間があり、夕方の5時にはオーバンに帰ってくる。約40分間フェリーに乗ってマル島はクレイグニュアに到着。結局オーバンでは合羽を買う時間が無かったのでクレイグニュアのインフォメーションで合羽を買った。本当は使い捨てのチャチなのでよかったんだけど。
すぐに待っていたバスで1時間半ほど乗るとフィンポートに着く。アイオナ島はフィンポートの対岸に本当に近くに見える。バスの中ではドライバー兼ガイドのおじさんがジョークを交えながらひっきりなしに喋っていた。内容はマル島の地質や歴史、点在する見所など。でも私にわかるのは半分くらい。やたらウケていたおばちゃん集団がいたけど、いったい何だったのかは謎。『世界で一番小さい郵便局』というのはわかった。確かに小さかったけど、ホントに世界一なの?
ハイランドキャトル
道路が狭いのでまばらな対向車とすれ違うときは一旦止まらないといけない。車よりも多かったのが道路を悠々と歩くハイランドキャトルたち。牛が道路にはみ出す度に運転手さんは止まってあげていたけど、中には1頭や2頭、轢かれたのがいたんじゃないかと思った。車もただじゃ済まないと思いますが。

フィンポートにつく少し前に運転手さんが「アイオナ行きはキャンセルになった。フィンポートで引き返す」みたいなことを言っていた(ような気がした)。ぼーっとしていたのもあるがヒアリング能力の低さのせい。実際にフィンポートに着くともの雨と強烈な横風が吹いていた。フェリーが近づいてくるのが見えて、ひょっとしたら船が出るんじゃないかと期待したが、その船も横風にあおられてなかなか着岸できないでいる。本当に船体が左右に大きく揺れていた。マル島とアイオナ島の間の海は浅いけれど、これだけ荒れていたらさすがに危険だ。逆に浅いからこそ危険だったのかもしれない。
桟橋近くの売店でやや疲れた様子でお茶を飲み、帰りのバスが出るまで時間をつぶしている人たちを見て、じわじわと「がっちょーんΣ( ̄△ ̄;)」な気分になってきた。まったく呪われておる…。

こんなに近くに見えるのにアイオナには行けなかった。最初フェリー会社の事務所には手書きで「悪天候のためアイオナ行きのフェリーは運行を見合わせています」と書いてあった。帰りのバスに乗る前にもう一度見たら 「アイオナ行きのフェリーはキャンセルされました。天候の回復次第では運行が再開されるかもしれませんが、悪化した場合島から戻ってこれない可能性もあります」と変わっていたのにウケてしまった。オーバンに泊まってなきゃギャンブルしてもよかったんだけど…。

向こうに見えるのがアイオナ


どこから見ても最高にグレグレの一日だったけど、捨てる神あれば拾う神あり(?)、この日は楽しみにしていたBBCの"The History Of Britain"のヘイスティングスの戦いの回だった。1066年のヘイスティングスの戦いでサクソンの支配は終わりノルマン人がイングランドの支配者層にとって代わった。『修道士カドフェル』の舞台となった時代はノルマン・コンクェストから約70年後のことである。
番組は、サクソン最後の王となったエドワード証誓王時代の背景から始まり、歴史的事実のreconstruction(再現)を交えつつウィリアム征服王の最期までを網羅していた。ウィリアムと戦って敗れたサクソン最後の王ハロルドの愛人がハロルドの体(頭部は切り離されていた)を探すくだりの話や、バイユー・タペストリーに意義の裏を読み解いたり、寂しかったウィリアム征服王の臨終など、これまで知らなかったいろんな事実を知ることができた。とっても面白いので日本でも放送してくれないかしら。

結局この日の良いことはこの番組だけ。明日はどうなることやら…。

港から見たMacCaig's Tower。ひゅるりら〜(T_T)。



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