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10月1日(日) グラスゴー → インヴァネス

★このページにはおまけがついてます。探してみてね♪

グラスゴーに着いたのが夜の9時過ぎだったので次の日の予定も下調べも何もしていなかった。そして今日は日曜日で、電車もバスも本数が少ない日だ。昨晩はそれでも根性で洗濯をした。生乾きだったものは備え付けのドライヤーで無理矢理乾かした。この季節、ヒーターが入ってたり入ってなかったりするのでこういう時にドライヤーは便利だ。

グラスゴーには自分で定宿と決めているB&Bやゲストハウスが何件かある。シングルだと25〜30ポンド割高だけどツインで泊まればおそらく20〜23ポンドくらいだし、宿のロケーションからしてお得なのではと思う。この時は1ポンドが160円くらいだったので朝食付30ポンドでも5000円しないのだけど、しみじみ贅沢になったもんだなぁと思った。10年前は1ポンドが270円くらいだったので15ポンドの安宿でも大枚はたいたような気持ちになった。
7年前に初めてスコットランドに行ったときに泊まった一番安い宿はスカイ島の10.5ポンドのB&Bだった。引退したおばちゃんが空き部屋を貸しているという風情の宿で中心からもちょっと離れた丘の上にあって、部屋にはテレビはおろか洗面台もなかったけど、枕元にはおばちゃん手作りのお菓子やサンドイッチが置いてあって感激したものだった。

  

インヴァネス城からCathedralを見る とりあえず、グラスゴーからまっすぐ北上してインヴァネスに向うか、東側に向かいオーバンに行くかどっちかにしようとだけは決めていて、前日に時刻表を調べて決めるはずだった。が、昨日一日ですっかり「やさぐれ」状態になっていた私は、コーチステーションに着いた時に最初に出るバスに乗ればいいや〜という気分で日曜日の静かな街中をてれてれと歩いた。宿からコーチステーションは徒歩15分。入り口にはお馴染みBig Issueを売るホームレスの若者がいた。が、セールストークがイマイチだったので買わずにそのまま中に入った。と、目の前のコーチには"INVERNESS"の文字が! あわてて時刻表を確認するとこのバスは9時15分発。そして現在時刻は9時10分。ラッキー!(^▽^)

しかしこのバスは長距離(約4時間)。食べ物も飲み物も新聞もなしで乗るのは辛い。でも売店に行っている間に出ちゃったらどうしよう! そこでバスのところにたむろしている運転手と思しきおっちゃん達に「ちょっと飲み物を買って来たいんだけどー」と言うとおっちゃんらは「大丈夫。バスの運転手もコーヒー飲みに行ってるから。でも急いで行っておいで!」と言われて売店へダッシュ。おっちゃんら運転手じゃなかったのか。ジュースとチョコとクリスプスと新聞を2種類引っ掴んで慌てて戻ると運転手さんはまだ戻って来ていなかった…。

インヴァネスへの道中は何事も無く過ぎた。途中ピトロッホリーで目が覚めた。留学していたときに学校のexcursion(遠足ですな)で来たけど、なんだか更に小奇麗になっていた。ツーリストインフォメーションも真新しくて立派だったし。ここもまた自然が綺麗な所で、近くにはスコットランドで一番小さな蒸留所Eduradourがある。赤い屋根と白い壁の可愛らしい蒸留所だ。
ピトロッホリーはかの夏目漱石が英国留学中にノイローゼになり、療養に来た場所としても知られているが、文学には全く縁が無いのですっかり忘れていた。それよりもショッピングセンターが目についてしょうがなかった。次にはここで降りてみよう。
  

午後2時頃バスはインヴァネスに到着。これまた勝手知ったる街なので(小さいし)、とっととツーリストインフォメーションに行く。宿探しの手間を省くためにインフォに行ったのに、係りのねーちゃんのやる気がゼロのようだったので自分で探すことになった。「どの辺がB&B街ですか」と訊いて、地図の殆どを丸で囲んだのがやる気なさの証拠なり。
そして以前泊まった宿のあたりをぐるぐるしたもののシングルがなかったり、高かったり、誰もいなかったりと宿が見つからないままトボトボと歩きつづけた。荷物(推定6kg)が肩にずしりと重い…。

それでも1時間近くうろうろした甲斐あって最後に見つけた宿はシングル18ポンドととてもお得だった。朝食はたっぷりのフルスコティッシュブレックファストで、シャワーとトイレはついてないけど部屋のすぐ隣にあって独占だったし部屋は狭くても清潔でテレビもあった。余談になるが荷物を置いてから街に出て戻ってくると水道管工事をしていて庭が掘り起こされていたので驚いた。
そんなこんなで落ちつくまでに時間がかかったので、この日は情報集めと街の中をゆっくり散策するのに費やすことにした。手始めに川べりをのんびりと歩いた。ネス湖へと続くネス川には大きな橋がいくつもかかっているが、その間にひとつだけ歩行者専用のつり橋があるのに気づいた。両岸には川に面してベンチがいくつも置いてあって、新聞を読んだり友人とのんびり話している人達がいる。つり橋は人間2人が並んで歩けるくらいの幅があり、歩くと足元がすこし揺れているのがわかった。

  
インヴァネスの警官。特に意味なし。しかしなじょしてイギリスの警官はいつも二人(以上)一組で話しながら歩くのだろう。
のんびり歩いているのは市民だけではない、お巡りさんもこの通り。一応巡回中なのか。同僚とぷらぷら歩きながら話しをしている。のどかな光景である。

先ほどのつり橋を渡った向こう岸にはTESCO(スーパー)があった。今までは街の中心にあるMarks & Spencerしか気づかなかったのでこれもラッキー♪ 私はTESCOのにせチョコクロワッサンが大好きである。イギリスには日本で言う菓子パンの類はあまりないのだけれど、このチョコクロワッサンは菓子パン風。これに美味しいコーヒーがあれば言うことなし。
TESCOよりちょっと遠くまで歩いてみたが、そこは普通の住宅街とパブがちょこちょこ、という雰囲気だったので再び街の中心に向って歩く。橋を渡ったところで右に折れ、インヴァネス城へ。
インヴァネス城には入れなかったので、高台になっていて見晴らしのよい場所から川岸を眺めた。インヴァネスに来ること?回目にして初めてフローラ・マクドナルドの像を見た。どっかからの旅行者だろう、若者2人がフローラの像を写真に撮っていた。私は撮らなかった。

ベンチに座って明日の計画を考える。どこに行くかずっと迷いっぱなしだったが、とりあえず一度も行ったことのない所にしようと決めエルギンはパスすることにした。フォート・オーガスタスに午前中に行けば3時出発のコーダー城&カローデンツアーに間に合う。明日は充実した一日になりそうだ…とこの時はそう思っていた。
今日は「笑える不幸」がないって? まあそういう日があってもいいでしょう(^-^;

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