主要登場人物紹介

使用上の注意:記載内容がネタバレになっている可能性があります。注意して読み進むか、読んだ後で記憶を抹消して下さい(笑)。
実在した人物については★印をつけました。


カドフェル修道士(Brother Cadfael)

ウェールズはトレヴリュー(Trefrew)出身の修道士。典型的なウェールズ人。14歳で故郷を離れ、その後第1次十字軍に参戦し十数年を聖地周辺で過ごした後、40歳を過ぎてから修道士となった。ずんぐりむっくりで逞しく、背はさほど高くなく、丸っこい鼻と日に焼けた顔をしている。
特技は薬草の栽培とそれを使った治療。謎解き。修士会での居眠りも得意。

ヒュー・ベリンガー (Hugh Beringar)

シュロップシャー北部に荘園を持つ騎士。シュロップシャー副長官で後に長官となる。背もさほど高くなく痩せているが、知恵も回り腕も立ち、見た目に騙されると痛い目を見る。登場時は20代前半だった。30歳以上離れているカドフェルと大の仲良し。
「眉がはえぎわにくっつくくらい」に眉を上げられるそうだ。是非見てみたい。 ※「はえぎわ」は誤訳でした orz



★ ヘリバート院長(Abbot Heribert)

第1話から第3話までシュルーズベリ大修道院の院長。平和主義者だがややだらしなく、打ち続く内乱にやや厭世主義的になっていた。カドフェルが修道士になったときは副院長だった。

★ ラドルファス院長 (Abbot Radulfus)

ヘリバート院長の次の院長。規律を重んじ、自分にも他人にも厳しいが決して厳格一辺倒ではないなかなかできた人物。教会と聖職者の務めを第一に考えているが柔軟性もあり、俗界の人間に対する思いやりもある。

★ ロバート副院長(Prior Robert)

ノルマンとウェールズの両方の家系の血をひき、背が非常に高く神々しい容貌を持つ。野心家で修道院長の座を虎視眈々と狙っている。結構神経質で秩序が乱れることを極端に嫌う。
(ネタバレ)歴史的資料によれば、ロバートは80以上まで長生きし、めでたく (笑) ラドルファスの次の院長になったそうです。(ここまで)

ジェローム修道士(Brother Jerome)

小説中でも「副院長の腰ぎんちゃく(笑)」と言われている。小男で痩せていて足が短い。修道院内の噂に敏感で立ち聞きなんかもしょっちゅうしている。得意技は副院長への告げ口。典型的憎まれ役か?



★ スティーブン王(Stephen of Blois)

ウィリアム征服王の娘アディラの息子で先代の王ヘンリー1世の甥。フランスのブロワに生まれたのでこう呼ばれる。小さい頃からヘンリー1世の覚えもめでたく可愛がられていた。スティーブンとマティルダの争いにはヘンリー1世も責任大だと思うがどうだろうか。治世の殆どを戦争に終始した。実は女帝マティルダはスティーブンのことが好きだったという噂もある。

★ 王妃マティルダ(Matilda, Queen of England)

ブーローニュ伯ユースタスの娘。スコットランド王マルカム3世の孫にあたり、女帝モードとは従姉妹の関係になる。王妃マティルダもこれまた女傑で、政治的手腕では夫スティーブンを凌いでいたと言われる。夫が捕虜の間は軍を指揮し、ロンドン市民を懸命に説得して女帝マティルダの戴冠を阻止した。

★ ヘンリー司教(Henry of Blois)

ウィンチェスター司教。スティーブン王の弟。風見鶏のような性格。

ギルバート・プレストコート(Gilbert Prestcote)

スティーブン王がシュルーズベリを攻め落とした後に執行長官になった。妻と娘と小さな息子あり。公正ではあるがやや融通がきかないタイプ。



★ マティルダ/モード(Empress Maud or Matilda)

先代の王ヘンリー1世の娘。スティーブンは従兄弟にあたる。12歳で神聖ローマ帝国国王のハインリッヒ5世に嫁ぐも11年後にハインリッヒ5世が亡くなり、後継者問題に頭を悩ませていた父親に騙すようにして連れ戻される。が、やっぱり女王では不安だと感じた父によって年下のアンジュー伯ジェフリーと無理矢理再婚させられ1子ヘンリー (後のヘンリー2世) を儲ける。性格に難ありと言われているが、よくよく考えてみると結構気の毒な人かも。モードはノルマン語読みの名前。

★ グロースター伯ロバート(Robert FitzRoy of Caen, Earl of Gloucester)

ヘンリー1世の庶子。FitzRoyというのは「王の息子」という意味。女帝側の最大の功労者。彼がいなければ女帝軍はあそこまで戦えなかった。
(ネタバレ) 小説の20巻に出てくるロバートの息子フィリップは実在しました。私の読んだ本 (The Reign of King Stephen) によれば、第2次十字軍に参加後イングランドには戻らなかったそうです。(ここまで)



簡単な系図

    《イングランド》                    《スコットランド》

    ★ウィリアム征服王                    ★マルカム3世
 _______|__________        _________|_________
|   |     |       |       |      |           |
○   | ★ウィリアム2世 ★ヘンリー1世 = マティルダ  メアリー = ユースタス ★デヴィッド1世
    |                  |             |                 
  アディラ = スティーブン        |             |
       |               |             |
    ★スティーブン ====================== マティルダ
                       |
                    ___|__
                    |     |                   
                ウィリアム    モード = (1) ハインリッヒ5世
                               (2) アンジュー伯ジェフリー
★印は王位継承者

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