| 「潮風のサラ/冬の終わり」 Sarah, Plain and Tall: Winter's End (1999) 米 |
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このドラマは最初の「潮風のサラ」を観たときから、大のお気に入り。サラの自分の人生は自分で切り開く力強い生き方に、とても惹かれます。前作2作の感想はおいおい載せるつもりでいます。今回はちょうどテレビ放送されたばかりのこの作品から。前2作で、ジェイコブ、アンナ、ケイレブと信頼と愛情の絆で結ばれて、真の家族となったサラ。今ではウィッティング家のかけがえのない存在となっています。そして、ジェイコブとの一粒種キャッシーも誕生しているのです。多感な少女だったアンナは美しい女性に成長し、町の医者ハートレー先生のもとで優秀な看護婦として働き、先生の息子とは親も認める恋人同士。その彼は従軍中です。小さなケイレブもたくましく成長し、父を助けて農場の仕事もこなしています。順調な生活を送るある日突然見知らぬ来訪者が…。それが、ジャック・パランス。登場してきただけで曰くありげな怪しいおじさん。私の予感どおり、彼は死んだはずのジェイコブの父親だったのです。 初めてこの番組を観たとき、あのグレン・クローズとクリストファー・ウォーケンが夫婦役で、しかもカンザスの農場の話、と聞いていたので、どんなふうになるんだろうとドキドキものでした。そうですよね。だって、この二人ですよ。とても普通の人を演じる二人じゃないでしょ。その不安は観てすぐに解消されましたけど、今回はウォーケンの父親役にジャック・パランスとは! この絶妙な配役に思わずにやりとせずにいられないじゃないですか! すごすぎる! 冬の終わりでは、ジェイコブが死んだと思って忘れようとしていた父親、その父親は少年の日に何も言わずに家を出ていったのですが、彼との確執や和解がテーマとなっています。自分の家はここしかないのだと悟って、愛する息子の姿をもう一度見たいと農場を訪れた父ジャック。父を拒絶するジェイコブ。ここでもサラは持ち前の率直さと飾らない態度で活躍します。 私が印象的だったのは、ジャックが家を出る前の話をサラに打ち明けた時のシーンです。どうしようもできない状況に陥った夫婦、家族のすれ違いや意地の張り合いの中でジャックはジェイコブに何も告げずに出て行く。サラはとても冷静な目で言います。「困難な時ほど、愛だけじゃ乗り切れない気がする。忍耐とか信頼がないと…。どんなにつらいときでも自分の愛する人はきっと側にいてくれると思わないと…」。この言葉は、サラ自らの経験からの言葉でもあると思います。そして、実際、それが本当なのでしょうね。全く別の環境で育った男女が、恋愛関係のときならいざしらず、結婚して一緒に住み生活をしていくとなれば、その現実の中では「愛」だけでは生きていけないのが真実かもしれません。それが理想でも。サラ自身の経験であり、願い・希望でもあり、また今現在ジェイコブとの間に自覚する共通の思い。それは、どんな夫婦にも家族にも言えることであり、心から願う本当の思いですよね。 今は自分の家族を持つ身となった私には、いたく心に響くものがありました。多分、独身時代であったならば別の思いを抱いたかもしれません。全く、かくありたいものです。 さて、今回もまた、前作同様、ケイレブがとても活躍してくれます。張り切るというのではなく、彼はほんわかムードなのが実にいいです。要チェックですよ。 写真は、前列左から、ケイレブ役のクリストファー・ベル、キャッシー役のエミリー・オスメント、後列左から、アンナ役のレキシー・ランドール、サラ役のグレン・クローズ、ジェイコブ役のクリストファー・ウォーケン |
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