<<妖魔夜行用シナリオ>>
<ネット妖怪の誕生>
<はじめに>
このシナリオをやる場合、最低1匹のジャックインできる妖怪がいた方が
良いです。(NPCで良い。)
あと、オーラ感知が出来るものが最低一人は必要です。
<事件>
最近、某市内(都内)でインターネット中に昏睡状態に陥ると言う事件が
起っています。全員、家族、友人等に発見されて病院に収容されて
いますが、原因はまだ特定できていません。
年齢は、10代前半〜30歳ぐらいまでの人が殆どで、ある時期を境に
突然起っており今の所、某市内(都内)だけでしか起っていません。
<導入方法>
まず、事件の事をニュースもしくは、NPCとの会話でPCに伝えて下さい。
1.昏睡状態になった被害者の友人(or恋人)が助けを求めてくる。
(例1)神社などに友人(or恋人)が被害者の回復祈願にくるのを聞く
(例2)公園等で、かなり落ち込んでいる人物を見かける
(例3)最近できた、インターネットクラブ(低料金でインターネットができる。
お店で、店内には20台のパソコンが置いてあります。)
で、PCの目の前で倒れる。画面を見てもURLエラーが表示されて
いるだけです。他の人も、彼(or彼女)が開いていた画面は見ていません。
URLに記録は残っていますが、そこにアクセスしてもURLエラーが
出るだけです(URLエラー/そのアドレスのページが見つかりません)。
2.ネットの中で生活している妖怪から微かな妖気を探知したが場所が特定
出来ないなどと言う情報を得る。
(例1)今まで行けていたとこに時々、行けない事が有った。
(例2)微かな妖気を含んだ情報をキャッチし、たどってみたが途中で
突然、消えてしまった。
3.PCと知り会いの人、またはその友人などが被害に遭う(昏睡状態になる)。
<真相>
真相は、新しいネット妖怪の仕業です。
彼はまだ誕生したばかりで、感情は持っていません。
彼を誕生させたのは、熱心なTRPGゲーマーの思いです。
インターネットでTRPGなどをやっている全国のゲーマー達の剣と魔法の世界で
活躍したい、暮らしてみたいと言う思いがネットの中で集まり新たな妖怪が誕生しました。
被害者達は、いつもの様にネットサーフィンをしている時に、偶然、ネットRPGのサイト
を発見します。(本当は、妖怪が彼らの思いを実現させるために呼び寄せたのです。)
そこは、インターネットで誰でもタダで参加出来るTRPGをやっているサーバーです。
しかし、本当はそんなサーバーは存在しません。(隠れ家の一種だと思って下さい)
ですから、TRPGに興味が無い人が同じURLにアクセスしても、そのサーバーは
見つかりません。(存在しないと言う答えが返ってきます。)
ゲームをスタートした瞬間、被害者達の意識はネットの中に吸い込まれて、
彼らは本当にその世界の住人となり、今でもそこでTRPGの冒険者として活躍しています。
その為に、体の方は昏睡状態となっているのです。(ジャックインしているような状態です。)
この妖怪に悪意は有りません。誕生したばかりで、感情は有りませんから。
単一の目的のために存在する人工知能みたいなものです。
(プログラムの処理能力は相当なものですが。)
今の所、某市内(都内)にしかその力は及んでいませんが、放置しておけば
だんだんと範囲が広がって行き、最終的にはネットでつながっている全世界に
広がって行く事になるでしょう。
<情報>
(1)被害者のパソコンの記録を調べた場合。
皆、最後にアクセスしたURL(アドレス)が同じ事が分かります。
URL 「http://www.yynettrpg.com/」
です。しかし、熱心なTRPGゲーマー以外がアクセスしてもURLエラー
で、そのページは見つかりません問いうエラーが出ます。
(2)被害者について調べた場合
みな、熱心なTRPGゲーマーでよくコンベンションに出かけたり、
自分でサークルを作り定期的にTRPGをやっている人物です。
当然ながら、全員自分のパソコンを持っており、インターネットを
やっています。
また、部屋にはTRPG関係の本屋ルールブック、資料やフィギアなどが
大量に有り、おそらく自分の自由に出来るお金の殆どをTRPG関係に
使用している事も分かります。
(3)被害者の知人から話を聞いた場合
最近、ネットRPGをやっているサーバーを見つけて、今度参加して
みるつもりだと言う話を聞いた日に、被害者が意識不明の重体に
なったと言う話が聞けます。
当然、そのサーバーの事はゲーマーの間で密かに噂になっています。
そして、危険だからそのネットRPGに参加しないほう良いと言う噂が。
警察などに申し出たものもいますが、警察の方で調べても当然、
そのサーバーは見つからず、悪質な悪戯と決め付けられてしまいました。
その為に、ゲーマーの間でだけその話は伝えられ、ある程度被害の
侵攻は押さえられています。
ただ、中には知らなかったり、信じなかったり、興味本位で参加して
しまう様なゲーマーが被害に遭っています。
<ネットに侵入>
問題となっているサーバーの存在が、分かった後そのサーバーに
アクセスするには、熱心なTRPGゲーマーの協力が必要です。
一旦、接続してしまえばネット(ジャックイン)に侵入する事が出来る
妖怪なら侵入可能です。
侵入すると、そこはファンタジ−世界が広がっています。
オーラ感知できる妖怪が見れば、そこにいる人が犠牲者なのか、
NPC(妖怪が用意したこの世界の住人)なのか見分ける事が出来ます。
また、ディスプレイにはウルティマオンラインの様な画面が展開して
いるのを見る事が出来ます。この時も、オーラ感知を持っているものが
入れば、犠牲者とNPCを見分ける事が出来ます。
ゲーマーがアクセスした後に、PCが変って参加申し込みを行えば、
ネット妖怪が作ったファンタジーの世界の中に入る事が出来ます。
<ネットの中>
参加申し込みお行い、ネットの中に侵入するとそこは典型的なファンタジー
の世界で、何も無い荒野に出現し、いきなりモンスターに襲われます。
PCは能力はそのまま使えますが、妖怪の姿に戻ってしまっています。
それ以外の姿をとる事は出来ません。ここは新しく誕生した妖怪の
管理する世界ですから。
もちろん、人間変身ではなく人間そっくりの特徴の者はそのまま人間
の姿ですし、化けるの妖術や幻術で人間の姿をとる事は出来ます。
また、門などの特殊な移動関係の妖力は使えません。
現実の世界では有りませんから。
ただし、ジャックインの妖力が有るものは何処にでも、好きなように
移動できます。(プログラムの書き換えは無理。あいても妖怪ですから。)
モンスターを倒した後、しばらく移動すると町が見えてきます。
町の中心付近は小高い丘になっておりその上に大きな城がみえます。
町に近づこうとすると、人の姿が見えてきますが、最初にPCに気がついた
人(NPC)は「モンスターだ!!」と言って逃げてしまいます。
追いかけた場合、追いついた所でその人(NPC)は血を吹き出して
倒れてしまい、それを他の複数の者に目撃されてしまいます。
そして、町の人(犠牲者、NPC両方。)に狙われる事になります。
町の住人を殺した凶悪なモンスターとして。
ちなみに、犠牲者達には犠牲者達は自分達の理想の姿に変ってい
ますから、見分けはつきません。
NPCと会話を行っても、普通の人間と変らない反応を示します。
オーラ感知が有れば、犠牲者かNPCかは見分けがつきます。
犠牲者と話をすれば、現実の記憶も持っていますので、見分け
はつき自分の冒険の話や、手に入れたアイテム等の話で
犠牲者同士盛り上がっています。
但し、皆この世界に残りたがっていますので、説得には応じません。
逆にひつこく説得しようとすれば捕まえられて、役人に引き渡されて
しまいます。(人間用の牢なので、妖怪なら脱獄は難しくありませんが)
この事に関しては、ある程度意識を操作されています。
そのため、誰も帰りたいとは考えていません。
それに、この世界ではファンタジーの冒険者の能力を持っていますから、
高レベルの冒険者ならば、人間と言えどその戦闘力は馬鹿に出来ません。
この後、国王がPCたちを退治した者を王女の花婿、もしくは王子の花嫁
にすると言うよなおふれが出されます。(別に莫大な賞金が懸けられるでも可。)
PC達は冒険者に狙われる事になります。
PC達がどうしているか迷っていると、
一人だけ、TRPGにはまっている妖怪でこの世界に来ているものがいます。
当然、彼(彼女)は人間の姿をしており、PC達に密かに接触してきます。
PCの正体を知っているものが犠牲者となっている場合は、その人物が
接触してきます。
そして、この世界が国王を頂点とした世界で今の所人の住んでいる所は
この町しかいない事など、この世界について色々教えてくれます。
主に冒険者が依頼を受ける斡旋所もあり、斡旋所は国営のものです。
PCが気付かない様なら、国王が怪しいと言う事に気付かせて下さい。
国王にはある程度、この世界を創造する力が有る事などを伝えて。
例えば、大きな冒険を成功させて貴族に列せられ国王から大きな屋敷を
与えられた者もいますが、屋敷は初めから有ったものではなく、今まで何も
無かった所(丘の斜面の空き地)に屋敷が突然出現したりとか。
この世界に何か突然出現する時には、必ず国王が関わっている事を
PCに伝えて下さい。
<ラスボス>
この世界の最高権力者である国王がこのネット妖怪のこの世界での姿です。
本体は、この世界全体ですが国王を倒せば殆どの力を失って、
この世界も崩壊し、犠牲者も元の世界に戻ります。(記憶は残っていません。)
城には、近衛騎士や魔法使い、兵士などもいますので、PCの敵となるのは
そう言った人間です。犠牲者かどうかはオーラ感知で見分ける事が出来ます。
最後の戦いは、謁見の間で行われ、この中には犠牲者はいません。
国王とNPCの近衛騎士、魔法使い、司祭、忍者、等の高レベルの
者達が待ち受けています。
謁見の間ではまず、護衛の者を倒さないと国王には手を出せません。
なぜなら、それがこの世界でもお約束だからです。
(あんまり戦闘を多くしても仕方有りませんから、戦闘は謁見の間
だけにした方が良いかもしれません。)
<エピローグ>
ネット関係の妖怪の力を借りれば、この新しく倒した妖怪をインターネット
に接続していない、コンピューターに写してやつ事も出来ます。
まだ、彼は誕生したばかりで感情も無く、当然、善悪の区別もありません。
彼はただ、多くのTRPGゲーマー達の思いに答えて頂けなのですから。
それを破壊するっために来たPC達は、倒すべき敵として単純に認識
されていたにすぎません。彼の作った世界を守るために。
ネットに繋がれていないコンピューターに移された後は、人口無能に
言葉を教えるように、いろんな事を教えて行けばきっと新しい仲間に
成長してくれるでしょう。ただし、彼の能力、記憶量は移されたコンピューター
の性能に制限されますから、なるべく処理能力が高く、ハードディスク容量の
大きな物にしてやらないと、それ以上成長できません(笑)。
END