< 魔 道 機 械 >


魔力を動力源として動く道具・機械の総称です。
古代に作られた物で、遺跡などの発掘品が殆どでしたが、1部の者達がその制作に成功しています。
但し、その殆どが軍事目的のもので、まだ粗悪なコピー品でしかなく、発掘品には遥かに劣る物です。
それでも、現在の人々にとっては十分に脅威となる物です。
発掘されたものの大部分は、年月が経ちすぎ既に壊れており研究対象になっているだけですが、
中には動くものや、まるで制作されたばかりのように、全くいたんでいない物まであります。
現在、一番多く製造されていす魔道機械は「魔道甲冑」と、それに付随する武器やパーツです。
一般的に、発掘品はオリジナルと呼ばれ、複製はレプリカと呼ばれています。
当然、レプリカの性能はオリジナルに及びませんが、「魔道甲冑」1体で、騎士1個中隊の戦力
になると言われています。
(魔道甲冑が実用化されるまで、馬に乗り厚い鎧を着込んだ騎士は戦場で最強の存在でした。)
しかも、1体の魔道甲冑を購入し、維持するには多くの費用がかかりますがそれでも、十数人の騎士や
それに付随する騎士を育て維持する費用よりは安く、また、戦場では魔道甲冑が兵士に与える心理効果
は絶大で、味方は勢いづき、敵には恐怖の的となります。たった1体でも敵に魔道甲冑があり、
味方にはいない場合、殆どの場合戦闘にもなりません。
それは、相手の魔道甲冑が動き出しただけで、普通の者はみな逃げ出してしまうからです。

各国は先を争うように魔道甲冑の研究を進めてきました。
意外にも最初に、魔道甲冑のレプリカの製造に成功したのは、北方のカダスと言う小さな国でした。
カダスが独立を保てたのは、険しい山岳地帯にあり豊富な地下資源(主に鉄)を持つが、険しい山々
に阻まれ、大軍で攻めるのは難しく、事実、過去に近隣の大国が幾度となく10倍近い兵力を持って
侵攻したが、ことごとく失敗しておいる。この勝利は、地下資源を独占させたくないと言う他の国々
の思惑や、地の利を最大限に利用し、また、強い絆で結ばれた一族の結束による物だった。
ただ、ガダス自信が周りの国々に侵攻するほどの力はなく、周りの国々も、力押しをやめ外交的に
この国を封じることにした。今で言う経済封鎖のような物である。
また、わざわざ、厳しい生活環境のこの国に移住してくる者ははなく、この国に住む部族も閉鎖的で
殆ど他国の者を受け入れることはなく、外部の人間が侵入することはまずできない。

カダスが最初にレプリカの量産にに成功したのは、ある鉱山の坑道を掘り進んでいるときに、古い遺跡が
発見され、そこには、おびただしいかずの魔道甲冑と資料が眠っていた。まだ、使用できる物も数体あり、
密かにこれを別の場所に移し、研究をはじめた。閉鎖的な社会のため、その事を他国に知られることなく進められた。
おびただしい数の甲冑と資料が発見されたこと、優れた鉄の精製技術を持っていたこと、経済封鎖により
追いつめられていたこと、そして何より、天才魔道技術者オラデア・レーゲンの存在が、この国が最初に、
魔道甲冑のレプリカの量産をすることを可能にした。

この研究所の存在は長い間、他国に隠されており、また、他国も莫大な費用のかかる魔道甲冑の研究をガダス
がはじめたと聞いても、深刻に受け取る者はいなかった。
また、現在でも遺跡のことを知るのは国内でも一部の者だけであり、オラデア・レーゲンについては、
ガダス人ではなかったらしいと言う程度しか分かっていない。
周りの国々が、事態に気が付いたのはレプリカが量産され始めた頃であり、既に手後れで、十数体の魔道甲冑に
率いられたカダスの軍に殆ど争うことなく滅ぼされた。この戦いには、数体のオリジナルも参戦したと言われている。
魔道機械帝国の誕生である。(帝国に詳しい説明は世界設定を参照)

そのご、幾つかの国々もレプリカの量産に成功し、今日ではかなりの数が出回っており、魔道甲冑をもつ傭兵なども
存在する。現在の戦争の勝敗を分けるのは、魔道甲冑同士の戦いの結果であると言っても過言ではない。



魔道甲冑レポート

 

<魔道甲冑>


魔力により動く戦闘用機械。人型、人馬型(ケンタウロス型)が主流で甲冑その物は物理的に破
壊されるまで動きつづけるが、操縦者は、そうはいかない。

操縦者は機体と精神的に結合され、まるで自分の体のように操ることができる反面、結合が強け
れば強いほど、機体が受けた損傷を操縦者自身も受けてしまう。オリジナルには、そうしたフィ
ードバックから操縦者を守る防御装置が設けられているが、レプリカにはない。

全高 3m〜5m。(軽量級3m前後/中量級4m前後/重量級5m前後)

基本的に1人乗り。(重量級の中には2人乗りも存在する)

に戦闘に使用されるが、現在では古い機体は作業用に使用されている。

レプリカには全てオリジナル体があるが、その全てが現在、可動できる物とは限らない。

オリジナルとレプリカの戦闘比は一般的に、1対5と言われている。

弱点は頭に埋め込まれている、大人のこぶし2つ分ほどの大きさの、制御クリスタル。
厚い装甲に守られており、これが破壊されたり外されたりすると甲冑は動きを停止する。
普通、動かさない時には、はずして別の所に厳重に保管されている。


制御級は機体ごとに様々な設定がなされており、同型のレプリカでも別の機体の者を使用することはできない。
制御級を失った機体は、新しい制御クリスタルに合わせて設定し直さなければならない。

レプリカは技術さえあれば誰でも動かせるが、オリジナルは特定の契約をかわした人物しか動かせず、
1度契約をかわすと、その人物が死ぬまで他の者では動かせない。契約も誰でもかわせるわけではないが、
乗り込んで試してみる以外その人物を特定することはできない。

上記の理由で、動かせないオリジナルを抱えている国もいくつかある。

機体には、大きく分けて術者用の者と戦士用の者が存在する。術者用の人型は「ファルク」と言い、
戦士用の人型は「リュード」呼ばれている。また、人馬型は「ケルブ」

 



<魔道甲冑キャラシートの解説>


機体タイプ−− リュード(戦士用人型)/ファルク(術者用人型)/ケルブ(人馬型)等の表記
(サイズ) − − 甲冑のサイズ
機体系統 −− オリジナルの名前
機体ランク−−機体のランク。性能の評価を示す。
操縦性 −−− 扱いやすさ。運動、機動、バランスのペナルティーとなる。
機体名 −−− 機体の名前
操縦者 −−− 操縦者の名前
起動呪文 −− 制御クリスタルの起動呪文
製作者/工房−制作した者/工房の名前

反応限界 −− 機体の反応のよさ/各数値(能力値/命中/回避/等全ての数値)の限界値
パワー −−− 機体の力の強さ/追加ダメージ
運 動 −−−−機体の運動性能/命中、回避修正。
機 動−−−− 機体の移動力
装 甲−−−− 機体の装甲の厚さ
追 加 −−−−2次被害の発生のしやすさ
バランス − − 機体のオートバランサーの性能/転倒しにくさ(最大値10)
F B −− −− フィードバック率。機体が一度に受けたダメージがこの値に達する毎に操縦者も1点ダメージを受ける
FB防御−−−操縦者が一度に受けるFBダメージをこの値分減少してくれる(レプリカには無い)

耐久力 −−− 機体の耐久力
魔 力 −−−−機体の魔力の強さ。生身の術者の呪文は魔道甲冑を着た者には殆ど効果はなく、精神系の呪文にいたっては、全く聞かない。

装 備−−−− 機体の装備品

(*)操縦者修正操縦者の操縦スキルレベルを、運動/機動/装甲/バランスに割り振ることができます。

(例)アレスの操縦レベルは3でした。そこで、アレスは
運動に1/機動に1/装甲に1 ポイント割り振ることにしました。

(*)また、操縦者の武器のスキルレベルは、甲冑を着て戦う時も有効ですが、操縦レベルより大きい値は、無視されます。

(例)アレスの操縦レベルは3、両手剣のスキルは4/短剣のスキルレベルは2です。
よって、甲冑で両手剣を使う時はレベル3/短剣は操縦レベル以下なので
そのままのレベル2となります。



<機体ランク(A〜J)>

(A) 発掘されたオリジナルでも最高の状態にあるもの。

(B) 発掘されたオリジナルの中でも高性能なもの。

(C) 発掘されたオリジナルの中で普通か、少し程度の悪いもの。うわさでは、
ある大国のレプリカでこのランクのものが存在すると言われている。

(D) オリジナルでも程度の悪い者/レプリカで最高性能のもの。殆どが国主や、特殊な地位の者が所有。

(E) レプリカで高性能なもの。大国の旗機などや、小国の国主等が所有。

(F) レプリカで一般的な性能のもの。殆どの国の騎士団や大国の一般機としてしようされている
名のある傭兵や、貴族の個人所有機の多くもこのランク。

(G) レプリカで、老朽化したものや一世代前の旧型機。もしくは簡易甲冑と呼ばれている機体の中でも高性能な
もの。主に見習い/従士や、一般の傭兵等が使用している。

(H) レプリカの旧型機。もしくは簡易甲冑と呼ばれるもの。一般の兵士/傭兵などが使用している。

(I) レプリカの旧型機。もしくは簡易甲冑と呼ばれているもの。一般の兵士/傭兵などが使用している。

(J) レプリカの中でもかなりの旧型機。かろうじて稼動している程度。このランクは主に国や、貴族、大商人が
作業機として使用している。

<限界反応 の目安>

J(10)I(11)H(12)G(13)F(14)E(15)D(16)C(17)B(18)A(19)


<追加被害表(1)>

11 なし
12 運動性の性能の低下(−1)
13 機動性の性能の低下(−1)
14 バランスの低下(−1)
15 パワーの低下(−1)
16 装甲/追加の低下(1個所。装甲/追加−1)
21 操縦者負傷(2D6)
22 予備武装破損。携帯している予備の武器1つを失う。
23 持っている武器を失う(壊れる)。ただし、ダメージはうけずにすむ。
24 機体に追加ダメージ(1D6)。装甲無視。
25 持っている武器を失う(弾き飛ばされる)。ただし、ダメージはうけずにすむ。
26 気絶チェック(−2)
31 操縦者負傷(3D6)
32 運動性の性能の低下(−2)
33 機動性の性能の低下(−2)
34 バランスの低下(−2)
35 パワーの低下(−2)
36 装甲/追加の低下(1個所。装甲/追加−2)
41 操縦者負傷(4D6)
42 予備武装破損。携帯している予備の武器1つを失う。
43 機体に追加ダメージ(2D6)。装甲無視。
44 過剰フィードバック。FBダメージ2倍。
45 転倒。バランスチェックは自動的失敗。
46 気絶チェック(−3)
51 操縦者負傷(5D6)
52 予備武装破損。携帯している予備の武器1つを失う。
53 持っている武器を失う(壊れる)。ただし、ダメージはうけずにすむ。
54 機体に追加ダメージ(3D6)装甲無視。
55 持っている武器を失う(弾き飛ばされる)。ただし、ダメージはうけずにすむ。
56 気絶チェック(−4)
61 操縦者負傷(6D6)
62 右腕破損。右腕が使用できなくなる。
63 左腕破損。左腕が使用できなくなる。
64 右足破損。運動、機動、バランス−1。
65 左足は損。運動、機動、バランス−1。
66 操縦不能。甲冑が動かなくなる。


※能力値(装甲/追加を除く)のどれか1つが"0"になった甲冑は行動不能となる。



<甲冑の戦闘時の追加ルール>

基本的には、通常のキャラクタールールと同じですが、幾つか追加ルールがあります。

(1)命中個所の決定

機体の装甲は均一ではないため、装甲の厚い所、薄い所があり、何処に命中したかを表すために、1D6を振ってキャ
ラクターシートの装甲/追加表で決定します。出た目の所の装甲分受けるダメージを減らすことができ、次にそその欄の
追加チェック値で、2次被害の判定を行います。
2D6を振って、追加チェック値より大きい目が出た場合、2次被害が発生します。
1D36(6面体2個。片方を10の位とみなす)で、どのような2次被害が発生したのかをきめます。
さらに、2次被害が発生した場合バランスチェックも行わなくてはなりません。


(2)バランスチェック

機体が追加被害を受けた時、バランスチェックを行います。
2D6をふって、バランス値より大きい目が出た場合、失敗となります。
失敗した場合バランスを崩し、次のラウンドはイニシアチブを自動的に相手に取られる。
複数の場合は、行動は最後になり、バランスを崩したものどうしでイニシアチブチェックを行う。
さらに、次のラウンド運動が、バランス値を上回った分{(さいころの目)−(バランス値)}低下する。
また、ファンブル(ダイス目12)の場合、転倒してします。


(3)方向

正面から攻撃を受けた場合、正面回避(±0)
側面から攻撃を受けた場合、側面回避(−1)
背面から攻撃を受けた場合、背面回避(−3) を使用します。


(4)10倍10分の1ルール

魔道甲冑が人等の普通サイズの生物に攻撃する場合、ダメージ10倍。逆は10分の1となる。


(5)動けない甲冑(操縦者が乗っていない、気絶、行動不能や、機体の破損等により)に攻撃する場合

装甲の1番薄い所に命中。ダメージ2倍(装甲分を引く前)で、2次被害が自動的に発生する。
ゲームマスターの判断で、時間短縮のために自動的に破壊としても良い。



<魔道甲冑(リュード)>


名前:オーセル オリジナル:ハイデン 人型 サイズ:中量級 工房:多数 ランクF(±0)
パワー:5 運動:5 機動:5 装甲:4 バランス:3 FB:6 限界反応:13 FB防御:無し
追加:8 耐久力:45 MP:無し
備 考: 西方でもっとも一般的な魔道甲冑で、一番量産された機体で現在でも改良機の量産は続いている。
上記の性能は、現在生産されている物で、古い物もあり、Gランク以下も多数存在する。
また、カスタム機のなかにはEランクの物もある。
扱いやすい機体で、バランスの良い機体だが装甲が若干薄い。量産性が高いため生産コストも他の同ランク
の機体より安い。


名前:ドロアル オリジナル:ハイデン 人型 サイズ:中量級 工房:多数 ランクF(±0)
パワー:5 運動:4 機動:4 装甲:6 バランス:3 FB:6 限界反応:12 FB防御:無し
追加:9 耐久力:55 MP:無し
備 考: オ−セルの装甲強化版。装甲、耐久力はオーセルより高いがパワー不足のため運動性、機動性が悪い。


名前:キール オリジナル:ハイデン 人型 サイズ:中量級 工房:多数 ランクF(±0)
パワー:5 運動:6 機動:6 装甲:3 バランス:3 FB:6 限界反応:13 FB防御:無し
追加:7 耐久力:40 MP:無し
備 考: オ−セルを軽量化した機体。装甲を犠牲にして運動性、機動性を増したもの。
ただ、運動性では軽量級の方が良いため、評判は良くない。


名前:ボーデン オリジナル:クルガ 人型 サイズ:中量級 工房:多数 ランクG(±0)
パワー:4 運動:5 機動:4 装甲:3 バランス:2 FB:7 限界反応:13 FB防御:無し
追加:7 耐久力:42 MP:無し
備 考: オーセルより、古い機体で、現在では生産されてないが、小国や個人所有機としてはまだ現役でよく使用さ
れている。全体的に、能力は低い。