シナリオアイデア
(2)霧の町「ミール」
>背景
霧の町「ミール」は古代に反映した魔術師達の王国にあった町の一つです。
王国が崩壊し、近隣の彼らが蛮族と呼んでいた者達の侵略から町を守るた
めに、町に居た術者が協力して町を強い結界で覆いました。
しかし、その時に多くの術者が命を落としたり、力を失い魔術が使えなく
なったりしたために、町に掛けられた結界を解く事が出来なくなってしまった。
町は、深い霧に包まれ、また出入りもできない状態になり、日の光の届かない
町の住人は、次々病に倒れ死んでいきました。
しかし、長い年月が経つに連れて、結界はほころび時々、外から人が迷い
込むようになった。
>導入
PC達は、旅の途中深い霧に包まれてしまう。
一緒でもバラバラでもかまいませんが、町や村ではなく野外を移動
中ということにして下さい。
そのまま進んだ場合、小さな町に付きます。
霧が晴れるのを待っても、いくらたっても晴れる様子はありません。
諦めて、進んだ場合やはり小さな町に着きます。
一晩、野宿しようとした場合、微かに鐘の音が聞こえてきます。
老人の言葉を信じ進むか、鐘の音の聞こえるほうに進めばやはり小
さな町に着きます。
野宿した場合、翌朝、少しきりが薄くなり、少し先に建物が見えます。
PCが霧に包まれる前、何処にいたかは関係なく同じ小さな町にた
どり着きます。
PCが既にパーティーを組んでいるより、別々の方がその事に気付き
やすいですが、既にパーティーを組んでいる場合、NPCが同じ頃に
町にたどり着いたことにしてその事に気付かせて下さい。
>霧の町「ミール」
町も霧に包まれており、遠くを見渡すことは出来ませんし、この霧が
晴れることはありません。
町から出ていく場合、町から離れるほど霧が濃くなりそれでも先に進
んでいくと、再び町に戻ってきてしまいます。
町には活気はなく、通りの人影もまばらです。
感覚関係のチェックに成功すれば、皆青白く不健康そうなことが分か
ります。
これは、づっと霧に包まれ殆ど太陽の光に当ってないためです。
住人に話し掛けても、殆ど何も答えは返ってきません。
挨拶をしても少し立ち止まって、声を掛けたものの方を見るだけで、
何か質問しても必要最低限のことしか話さず、質問されたことに答え
るとさっさと行ってしまいます。
宿について聞くと、何処でも空いている家を勝手に使えば良いと言わ
れます。
住民が答えてくれるのは、町の名前や、霧が晴れることはないこと、
そして、自分も霧に巻かれてこの町にたどり着き、出て行くことが出
来ないということを話します。
また、聞き込みを行った場合も教会には近づくなと警告されます。
殆どの者は、行ったことはなく、何人かは知り合いが警告を無視して
教会に行ったきり戻ってこなかったとはなします。
ですから、町の中心付近には迷い込んできた者は誰も住んでいません。
また、気の触れた女性が教会の近くに住んでおり、毎日鐘を鳴らして
いると言う話が聞けますが、その話をした人自身は町の中心付近に行った
事はなく、鐘を鳴らしている女性の姿を見かけたと言う話を聞いただけで、
こんな所で毎日かかさず鐘を鳴らしている者など頭がおかしいんだと決め
付けているだけです。
後のことは知らないとか、分からないとい
われ、皆一様に無気力で、町を見て回れば殆ど人がいない事が分かります。
町の中心には教会があり、そこ以外の場所を探索してもたいした事は
分かりません。
>町の中心にある教会
町の中心には、大きな教会があり、朝・夕方の2回鐘が鳴らされます。
礼拝堂は100〜200人程の人がはいれるほどの物です。
礼拝堂以外の部屋はありません。また、礼拝堂に祭られている神像は
今まで見たことがない物で、書いてある文字も見たことがない物です。
また、礼拝堂のなかには数百本のロ−ソクが、いつもともされています。
時間をあけて再び教会を訪れれば、ロ−ソクが全く短くなっていないこ
とに気付くかもしれません。
このロウソクを1つ消せば、町の建築物(建物、橋など)が1つ消えます。
全体の、4分の1程度を消すと、礼拝堂内の天上近くのの4角にあるガー
ゴイル像が動き出し襲ってきます。
ガーゴイルはPCでも撃退できますが、それ以上ローソクを消さずに町に
出た場合、建築物が幾つか消えていることに気が付きます。
また、ローソクを消した時、教会の外にPCがいた場合、目の前の建物が
1つ消えます。
半分近く消すと、天上に描かれていた天使の絵が抜け出してきてPCを襲
います。
天使は、半透明で立体映像のような感じで、通常の物理攻撃は効きません。
魔法と魔法のかかった武器だけが有効で、天使の攻撃は精神にダメージを
与えます。ここでは、PCは天使に勝つことが出来ません。
PCが全員気絶した場合、教会の外で気が付き、再び教会に入ると、ロウ
ソクもガーゴイル(壊されていても)も絵も元どうりになっています。
PCが誰も建物が消えていることに気付いていない場合は、NPCなどを
使って、ローソクとの関連性に気付かせて下さい。
>シスター「カレン」
彼女は人ではありません。彼女は古代に作られたホムンルクス(人造人間)
です。
この町の中でしか生きていくことは出来ません。
また、強い日差しにも絶えられません。
彼女が鳴らしている鐘と、ロウソクがこの結界を維持しているのです。
彼女は、町の住人が死に絶えた後も一人行きつづけこの町に残された、
膨大な魔術の資料からおおくの知識を学び現在では失われた多くの魔
術を習得しています。
ただ、資料その物はすべて彼女が処分してしまいました。
町の住人が死に絶えた後、処分するように命じられていたからです。
ただ、すぐにとは命じられていなかったので彼女自身が必要としなく
なるまでそれを遅らせはしましたが。
それも、孤独を紛らわせるためにやったことで、悪意はありません。
彼女本来の寿命も本来なら100年ほど前に尽きている筈でしたが、
その頃、外から時々、人が迷い込んでくるようになりました。
そして、彼女は彼らの生命を吸い取ることで自分の寿命を延ばしています。
彼女を作った魔術師にとって彼女は生涯最高の傑作でした。
そして、彼はいつか王国の軍が蛮族を追放し町が開放されることを信
じ自分の生きた証として彼女に生き続けることを命令しました。
ただ、他人の生命を犠牲にしてまでその命令を守りつづけるとは彼
自身思っていませんでしたが。
それも限界が近づきだんだんと人の生命を必要とする期間が短くなって
きており彼女はわざと結界の一部をほころばせました。
また、彼女の生命力が衰えるにつれ、魔術の力も弱くなっています。
彼女自身は、長い年月の間、他人の生命を犠牲にしてまで命令を守り
つづけることに絶えられづ、人格が分裂してしまいました。
彼女本来のやさしい人格と、冷酷に命令に従い他人の生命を奪いつづ
ける人格に。結界をほころばしたのも冷酷な人格のほうです。
人の生命が必要になると、冷酷な人格が目覚め生命の吸収が終わると
元の人格にもどるため、ずっと苦しんでいるが受けた命令のため自ら
死ぬこともできずにおり、死者を弔っています。
また、みずから他の者に上記のことを打ち明ける事も出来ません。
それは自殺と同じでみずからの命を絶つ行為だからです。
PCが、初めに出会うのはやさしい人格のほうです。
鐘が鳴らされている時に、教会に行くと鐘を鳴らしているシスター
「カレン」に会うことが出来ます。
彼女は、とても人間とは思えないほど美しい女性ですが、異常に肌が
白い女性です。
鐘の所に登る階段は教会西側にあります。
彼女は、この町の最後の住人で、後の者はPCと同じく迷い込んできた者です。
彼女からその事を語ることはありません。
彼女は、ずっと死者を弔うために、夜明け前と、日が暮れてすぐの
1日2回、鐘を鳴らしているのだと言います。
この時、出来るだけ彼女は心優しい女性だと言うことを印象づけて下さい。
また、町の秘密に関することについては、彼女は何も知らないと言います。
また、この時の彼女は体が弱っているため倒れそうになり、あまり長話は
出来ず、すぐに、自分の家に引き揚げてしまいます。
この時は、PCを家には入れません。
彼女は、日中は、眠っており、夜はずっと起きており、町で死んだひとを
墓地に運び埋葬しています。
全員、彼女が生命を奪ったというわけではありません。
むしろ、単に病死しているほうが多いくらいです。
夜に起きている理由を、PCに質問されると病気で日の光に当ることが出
来ないのだと話します。
>カレンの屋敷
彼女は、西側の墓地の敷地内にある小さな建物(3部屋程度)に住んでいます。
少し調べれば、生活臭が全くないことも分かります。
昼間、彼女の家に行っても誰も居ません。
また、PCが後を付けて小屋に忍び込んでも、彼女は奥の部屋に入り、
そのまま居なくなってしまいます。
調べれば、地下室への入り口が見つかりますが、部屋が暗いのでちょっと
目には分かりません。
引き上げ戸を開けると、地下へ続く階段があります。
地下には、上の部屋と同じぐらいの地下室があり、ベットが1つだけ置かれており、
そこに彼女は眠っています。この時は、何をしても目覚めませんが、危害を加えよ
うとしたり、運び出そうとすれば、部屋に掛けてある魔術が発動し、気がつくと
PCは建物の外にいます。
再び侵入すれば、彼女は目覚めており休ませてくれるようにPCにお願いします。
地下で休んでいる理由は、日の光を避けるためと、身を守るためだといいいます。
部屋の仕掛けについては、知らなかったといいます。
>シスター「クレア」に会った次の日
次の日の夜明け前に彼女は鐘を鳴らしにいきます。
そして、日の光に当ることが出来ないためさっさと家に帰ってしまいます。
日が暮れると、再び鐘を鳴らしにやってきます。
ただ、今回はまるで別人のようです。PCのことは覚えていますが
冷たくあしらわれてさっさと家に帰ってしまいます。
弱っているため、冷酷な人格が目覚めたのです。
この日に、彼女の家に忍び込んだ場合、上記と同じようになりますが、
違うのは、2度目以降は、やはり目覚めておりPCをののしり追い出します。
>真夜中
この日の夜、彼女は狩りに出かけます。家を見はっていれば夜
(午前2時頃)に彼女が出かけるところを見つけることが出来ます。
PCが彼女にも分かる所にいたり、しつこく家にたづねて来た場合は、
口汚なくののしりPCを追い払います。
途中で、PCが接触してもPCをののしり追い払います。
PCの姿を見かけなくなってから、町をうろつき犠牲者となる
人物を選びます。
音もなく犠牲者に近ずき、彼女が簡単な動作と何か言葉をつぶや
くと、犠牲者は夢遊病者の様にフラフラと彼女に近ずき、彼女の
目の前でとまります。
彼女のてが、犠牲者の胸(心臓の上あたり)におかれさらに彼女
はブツブツと何かをつぶ焼きつづけます。
PCのなかに、魔術師がいれば彼女が何らかの呪文を使用してい
ることに気がつきます。
PCが何もしなければ数分その状態が続き、呪文の詠唱が終わると
共に犠牲者はその場に倒れます。
この場合、犠牲者は全ての生命を吸われ死んでいます。
そして、いつもなら1人で済みますが、今日はそれでは不足で次の
犠牲者を探しに行きます。
これは、善良な人格が冷酷な人格が目覚めることに抵抗して普段よ
り長い間、他人の生命を吸収していなかったからです。
PCが介入した場合、彼女はその場では争わず幻術の呪文などを使用
し、1ど姿をくらませて、教会に戻ります。
捜索する場合、ちらりと彼女の姿を目撃させ、教会の中に誘導して下さい。
ちなみに、教会に火をかけると言った行動は無駄に終わります。
>最後の戦い
この後、PCが教会に入ると、ガーゴイルが襲い掛かってきます。
また、天上の絵から抜け出した天使が邪魔をして、ガーゴイルを
全て倒すまでは、彼女を攻撃することは出来ません。
ガーゴイルが全て倒されると、天上の絵から抜けだした全ての天使
を自分の体に吸収します。
そして、最後の戦いが始まります。
今の彼女はPCの言葉にまったく耳を貸しません。
PCが危なくなった時に、彼女本来の人格が現れ、行っとき冷酷な
人格を押え込むなどの演出を入れてもかまいません。その判断はお
任せします。
>ラスト
彼女を倒せばロウソクは全て消え、町も廃虚に戻ります。
彼女は、死ぬ前に本来の人格を取り戻し、PCに「ありがとう」
といい塵となり、教会の中に一瞬、強い風が吹き塵を吹き飛ばす
と共に、教会の中にあったロウソクをすべて消してしまいます。
教会だけは、少しの間だけその姿を止め、PCが全員外にでて少
し立つとだんだん薄れて消えていきます。このとき、PCにはあ
の鐘の音が聞こえます。
いったん霧が濃くなり、すぐ隣の者も見えなくなってしまいます。
そして、次にきりが晴れた時、・・・
全員、元の場所に戻りバラバラになるか、同じ場所(町の廃虚後など)
全員いるのかは御任せします。どちらにしても、町にとらわれていた
ものは元の世界に戻ることが出来ます。
また、彼女が死ぬ前に、町や自分のことを語るかどうかも御任せします。
>最後に
もし、PCが彼女の秘密を知る前に怪しいと言うだけで彼女を殺そう
とした時、最初に彼女に会った時(彼女本来の優しい性格の時)は、
あっさり殺されてしまいます。
この場合でも、全員解放されますが、ミッションは失敗とします。
彼女の冷酷な人格の時で、生命を吸収しようとしている現場を押さえ
る前の場合、いったん彼女は姿をくらませ、PCが夜に捜索すれば彼女
を発見できます。(この後は、>真夜中 のパートにつづく)
PCが全く彼女のしていることに気がつかない場合(そんな事はないと
思いますけど)、夜に人が消えた言う情報をPCに与えておき、翌日
になって、PCが眠っている時に、PCの内1人が彼女に狙われます。
狙われたもの意外の誰かが、物音に気付き目を覚ましPCの内1人が眠
ったまま歩いて建物の外に出て行いく所に気がつきます。
(様子が変なことを伝えて下さい)
すぐ、後を追いかけて外に出ると、はっきりとわ見えませんが「カレン」
らしき人物がいることに気がつきます。
見られた時点で、彼女は術をとき逃げます。
術が解けたっじ点で、術を掛けられていたPCは目覚めます。
そして、夢の中でカレンの声を聞いたような気がします。
探索すれば、彼女を見つけることが出来まが、彼女は、上記のことは
否定します。(この後は、>真夜中 のパートにつづく)
END