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<シナリオ>

先にも書いたように、シナリオと言ってもPCの行動やセリフまで決めて

しまう訳では有りません。

PCはシーン(場面)に合わせてアドリブで行動する事になります。

そのためには、GMが事前に1つのストーリーとそのストーリーのなかの

様々なシーン(場面)を用意します。

ストーリーを作り上げるには舞台となる場所、事件、登場人物、が必要

です。

 

1.冒険の舞台

冒険の舞台とはPCが活躍する場所(土地)です。

大都市なのか小さな村なのか、または暗い洞窟の中、遺跡、など

様々な所が考えられます。

多くのルールブックには仮想世界についての設定もかかれています。

歴史、神話、世界地図や、都市、国家などその内容は使用するルール

ブックにより様々です。

そういった仮想の世界の中の何処で今回の冒険が行われるのかを考

えます。

 

2.事件

これは、今回のシナリオでPCが解決しなければならない事件です。

怪物退治、推理小説のような犯人探し、未開の地の探索など様々な物

が考えられます。

 

3.導入部分

映画や小説の序盤に主人公達が何らかの事件の解決に乗り出すきっかけ

となる出来事が有る筈です。宝の地図を見つけたり、親友が殺されたり、

また、困っている人に助けを求められたり、間違って犯人として追われる事

になったり、何らかの秘密を知ってしまったためや、組織からの命令やなど

様々な物が有ります。

これらのように、導入部分とはPCが事件の解決を始めるきっかけとなる出

来事の事です。

 

3.登場人物(PCとNPC)

当然、プレイヤーの操るPCは登場する事になります。

NPCとはノンプレイヤー・キャラクターの略で、PC以外の登場人物のこと

で、これらはすべてGMが演じる事になります。

映画、小説などでも主人公達(TRPGではPC)をとりまく様々な人々が登

場します。

それは、守るべき存在だったり、味方(協力者)、情報の提供者、上司、部下、

依頼主、下っ端の敵、敵のボス、時には現実には存在しない怪物(モンスター)

だたり神様、宇宙人、など作品によってたくさんの者が登場します。

GMは舞台や事件に合わせて様々NPCを考えなくてはなりません。

 

4.情報の提供

情報の提供とは、事件を解決する上で必要な情報を何処でどのようにプレイヤー

に伝えるかと言う事です。

これがなければどんな名探偵でも事件は解決できません。

GMは、PCの行動をある程度予測しておく必要があります。

最初の情報の提供が「導入部分」に当り、これで、PCは事件が起きている事を

知る訳で、次に事件を解決するためにPCは動きはじめる事になります。

聞き込み、護衛、探索、資料を調べるなど、事件により色々な方法が有りますが、

PCのとった行動に合わせて、適切な情報をプレイヤーに与えていきます。

そうする事により、GMが用意した事件(謎)をPCがみずから少しずつ解決(解く)してい

くことになります。

 

5.シナリオの分岐

映画などの場合は、出演者の行動、セリフのほとんどが事前に決められています。

だから、用意されたシナリオに沿って物語りも進んでいきます。

しかし、TRPGではGMはシーン(場面)や、情報、イベント(出来事)をPCに提供する

だけで、後のそれに対するリアクション(PCの行動)はプレイヤーに委ねられています。

そのため、必ずしもGMが予定していた通りにシーン(場面)が展開していく訳ではあり

ません。

それに対応するために、GMはあらかじめPCの行動を予測して、PCがこう動いた場合

にはこうするなど幾つか別のパターンを考えておく必要が有ります。

しかし、基本的にGMは1人で、PCは複数な分けですから全てのパターンを用意する事

は不可能です。その時は、アドリブで何とかするしかありません。

とは言っても、完全に用意していたストーリーから外れてしまってはゲームになりません

から、この様な場合アドリブでPCをストーリーの本道にひき戻さなければなりません。