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<<ロードス島戦記>>

 

 <吠える洞窟>

<場所> ライデン

<時代> 魔人が開放され、各地に魔人が出没しはじめた頃。

<対象> レベル1

 

その日、町の中央広場である宣言がなされました。
その宣言は、魔人の首に賞金を掛けるという物でした。
魔人を倒した物には、その魔人のランクに合わせて評議会から賞金
が支払われるという物でした。
仮に、誰からか依頼を受けて退治した物でも、仕事の報酬とは別に
評議会から金が支払われます。
ただし、虚偽の報告をした者にはそれに協力した者も含めて、莫大
な金額を請求され、支払えない場合は強制労働、つまり一生かかっ
ても働いて支払わせるという事です。

また、同時に魔人の仕業と思われる事件の解決の依頼も募集し、評
議会が冒険者を雇って派遣すると言う事です。
それが、魔人の仕業だった場合はすべて評議会が費用を負担し、違
った場合でも、一部費用を負担するというものです。

評議会を通して依頼を受けた場合、監査役の人間が1人同行するこ
とになります。その人選も、評議会が危険な仕事だと判断した場合、
それなりに腕の立つ人物を、そうでない時には下っ端の役人が派遣
されます。

 

>(導入)

PC達は、つい数日前にパーティーを結成したばかりです。
ベテランの冒険者に次々と仕事が入る中、駆け出しのPC達にはまだ
仕事は入っていません。

誰かが、評議会の方に仕事を探しに行った場合、下記の依頼を受ける
事が出来ます。

また、仕事を探しにいかず酒場などで時間をつぶしていたら、酒場の
おやじに、評議会の方にでも仕事を探しに行ってみたらどうかなどと
言われます。

(依頼内容)

20日ほど前に、ちょっとした地震で村の近くの山が少し崩れて洞窟
の入り口が現れた。時折、恐ろしいうなり声のようなものが聞こえる
ので中を調べてほしい。

依頼してきたのは、ライデンから南西に3日ほど行った所にある小さ
な山村ウーベルの村長です。引受けた場合、どう見てもいつもは机に
座ってデスクワークをやってるだろうというような、ひょろっとした
ロバート・ミューレンという20歳ぐらいの男が監査役としてついて
くる事になります。
彼の同行を断った場合、評議会から報奨金は出ません。

>(出発)

村まで直線距離ではそう離れていませんが、山道を延々と進むため、
3日ほどかかってしまいます。
村につくまで、昼と夜それぞれ1回づつ遭遇チェック。

(ランダム遭遇表/1D10)

( 1 )モンスター or 盗賊の奇襲を受ける
(2〜5)特に何も無し
(6・7)アクシデント(アクシデント表へ)
(8・9)別の旅人と遭遇(無害/夜なら一緒にキャンプ)
( 0 )モンスター o r盗賊と遭遇

(アクシデント表/1D10)

(1・2)落とし物/PCの内1人、何かを落としているのに気付く(武具以外)
(3・4)鳥の糞が頭に直撃 or 動物の糞を踏んでしまう/その日1日交渉−10%
(5・6)忘れ物/PCの内1人、何か町に忘れてきたのに気付く(武具含む)
(7・8)なんとなく投げた石が森の中のモンスターに命中/モンスターとの戦闘発生。
(9・0)派手にこける/AV無視で1D3ダメージ

(モンスターは野生の動物も含む)

 

>(ウーベル)

ライデンを出て3日目の夕方、ウーベルと言う小さな山村にたどり着きます。
戸数は20ほどで、人口も100人ちょっとです。山間の村で、殆ど自給自足の生活を
送っています。
村につくと、誰かに洞窟の調査に来たという事を話せば村長の家に案内されます。
そして、その日は村長の家に泊まり翌日、洞窟に向う事になります。

翌日、村長の息子(35歳)が洞窟まで案内してくれます。
洞窟は、山道を20分ほど行った後、山の中に少し分け入った所にあります。

>(洞窟)

見た感じでは普通の自然洞窟で、殆ど1本道で、時々、道が分かれていますが、どれも
少し進むと、行き止まりになっていたり、地下水がしみ出ていてそれ以上進めなくなって
います。

但し、地下水が溜まっている通路は、もぐっていけばその先に進めますが、水はかなり冷
たく、その先に進みつづけると自然洞窟から人工的な洞窟へと変っていきます。
ただし、人工的な通路に変ってから少し進むと石の扉で通路はふさがれており、開けるこ
とはできません。石の扉はダミーで実は、扉の手前の壁に書くし扉があります。
ただ、今のPC達では見つける事は出来ません。
PCが壁を調べた時はGMがダイスを振って知覚判定をして下さい。
結果に関わらず、PC達は何も見つける事は出来ません。
これは、後でこの扉が出現した時に、「さっき探したのに何も無かったぞ」と言われた時
に説明するためです。チェックに失敗したとでも言っておいて下さい。

また、通路の1つがジャイアント・アントの巣につながっています。
入り込んだ場合、変な匂い(ギ酸)がすることをPCに伝えて下さい。
教養技能のチェックに成功すると、ありの出すギ酸の匂いだという事が分かります。
あまり奥まで行くとジャイアント・アントに遭遇します。
かなり、大きな巣ですが1度に戦闘できるのは2匹、PC側も直接戦闘できるのは先頭の
2人だけですが、倒しても倒しても次々出てきますが、巣から出れば追いかけてきません。
こっからの脱出はほぼ不可能です。数十匹もいるジャイアント・アントをほぼ全滅させない
と外には出れませんし、さっきの地震で彼らの出口もふさがっています。

本道を真っ直ぐ進みつづけると3時間ほどで、反対側の出口にたどり着きます。
反対側の出口は狭く、洞窟の中は結構広いので風の強い日にここを風が通りぬける時の
音が、恐ろしいうなり声の様に聞こえているだけでした。

洞窟を引き返している時に、地震がおこります。
PC達がいる所も、天上からパラパラと砂が落ちてきますが、崩れはしません。
但し、入ってきた所と反対側の出口は崩れてふさがってしまっています。

残された出口は、水没している通路の先だけです。
地震で出口がふさがれた後は、さっきの地震で出来た亀裂に水が流れ込み通路に
溜まっていた水は無くなっています。
進んでいけば、石の扉の手前の壁が崩れて、その先に通路が続いています。
その通路も、自然の物ではなく人口の通路となっています。

PCが救出を待ち、じっとしているようならジャイアント・アントを時々出したり、
余震でまた揺れたりして、留まっているのは危険だと言う事に気付かせて下さい。

>(地下遺跡)

地下遺跡はさほど広くはありません。また、仕掛けてあるトラップも殆ど地震などで
壊れていて作動しないか作動しても害は殆どありません。

トラップの例

ピット 落とし穴です。しかし、中に地下水が溜まっており水がクッションになって
    ダメージはなく、溺れるほど深くはありません。

釣り天井 天上が落ちてきますが、部屋自体が地震で歪んでおり途中で引っかかって
     止まってしまいます。驚いて終わりです。

ゴーレム PCが部屋に入ると扉が閉まり、部屋の中の石造が動き出しますが、動きな
     がら崩れていきます。レベル1のパーティーでも比較的簡単に倒せます。

>(出口)

一番奥の部屋に、外に通じる通気功があります。
ただ、人一人が通るのがやっとで、着ている鎧や荷物を背負っては出れそうにありません。
通気功は斜め上に向って50mぐらい続いています。傾斜はさほどではないのでなんとか
はって上る事が出来ます。

>(報酬)

結局、魔人がらみではないので、評議会からはすずめの涙程度の報酬しかもらえません。
また、ウ−ベルの村も殆ど自給自足の生活を送っている小さなむらなので、お金は殆ど
なく、むらで取れたものが貰える程度です。
もし、荷物や鎧をダンジョンの中に置いてきたのならはっきり言って大赤字です(笑)。

ともかく、地下から無事脱出できた事でよしとするしかありません。

おしまい。

>経験点と特技ポイント

経験点 = 基本点1000点 + 倒したモンスター分。

特技  = 5点

>(追伸)

これでは、PCがあまりに悲惨と思うなら地下遺跡に多少の宝物を配置して下さい。

 

END

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