<近未来設定>


インターネットの発達により、急速にコンピューター依存型の社会へと
世界は移行していきました。
コンピューターの発達とともにサイバー犯罪は激化し、国家もまたコン
ピューターネットワークを利用した情報収集、破壊工作を新たな戦術と
して取り入れ、国家間でのハッキングも激化していきます。
また、ハッキングは新たなテロ手段としても多くの反政府組織に利用さ
れるようになります。
このようなテロはサイバーテロと呼ばれ、昔のような火薬を使用したテ
ロよりも遙かに効率的で効果も大きい。

皮肉なことに、この事が世界より核兵器を無くすことにつながりました。
なぜなら、ハッキング技術が進み他国だけでなく自国の核兵器ももはや
安全な物ではなくなり、また、核管理のシステムを全て一新するには膨
大な予算と時間がかかるだけでなく、サイバーテロ、サイバー戦略の方
が効率的で絶大な効果を得られるだけでなく、核のように環境を破壊す
る事もないためです。

各国、企業は急速なインターネットの普及に対し、膨大な予算を投じて
セキュリティー体制を作り上げますが、その一方で非公式にハッキング
技術の開発を行っているために、このおかしなイタチゴッコが際限なく
繰り返されることになります。

そして、このコンピューター社会は突然崩壊することになります。
社会を崩壊させたのは、核でもなく、特定の国家やテロ組織でもありま
せんでした。それは、たった13人の少年、少女です。
彼らは殆ど面識のない、ネット上で知り合ったハッカー達です。
彼らは遊びのつもりであるコンピューターウィルスを共同で作り上げま
した。しかし、彼らもまさかそれが全世界のコンピューターを狂わせ、
社会を崩壊へと導く事になろうとは予想もしていませんでした。

彼らの作ったウィルスには重大なバグがありました。
その結果、ウィルスは彼らが予想もしなかった事態を引き起こしてしま
ったのです。
気づいた時にはすでに遅く、わずか数日の内にそのウィルスは全世界に
広まり、完全にコンピューター依存型となっていた社会を崩壊させてし
まいました。
コンピューターが完全に狂ったり壊れてしまったために、経済、交通機
関、通信網は完全に麻痺し社会そのものが成り立たなくなってしまいま
ったのです。
世界各国で大規模な事故や暴動が発生し、政府もその機能を果たすこと
ができず、ますます混乱は大きくなっていきます。

沈静化に向かいつつあった、民族・宗教の違いによる紛争は激化し、コ
ンピューターの普及が遅れている一部の国家による武力侵攻。
しかし、すでに先進諸国と呼ばれていた国々の政府はその機能が停止し
ているために、仲裁にはいるべき国連もその役割を果たすことができま
せん。

そして、ついに後に第三次世界大戦と呼ばれる大規模な国家間の戦争が
始まります。
ただし、それは誰もが想像していたものとは大きく異なり、ハイテク機
器の多くが使用できないため、その実体は20世紀に起きた第2時世界
大戦のやり方とあまり変わらないものでした。
ただ違うのは兵器の威力や精度がよいため、死傷者の数は遙かに多くな
りました。

戦争そのものはあまり長く続きませんでしたが、死者は第2時世界大戦
を遙かに上回るものとなりました。
戦争が早く集結した理由は、どの国家に戦争を継続するだけの力がなか
っただけです。勝利国と呼べるような国も存在しません。
国内が混乱した状態での戦争は、さらなる混乱と物資の欠乏を招いただ
けでなく、政府はその信用を完全に失い国家というシステムそのものが
崩壊していきます。

もはや、世界から秩序という言葉は失われてしまいました。
犯罪が横行し、弱肉強食の暗黒期の到来です。
市民の武器の所持を禁止していた国々にも大量の武器が持ち込まれ、そ
れを取り締まるものも存在しません。
自衛のため、犯罪のため戦争以上の死傷者がこの時期にでることになり
ます。

そして、この混乱期を乗り切った企業や組織や、混乱期にできた組織に
より自分たち中心の秩序の構築が開始されます。
そして、紀元前のような都市国家時代が訪れます。
多くの都市は、中心となる企業、組織が政府の役割を果たすことになり
ます。
都市国家の形態は、ある企業による独裁的なものだったり、数社の企業
の連合体、数は少ないですが議会による民主政治を行っているところな
ど様々ですが、多くのものたちはこの新たなる秩序を受け入れました。
ただ、殆どの都市国家では市民の武器の所有を認めており、また、都市
国家は独自の軍隊を持つようになります。

文明レベルも大幅に後退しました。
当時の人々が思い描いていたコンピューターのなかの仮想世界もありま
せん。自分の足で買い出しに出かけ、活字の印刷された紙を読んでいま
す。
また、この時代コンピューター犯罪は殺人より重い罪に問われます。
大戦前のように国家間を結ぶインターネットの回線は殆どありませんが
(あったとしても、一般のコンピューターとはつながっていません。)
都市国家内にはある程度インターネット回線がつながっています。
しかし、昔ほど利用はされていません。

大きく変わったことは、殆どのものが外出するときには銃を携帯して居
ることや、民間の警備会社もプロの戦闘集団であり、また、ハンターと
呼ばれる戦闘のプロなどがいることです。

この時代、重大な犯罪者には賞金が掛けられています。
また、町の外には武装した盗賊集団も存在し、彼らにも莫大な賞金が掛
けられています。
ハンターとは、そうした賞金首を捕まえたり殺したりして賞金を得たり、
護衛や危険な調査などで報酬をもらい生活している者たちです。

ハンターになるのは過去に大きな犯罪歴がなければ誰でも登録するだけ
でなることができますが、別に特権があるわけではありません。
ただ、登録していないと賞金がもらえない所が多い。
また、他のハンターの邪魔(相手が違法行為を行っている場合はのぞく)
や、手柄の横取りは重大な犯罪と見なされてしまいます。

プレイヤーはこの時代のハンターとして活躍することになります。