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シナリオアイデア



(1)悪徳商工ローン



とある町にPCが着いた時、町は祭りでにぎわい何処の宿も満員で、宿が見つかりません。何軒目かの宿で断られて出てきたところで、買い物篭を持っている男性に声を掛けられ、
自分のやっている宿は部屋が空いているからと言って誘われます。いってみると、メイン
ストリートからは少し外れた人どうりもそれほど多くない所に宿があります。
普通クラスの宿で結構清潔な宿ですが、ここより程度の悪い宿も満員だったのに、この宿
には他に泊り客が1人もいない事が分かります。
また、宿の経営も彼と10歳ぐらいの弟の2人でやっており、時々は、彼の恋人も手伝い
に来ていることも少し話しを聞けば分かるでしょう。
客がいないことについて聞けば、目立たない所にあるとか人手が足りないのであまりたく
さんきても困るとか適当にごまかし、仕事を理由に奥に引っ込んでしまいます。

PCが食事をとっていると、一人の女性がやってきます。
彼女は、時々彼を手伝っている恋人で、彼女の家はこの町でも有数の商人の家で、彼女の
親の反対で2人は結婚できずにいます。
この日も、彼を手伝いにこの宿へやってきた所で、彼は客もそんなにいないので大丈夫だ
と言いますが、彼女は結局手伝うことになります。

食事が終わった頃、宿に人相の悪いごろつきが数人借金の取りたてにやってきます。証文
を盾に、乱暴な取りたてを行い、払えないなら宿を明け渡せと言ってきます。
宿に泊まっているPCにも嫌がらせ、脅しなどで出て行かせようとします。
証文の期限まであと数日(あまり時間がないように設定して下さい)で、PCが追い返さ
なくても、いろいろ嫌がらせや、脅しが終わるとかえっていきます。PCと喧嘩になった
場合はPCのほうが勝ち捨てぜりふを残してかえっていきますが、相手は証文があるので
刃物は抜きませんし、PCが刃物を抜いたり、証文を奪って破ろうとすると、それは犯罪
になってしまいますので、青年が止めます。
借金の額はPCでもとても払えそうにない額で、相手の目的もどう見ても、返済を求める
と言うより、宿その物を取り上げようとしているものです。

この借金は、元々彼が借りたものではありません。彼の父親の友人がたちの悪い金貸しに
お金を借りた時に保証人になったためで、その後もその友人はそれ以上借りるつもりはな
いのに、無理矢理高い利息で貸し付けられ、ついにと手も返済不可能な金額となり、彼の
やっていた小さな店も差し押さえられ、その友人はついに自殺してしまいました。
そして、借金の保証人だった彼の父親の所に残った借金が回ってきたのです。
悪質な取りたてのため、気の弱い彼の父親は心労でたおれ、少し前に病気で亡くなってし
まいました。母親は数年前に流行り病でなくなっています。
金貸しに着いて調べると、かなり悪質な高利貸で、彼らにお金を借りた者は殆ど破産し、
店や家を取り上げられていますが、町のやくざ者と手を組んでおり、周りの者もあまり関
わろうはしません。

ごろつきがかえった後、遅くなったので彼が彼女を送っていきますが、少したって彼が怪
我をしてかえってきます。
話を聞くと、彼女がさらわれ、衛兵に知らせたら彼女を殺すと脅され、彼女の父親当ての
手紙を渡されたことを話し、PCに助けを求めます。

手紙には、彼女の父親に町から少し離れた場所で人目にはつかない廃屋に明日の夜独りで
来ることと、この事を他の者に漏らせば娘の命の保証はしないことなどが書かれています。
手紙を届けると、彼とPCには手を引くように言われ追い返されます。
PCが読まなくても、宿の青年は既に帰る途中に中を見ていますので、追い返された後、
「実は〜」といって手紙の内容をPCに教えてくれます。

PCが昼間にその廃屋に行くとになると、彼が案内してくれます。
PCが断ろうとすると、わかりにくい場所なので自分が案内しないと場所が分からないこ
とや、自分は子供の頃、よくそこで遊んでいたのでその辺りには詳しいことなどをつげて
ついてきます。
廃屋は森の中にあり、慎重に行けば廃屋の入り口にいる見張りの男には気付かれづに近ず
く事が出来ます。
廃屋には、彼女は居ませんがPC達より少し多い人数のごろつきが居ます。

そのまま殴り込む場合、青年は戦闘には参加しません。自分自身足手まといになることが
十分分かっているからです。ここでは、ごろつきも刃物を抜いて戦います。
PCが、戦っているすきにごろつきの内の独りが町に向います。PCが気がついた時には
追いつけそうにないほど離れていますが、その後を彼が追いかけています。
PCが駆けつけると、彼がごろつきにしがみついており、かなり殴られていますが、彼は
しがみついて離れず、結局、廃屋に居たごろつきを全員捕まえることが出来ます。
そして、彼女が町のある廃屋の地下にとらわれていることを聞き出すことが出来ます。
廃屋のある場所は、町でもあまり治安の良くない地域で普通の者はあまり近づかない地区
ですが、廃屋には2、3人の見張りが居るだけで簡単に彼女を救出することが出来ます。

引き返す場合、特に進展はありませんが、夜になると彼女の父親は、相手の要求どうり誰
にも話さず独りで翌日の夜に、指定された場所に出向きます。
彼女の父親に、直接同行を申し出ても断られます。
後を付けていけば、気付かれることはありません。

廃屋につくと、ごろつきは彼女の父親がごろつきに殺されそうになります。
PCが助けには要る場合、宿の少年も飛び出しますが、直接戦うのではなく彼女の父親を
連れて、安全な所まで下がります。
今回の場合も、PCが気がつかないうちにごろつきの内の独りが町に向けて逃げ出してお
り、気がついた時には追いつけそうにほど離れていますが、彼が後を追いかけており、P
Cが駆けつけると、彼がごろつきにしがみついており、かなり殴られていますが、彼はし
がみついて離れず、結局、廃屋に居たごろつきを全員捕まえることが出来ます。
そして、彼女が町のある廃屋の地下にとらわれていることを聞き出すことが出来ます。
廃屋のある場所は、町でもあまり治安の良くない地域で普通の者はあまり近づかない地区
ですが、廃屋には2、3人の見張りが居るだけで簡単に彼女を救出することが出来ます。

彼女が誘拐されたのは、彼女の父親が悪徳高利貸を領主に告発しようとしたからです。
彼女の父親は、頑固で厳格な人物ですが公平で、悪徳高利貸のやり方をみすごすことは出
来ず、さらに、彼らが盗品や法律違反の薬、商品などを扱っていると言う情報を入手し、
領主に告発しようとしていたのです。
悪徳高利貸はやくざ者とくんでこの町の経済を牛耳るつもりで、1番の障害である彼女の
父親を見せしめのために殺すつもりだったのです。

ごろつきは、衛兵に突き出され彼らの後ろに居たやくざ者の集団も結局全員逮捕されるこ
とになります。
悪徳高利貸もその後すぐ逮捕され、誘拐事件以外にも上記の様な違法行為をしていること
が発覚し、領主に財産を没収され彼に金を借りていた者の借金も帳消しにしてくれます。

彼女が助かり、彼の借金もなくなり、彼女の父親からもお礼のお金はもらえるでしょう。
また、彼女も家を出て彼と結婚することを決意します。
彼女の父親も彼の活躍で娘が救われたことや、娘に家出されるよりはと考え、結婚を承諾
します。(PCに父親の説得をさせてもいいでしょう。)


エンディング

祭りの後、2人の希望で教会で身内だけの小さな結婚式が行われます。
もちろん、PCも呼ばれます。
そして、2人と彼のまだ小さい弟の3人で小さな宿屋を続けていきます。
PC達が、再びこの町をおとづれた時には温かく迎えてくれるでしょう。
もしかしたら、彼らの家族が増えているかもしれませんね。


END