包先生に聞いたこと〜さくらんぼ

06/10/24

山形県東根市神町 土屋薬局 薬剤師・不妊カウンセラー、国際中医専門員A級(中国政府認定)・
NPO法人日本不妊カウンセリング学会会員 土屋幸太郎


東京での勉強会や中国行きの準備が重なり、
ホームページの更新がだいぶ遅くなってしまいました。

今回の内容は、包先生に聞いたことのメモと、
「嬉しいお手紙の話」、そして山形の季節の風物詩「さくらんぼ」です。


これから冬に向かう秋深まりいく季節に「さくらんぼ」も、
なかなか粋なものかもしれません。


それでは。 06/10/24記 朝から雨降りの山形にて




2006.06.19

包先生に聞いたこと


おはようございます。

土屋です。

昨日は東京での勉強会「淤血(おけつ)と微小循環」に参加してきて、
今日もまた朝から業務に戻っております。

私は、早めに出席したので、包海燕先生というやさしくて親切な中医師の先生に
特別にマンツーマンで不妊症について情報を聞いてきましたので、
忘れないうちにここにまとめます。

包先生に聞いたこと。



1)山査子や神曲、麦芽が配合されたもの(晶三仙 しょうさんせん)


→PRL(乳汁分泌ホルモン、プロラクチン)対策になる。

2〜3回流産されたかたにも良い。


養血調経の漢方にも、併用すると効果的。


妊娠が分かった時点で、胸が張る、乳も出るような場合には、
潜在性かもしれないので「山査子や神曲、麦芽が配合されたもの」が使える。

習慣流産の対策に!


炒麦芽(いりばくが)の代用可で、
基礎体温のギザギザにもいい。


脾気虚(ひききょ)の胃腸が弱いタイプの皮膚病やアトピーのかたに、

またダイエットや更年期、生活習慣病にも応用できる。


「山査子や神曲、麦芽が配合されたもの」としては、
代表方剤としては「晶三仙(しょうさんせん)」があります。





2)黄耆(おうぎ)と白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)が配合されたもの

冷えがあれば、不妊にも良い。

防風などは流産予防になる。

免疫性の習慣流産対策にも。


「黄耆(おうぎ)と白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)が配合されたもの」
の代表方剤には、衛益顆粒(えいえきかりゅう)があります。





3)BBT高めの対策法


杞菊地黄丸、瀉火補腎丸、竜胆瀉肝湯、黄連解毒湯など応用可。


ストレスタイプ→天王補心丹、酸棗仁湯錠など。


活血剤も必要。

婦宝当帰膠冠元顆粒、血府逐淤丸、水蛭製剤など。





4)ロゼア

気分を高める、うつ気味対策。





5)周期が短め対策

A:気虚(ききょ)タイプ→冷え性、卵胞の育ちが悪い。

B:血熱(けつねつ)または陰虚虚熱(いんきょきょねつ)

→実熱(じつねつ)か虚熱(きょねつ)を分けて考える。



この2つが大きな方針で、あとは各自「弁証論治(べんしょうろんち)」のうえ
方剤を決定する。

たとえますと、A「気虚タイプ」は、「冷え冷えで周期が短い」タイプです。

B「熱(ねつ)」タイプは、子宮内膜や卵が「サウナ状態」で
熱が篭って熱いので「周期が短い」のですね。




6)爽月宝(そうげつほう)

からだの汚濁、淤血を解消する「掃除機」のようなもの。

卵巣の腫れなど。


以上です。


今日の内容も、ほとんど私のメモ代わりとなっています。

詳しくはご相談して下さい。





2006.06.20

お手紙もらいました

今日は梅雨空の下、はっきりとしない天候となっています。

今年のさくらんぼの収穫は、
豪雪の影響で開花が遅くなり、
例年よりも遅れているようです。

さて、今日の話題は昨日にお手紙をもらったことです。

何か漢方相談のことや基礎体温表のコピーでも入っているのかと思いましたら、
丁寧な直筆のお手紙ににっこりと微笑むご本人様と2人のお子さんと
ご主人様と両家の母親たち写っている写真で感激してしまいました。


婦人科でタイミング療法、
排卵誘発剤の注射(HMG-HCG療法)をされていて、
ホルモンが少なく、基礎体温では低温期が36・5度、
高温期が36・7度で低温と高温の差がないこと。

高温期が12日間ないこともあり、短めな傾向とのことが
おもな相談でした。

生理の周期は、35日と少し長い感じです。

いわゆる黄体機能不全のようなかたちです。


生理前にドキドキしたり、下腹部に嫌な感じもあります。

寝つきもあまり良くないとのことでした。


当店からは、養血調経(ようけつちょうけい)の漢方に、
補腎剤(今日は3人のお客様から「女の子が産まれました!」という
嬉しいお便りを頂いているのですが、みなさまこの補腎薬を使っています)
の2本柱でお勧めしていました。

病院の誘発剤の注射や黄体ホルモン剤と、
漢方薬は併用です。

漢方もこのような場合でも併用していくことにより、
とくに補腎剤などは体のリズムを整えることに有効だと考えています。

ほかにストレスを解消するものなどもお勧めしまして、
この度の嬉しいお手紙となりました。


本当に良かったと思っております。








2006.06.22

さくらんぼ


<2006年6月22日早朝撮影 東根神町のさくらんぼ>

昨日の夜にお風呂に入りながら、
NHKラジオを聴いていますと、
いつもは中央のニュースをしている時間帯なのに
「東根(ひがしね)のさくらんぼがまた盗まれました。
では現場からの中継です」と地元ローカルニュースが流れているようでした。

「あれ、おかしいな。なんで中央のニュースをしている時間帯なのに、
もう地元のニュースを放送しているのだろう?」と思いつつ耳を傾けると、
なんと地元の農園が全国ニュースになっていたのでした。


毎年、この季節になると「さくらんぼ泥棒」が「季節の話題」になるかも…
と思いながら眠りにつきました。

そういう訳でして、今朝は散歩がてらにホットなさくらんぼの写真を撮影してきました。




<朝日をうけてさくらんぼが輝きます>

梅雨時の雨でさくらんぼの実が割れないように、
テントの中にあることが多いのですが、
このさくらんぼは勢い良く外に出ています。

私は、こういう「さくらんぼ本来の姿」が好きです。

最近のさくらんぼは、雨よけか鳥よけか、
または「泥棒よけか?」と思うこともある過剰なネットで守られていることが多いので、
少々複雑な気持ちになりながら散歩をすることも多いものです。

(ひょっとして、自分が「さくらんぼ泥棒に間違われるじゃないか?」とか
疑心暗鬼になったりして。。。)

今日は、さくらんぼの産地からの生中継でした。





漢方では一人一人の体質に合わせて相談していきますので、詳しくはご相談してください。



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