不妊漢方・排卵誘発剤(クロミッドなど)と漢方薬の併用について
クロミッド(セロフェン、セキソビッド)などの排卵誘発剤と漢方薬の併用について
山形県東根市神町 土屋薬局 薬剤師・不妊カウンセラー、国際中医専門員A級(中国政府認定)・
NPO法人日本不妊カウンセリング学会会員 土屋幸太郎
土屋薬局の漢方相談では、
不妊症など女性のかたの健康相談が連日のように
お問い合わせがあります。
今回は、いつもご相談を受ける
タイミング療法における、
クロミッドやセキソビッドなどの排卵誘発剤との漢方薬の
併用方法につきまして特集します。
参考になりましたら、幸いです。
お客様からのお問い合わせ
>新年も始まり、治療を今日、再開しました。そして、周期5目からクロミッド
を5日間服用する事になりました。漢方と一緒に飲用しても大丈夫ですか?
そして、クロミッドの副作用はあるのですか?
29歳の学校の先生のご相談です。
高プロラクチン血症で、半年前からテルロンを服用中。
肩こり、便秘気味で、生理前に胸の張りがあります。
漢方薬を服用して、生理周期が28日と決まってくるようになり、
生理不順が解消しています。
プロラクチンの値は、70です。
今回は、排卵誘発剤のクロミッドを初めて処方されましたので、
今までに服用していた 「養血調経の漢方薬」と「麦芽を炒ったもの」との
併用は大丈夫ですか?との問いです。
土屋薬局からの回答
タイミング療法をされているのですね。
クロミッドは、排卵誘発剤(卵胞発育促進剤)です。
クロミッドの副作用は、
@子宮頚管の粘液量の低下
A子宮内膜の増殖の抑制
この2点の副作用がございます。
排卵率は上がりますが、
妊娠率は下がります。
AIH(人工授精)や体外受精など、
子宮頚管を精子が通らないときは、
この限りではありませんが、
一般的には、上記で示したことは
認識しておくとよいです。
「養血調経の漢方薬」はクロミッドの副作用である、
頸管粘液量の低下と子宮内膜増殖抑制を
緩和するという役割も期待できます。
また頸管粘液の低下に関しましては、
やはり周期療法を行いますと、
排卵期のおりものの量、質の改善がみられます。
頸管粘液量の改善には、中医師の先生によれば
「麦芽を炒ったもの」が有効との報告があります。
なお、ここからは参考にして頂きたいのですが、
排卵期に関しましては、クロミッドなどの排卵誘発剤を用いましても、
排卵障害や基礎体温上昇不良となっているケースも
多く見受けられます。
この場合には、排卵期に「理気活血(りきかっけつ)」を行います。
丹参製剤による 「血液サラサラ」の排卵促進作用を期待したり、
「ストレスを緩和する漢方薬」などの 疏肝理気による 「気をスムーズに流して」の
排卵促進効果を期待します。
ご健康とご多幸を祈念申し上げます。
治療のほうも、どうぞがんばってください。
幸多い年になるといいですね。
土屋薬局では、お客様の体質に合わせられますよう、
日頃から真摯に勉強と研鑽を積んでいます。
漢方相談をされる際には、
詳しく漢方相談表に
多少恥ずかしいかもしれませんが、
生理の状態―
初潮年齢、月経周期、月経期間、一番最後に来た生理の日付、
生理前に月経前緊張症があるかないか(イライラ、胸の張り)、
排卵痛(イライラ)、不正出血(排卵日前後など)、
生理痛(前半に痛いか、後半に痛いか、痛む場所はどこか―頭痛、下腹部など)
生理時にレバー状の塊があるかないか、
など詳しくご記入されますと、
私たちの 漢方相談の能力が発揮されます。
基礎体温表を付けているかたは
遠慮なくファックス(0237−49−1651)してください。
漢方では一人一人の体質に合わせて相談していきますので、詳しくはご相談してください。
体調に合わせながら
健康をつくる漢方相談をしていくことを誓います。

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