TVアニメ「鋼の錬金術師」感想 第四期 第四期 #41-#51 さて、いよいよ最終クールです。TVアニメオリジナルな展開まっしぐらで すが、それはそれで、原作の展開に相対している部分も多いので、このクール をじっくりみることは、原作の今後を読み進める上で重要なポイントとなるか もしれません。原作者は連載開始から最終話をどうするか決めているそうです し、アニメスタッフにそれを明かしているわけですから。でもまぁ、アニメと 同じ筋書きで進むことはないでしょう。っていうか、進むな! 鋼のOPといえば、やはり「メリッサ」を第一に挙げる人が多いと思います が、この最終クールの「リライト」も、めっちゃ名曲です!序盤かなりたる〜 い感じの歌い方なのが、サビで俄然叫んじゃうところとか素敵で、聞きいって ます。私はOP・ED集封入のDVDで、本編を視聴する以前にノンクレジッ トOPを観てしまっていたのですが、作画レベルがすさまじく高くて驚きまし た。サビ前のドラムのダダダダ!で、ダンテが迫ってくるとことか。後半の ホムンクルスとの戦闘シーンでは、いったいどうやってクレジットを入れる んだ?!と思ってたら、後半にはクレジット入ってませんでした。当然だよね 大佐も少佐もカッコいいし、なんといっても「くれよ〜」で見返るエドワード 君のカッコよさときたら、ショタ魂を揺さぶられるところであります! ………はっ、いかんいかん、マリア様に戻らねば。てなわけでED。こっちも、 DVDでノンクレジット ver. を先に観てたんですが、いやぁ、すんげぇビッ クリしました!!「ちっ、どーせOPやらEDは俺っちにとってはどーでもい いんだよ」と斜に構えて観てたんで、座椅子ごとぶっ倒れそうになりました。 んで「テープが磨耗する心配もねぇ!再生・再生・再生!!」しまくり。 てなわけで、話題は八割がた、冒頭の止め絵となります。しかしこのメンバー はドリームであります。なぜなら、場所が中央司令部 (の近辺) となると、 ヒューズさんが生きている間に、大佐が部下5人+犬まで連れて出張したこと になるので、ちとありえない。東方司令部に、ヒューズさんと、少佐+部下 二人が出張…というのも、まぁ考えられないことではないですが。少佐はどこ か出かける時必ず、ロス少尉とブロッシュ軍曹は中央に置いていきますから。 そゆ設定はおいといて、本当に、本当に、マリアさんとデニー君がEDに出て きてくれるなんて、思ってもみなかったんで(ものすごく見下していたんだな 俺…(^^;) 窓辺にたたずむ大佐・少佐・中尉に対し、ヒューズさん・ブレダ ・ハボックのカードゲームを、ファルマン・ヒュリーと一緒に覗き込んでます。 マリアさんはヒューズさんのカードを、デニー君はハボックのカードを見てる のかな?(デニーはマリアさんを見ているようにとれなくもないかもしれない <?)一言難を言わせてもらえば、デニーくんがマグカップなのにソーサーを 持っているところですね!あれはティーカップだったからさまになっていたの であって!!(原作4巻・病院の廊下で紅茶を歩き飲みしてたとこ。エドを 殺しかけた名シーン (?) あとは…お亡くなりキャラでヒューズさんやママンはともかく、ここでも ニーナに撃沈させられる私。くぅっ、スタッフめっ!!私を三つ編みマニアと 知っての所業だなっ (^^;) とても描き込みの細かいED画像なので、クレ ジットが入るとやかましいほどです。この「I Will」もすごく素敵な曲ですね。 フルコーラス ver. で聴くと、本当にしみじみ明日への希望がわいてきます。
#42「彼の名を知らず」本放送:04/07/24 CS 視聴:05/05/25 そおですか…誰も知らないまま、逝ってしまいましたかスカー。両腕無しで どー錬成するよ…と思ってたら、そう来たか。結局、何も知らない兵士たちを 犠牲にしやがって、この信念の男め!まぁそれは当初からの彼の生き方だから 肯定も否定もしないが、ラストとの陳腐な恋愛ごっこには参った。兄弟で女取 り合うという、いわゆる伝統の、不毛な関係ってヤツですか。ドラマチックで 嫌いじゃないけど、このターミネーター(これは「終わらせる者」という意味 ですね・いや、原作の着メロがこれだったんで)には、そゆ方向でやってほし くなかったような気がする…とりあえず原作では、ラストとのとってつけたよ うなラヴシーンは今後見ることは無いのだと永遠にっ!と思うと、安堵したよ。 #43「野良犬は逃げ出した」本放送:04/07/31 CS 視聴:05/05/26 リオールの惨劇をエルリック兄弟の責任とし、捕獲を命じる大総統。出世の ため盲従するようにみせかけながら、兄弟の身を案じ叱責する大佐の熱意があ ふれんばかりの回であります。そう…賢者の石を手に入れた(というか押し付 けられた)おかげで、OPのアルの独白が変わったんですよね。「焔対鋼」の 無意味な戦いの中、傷ついてしまうハボックとフュリーが痛々しい。ファルマ ンとブレダは…まぁ、こういうシーンも必要ってことで (笑) 大佐がマッチを 使うシーンは、原作雑誌掲載より少し先行していたのかな?つまり、原作者が その先の展開をアニメスタッフに明かしており、原作とは違う展開をアニメで は提示したということでしょうね。ウィンリィの両親を殺したのがきっかけで …というアニメ設定は……伏線としてはつながってるけど、うん……ま、大佐 としても引き返せないところに来たのは、事実ですから。 突然リゼンブールに登場するロス少尉たちも、原作との対比だと思います。 本放送時には、掲載誌ではすでに少尉は殺人犯に仕立て上げられ、大佐に殺さ れてますから…生きているマリアさんを見れただけで、みんな感慨深かっただ ろうなぁ。原作の「まさかロス少尉が?!」とショックを受けるエドと、アニ メの「あの二人がそんな!」と信じ続ける少尉が、エピソードとして対照なの ですね。少尉の私服は公式HPで見て知ってたんですが(オフでもかっちりし た、彼女らしい服装だと思ふ)、いやぁ、軍曹の服の趣味の悪さには、驚きを 通り越して、呆れ果てます (^^;) デートだと思ったからこれなのか?それと もデートじゃなかったから、グレてこーなったのか?前者なら…私もこういう センスの男は、お断りだな (笑) おまけに、素人娘(それも本の虫)にあそこ まで手こずるなんて、君は本当に軍人なのか?鍛えなおせ!!(っていうかシェ スカも、二回も命を救ってもらったんだからも少し手加減してやれよ……) ホーエンハイムの言動に疑問を抱きつつも、次回ではそうなりますか、少尉! エドパパの声は江原正士さんですね。当たりの柔らかいお父さん…私の中で は、神崎重樹さん(「サクラ大戦」すみれさんの父上)のイメージですね。 大塚明夫さん(同じく、織姫さんのパパ)が当てられても素敵だったかも、と 想像したりしてます☆ #44「光のホーエンハイム 」本放送:04/08/07 CS 視聴:05/05/27 はい、問題の回です (笑) 全面和解ではなく…お互いを腹の底から信じてい るわけではない「焔と鋼」ですが、それは仕方ないとして、少しずつ大きな塊 に近づきつつあります。前回、軍部の情報を伝えに来たロス少尉たちですが、 ロイ君とエドたちが結託したことによって、その役目は終わり。んで、全面的 にお笑いキャラへと変貌したと。いやぁ、まさかAパートの引きがブロッシュ 君のピンだとは思わなかったよ。んで、お父さんを機械鎧(右手左足)で容赦 なくボコるエドですが…ええと、基本的にエド君は非常にマザコンで、それゆ えに母を捨てた父を憎んでいるはずですが、ここでの登場のタイミングはどう 見ても「俺の女に手を出すなー!!」です。はい。ちまたにマリア&エドのカッ プリングが見受けられる理由がよく分かりました。マリアさんの前髪に触ると ころでは「どけこのクソおやじー!」と、私も近所迷惑な叫びを上げてました が。 そーゆー引く手あまたな女性に恋するのは素晴らしいことですし、別にどう こうなったわけじゃないからガンバレ軍曹!と思うが、「なんであなたが落ち 込むの?」は効きましたねぇ。その気がないなら、連れてこないでください… 期待してたんですよ、この若造はぁ しかしまぁ、原作では今ひとつはっきり しない、ブロッシュ君のマリアさんへの恋心が前面に出たこの回は、お二人を くっつけようと画策している私にとって、格好のネタとなりましたわ。ふふふ ま、前途多難・多難〜ですが。 #45「心を劣化させるもの」本放送:04/08/21 CS 視聴:05/05/30 身勝手な男と女だなぁ〜 ホーエンハイムの「妻がいる」は、前回での若い 娘口説き事件ですっかり信頼のおけない言葉になっちゃってるし、自分が生き 延びるためなら、なにしよーがかまわないといいつつ、昔の男に未練たらたら なダンテさん……ふひゅう、人って何百年生きても、変わらないのは変わらな いんですかね。あの赤ちゃん、だいじょうぶなんだろうか。っつーかロゼ、 さっそく狙われてるですよ!! 髪を染めた時点ではすんごく萌え走りましたが、いかんせんその後の変装は メタメタだった。基本的に隠密行動には向いていないんだよな、エド君。 #46「人体錬成」本放送:04/08/28 CS 視聴:05/05/31 さぁ、そうだと思ってましたがついに造反してくれましたラスト姐!スカー やその兄の記憶はおいといても、利己的なダンテのやり方に他の連中がどうし て付いていってるのかが不思議だよ、かえって。私も「そんな便利な体なのに なんでまた人間になんかなりたいんだよ」って思ってましたが(「なんだか知 らなねぇけど」…のくだりが素敵でした (^^;) アルのことを持ち出されると ガツンと食らわされた気分ですね。グリードもそう言ってましたが…人が、人 である定義かぁ。ううん 結局ダンテに服従しているのは、プライド(大総統)だけみたいだよね… ラースはスロウスにべったりだし、グラトニーはラストの舎弟だし、エンヴィー は単純に嫉妬にかられてるし…上に立つ者があれだと、下もこれです。 タッカーには無理だと思ったけど、本当に無理でした。ここまで無能さを強 調されちゃうキャラも哀れだ(けど目障りだからもう出なくていいぞ) あ、あのエロオヤジの一目見ただけで赤面しちゃうラヴレターの内容は、知 りたくないです (笑) #47「ホムンクルス封印」本放送:04/09/04 CS 視聴:05/06/01 己の罪にケリをつけるべくスロウスと対決するエド、そこまでふっきれず、 助けようとしちゃうアル、なぜかスロウスに懐いて割ってはいるラース。張り きってたわりには、グリードと同じような最期を迎えてしまったラスト。それ ぞれの思いが交錯しながら、それぞれがやりきれない行動をせざるを得ない、 TVアニメ独特の宿命がババンと描かれた回でした。いやぁ、そこまでコソコ ソしてるとかえってすがすがしいよ、タッカー(誉めてない) 人間としての記憶があるからこそ、人間ではないことの苦しみ。責任者を殺 したいけど、それは我が子で…本当にもう、大変な役どころですスロウスさん。 ラースという少年は…母性を求めるエルリック兄弟の影なのでしょうね。 なんか混乱してきたんで、原作とTV版のホムンクルスを対比してみます。 (原作10巻まで&パーフェクトガイドブック2より) ・プライド(高慢) 原作:お父様が最初に作った人造人間。姿は見せないが、丁寧な口ぶりとエン ヴィーさえ仕切る高圧的態度は、かなりの大物であろう。大総統の近辺にいる ものと推測される。 TV:軍部最高責任者・キング・ブラッドレイ大総統 60年前作られた、 ダンテいわくなかなかの傑作。人間のように歳をとるようにつくられている。 やっぱりダンテの夫の一人だったんじゃないかなぁ。 ・ラスト(色欲) 原作:二番目に作られた人造人間。指先が鋭利な凶器になる「最強の矛」 美しい女性の容姿で、ハボック少尉をたぶらかそうとした。マスタング大佐に よって倒される。 TV:イシュヴァールの錬金術師(スカーの兄)が、亡き恋人を蘇らせようと した人造人間。人間であったときの記憶と、ダンテの利己主義に反発しエドの 助けとなるが、ラースに倒される。 ・グリード(強欲) 原作:三番目の人造人間。200年以上前作られ、100年前にお父様の元か ら逃亡する。以後、闇社会で己の欲望を満たす道を捜し求めていた。「最強の 盾」の持ち主。強欲であるがゆえに所有欲が強く、部下想いだし人間らしい 心の機微がある。ラース(大総統)に捕らえられ、処刑。お父様の魂に還る。 TV:ダンテによって作られたところをみると、彼女の夫の一人だったのでは ないだろうか。こいつを蘇らせるとは、なかなかいい趣味をしてるわダンテ☆ が、強欲なのが問題になったのだろう、140年前第五研究所地下に封印。 エド侵入のごたごた時に逃亡。キメラたちを部下にしデビルズネストを結成 したが、最期にはエドにすべてを託し、死を選ぶ。 ・エンヴィー(嫉妬) 原作:四番目の人造人間。一目見たものすべてに変化でき、ヒューズ中佐を 殺し、私のマリアさんを窮地に追い込んだ張本人!!<私情 若く中性的な容姿だが、その実態はかなりヤバそう。仕事は粗く、テキトー TV:ホーエンハイムとダンテの子ども。エルリック兄弟の異母兄ですね。 最初に作った人造人間。日のあたらぬ場所で生きてきたゆえに、兄弟たちを 心底憎んでいる。 ・スロウス(怠惰) 原作:五番目の人造人間。なんか黙々と働かされてる。どうみても男 TV:エルリック兄弟の母・トリシャが元になっている。体を液体状にできる 手ごわい敵。「ターミネーター2」観ました?凄かったですよね〜んで、死ん だはずのジュリエット・ダグラス大尉になりすまし、大統領秘書官を務める。 ・グラトニー(暴食) 原作:六番目の人造人間。なんでも食べちゃう。ラストに懐いてる TV:仕事にムラがありますね、ダンテさん… ・ラース(憤怒) 原作:七番目の人造人間。60年前作られ、大総統キング・ブラッドレイとし て、軍事国家アメストリスの頂点に昇りつめた独裁者。「最強の眼」を持つ。 TV:イズミが死んだ我が子を元に人体錬成しうまれる。母を慕う気持ちと 憎悪が入り混じっている。やっぱりキレた子どもが、一番扱いにくい。 あれ?なんでウィンリィが一人で…しかもその笑いは不自然?と思ったら… #48「さようなら」本放送:04/09/11 CS 視聴:05/06/02 …やっぱり偽者でした。この人がいると、ほんと紛らわしい(面白いけど) ラースは、エドの感情の対象として存在してるんだな、と改めて確認。師匠が どうやってここに現れたのかがちと疑問ですが、鋼君あちこちで派手にやって たし、錬成の痕跡を辿ればわかるか。精神がいっちゃったタッカー、もう出な くていいぞ(でも出そうだな) さて、トリンガム兄弟がうっかり逮捕されちゃいました。ド田舎ならともか く、中央じゃ銀時計無しでどうこうしようというのは無理だと思う。困った子 だねぇ。嘘つきはドロボウの始まりはともかく、この二人の処刑をなんだって また、ロス少尉とブロッシュ軍曹が命じられたのでしょうか? 1.ほとんどがハクロの指揮の元、北部に進軍したので他に士官がいなかった。 …って言ったって、その進軍の理由が二人の上官・アームストロング中佐の 反乱にあるのだから、命令もなにも、今すぐ身柄を拘束されて人質なり、 こっちこそ見せしめ処刑されても文句言えないよーな立場なんですけどね。 まぁ難なく兄弟を殺したら、即座に処分されてたでしょうが… 2.軍事機密をエルリック兄弟に漏らした責任をとらされて… リゼンブール まで何しに行ったか、調べればすぐ分かること。こないだまで護衛して思い 入れのある少年たちを、敢えて殺すという残酷な任務を与えることによって、 精神的に制裁を加える意味があったのかも(偽者だってことはバレてたんですが) アーチャーやキンブリーと違い、命令次第で平気で人を殺せるタイプじゃない ですからねぇ。上官が叛意を起こした以上、彼らもそれに従い反逆するか、 筋を違えても上層部にへつらうか、どちらかしかないわけです(で、前者を選 んだ、と。反乱将校の部下なんて、結局は信頼されませんから) とっさのこととはいえ、トリンガム兄弟の錬金術に協力し、似たもの師弟を 助けるシーンはカッコよかったですわ。偽兄弟はこないだのロス少尉たち同様、 伝書鳩さんだったわけですが。 さっさと行けばいいのに、兄弟逮捕の報で司令部近くをうかがうなんてとこ ろが、大佐の、もといマスタング准将の可愛いとこです。頭を下げ、悪口雑言 を受け、手を汚しながらも築いてきたこれまでを捨てても、いま、その無謀な 復讐にすべてを賭けようとする。彼の差し出した左手に…でも、握手しない。 「さよなら」は言うけど。左手の握手は本来は偽りのものらしいけれど、この 場面では、ロイは機械鎧の手ではなくエドの本来の手と握手したかったんじゃ ないかな。でも、少年がそれに応えないことも、予想してたんじゃないですか ね。固い握手を交わしてしまえば、別れの言葉が本当になってしまうような気 がする。この、夕景の場面は本当に美しかったです…… #49「扉の向こうへ」本放送:04/09/18 CS 視聴:05/06/03 いいぞ、ロス少尉!…でも、生身部分を撃たないと効かないのでは(それは それでエグいですが)すげぇ人望だな少尉、こんなに反乱兵を動員するとは! さすがは私のマリアさん☆シェスカの家の階段での会話が、ここで生きてきま すのですね(ブロッシュ君活躍はしていたが、セリフ無し。くすん)以上! …じゃなくて、本筋の話。オペラ座と思しき場所での、ダンテとの直接対面で のカメラワークは…アニメならではの素晴らしい作画力でしたね!ダンテの言っ てることがもっともらしいのが、またなんともいえない。「人間には賢者の石 は扱えないから、私が見守ってやっている」傲慢ですね…「同じ努力をしても 報われない人がいる。等価交換など子供、弱者が自分を救うための言い訳」 努力ってのは結果じゃなく、その過程に意味があるんだ!このへん受験生とか 聞いてたら、すごく効果的なとこですねいろんな意味で。 この番組は思春期にある少年少女を対象にした物語だと思うので、こういう 大人の詭弁を振りかざすヤツと真っ向から対決させるというのは、とても有意 義だと思います。うっかり「ダンテしちゃってる」自分に気づいたりして、 詭弁な大人にならんよーにせなあかんなぁ、と己を振り返ったりしてます。 だいたい、等価交換の原則を無視できるはずの完全物質・賢者の石が、使えば 消えちゃうっていうのは、等価交換そのものなのでは? 「扉の向こう」は、なんかズルイ手だよなぁと思います。親子のマヌケな会話 が素敵でしたが (^^;) #50「死」本放送:04/09/25 CS 視聴:05/06/06 主人公が異世界に飛ばされるって手法に、いまどきの視聴者は斬新さを感じ るのでしょうか。けっこうありがちなのですが…最後の最後で出してくるのは やっぱりズルイよ。推理小説の最後の10ページに出てきたヤツが犯人、みた いでさぁ。伝説の勇者がマジマジワールドからバイストン・ウェルに召喚され た後東京上空に戻ってきてとか、ネタフリしてもらわないと(混乱しているよ うだ) 等価交換は子供の理屈…ま、ガンバレば頑張っただけのことがある、うまく いかないのは努力が足りないせいだ…って考え方も、危険なんだけどね。大人 になるって、「ほどほどに」を身につけることのような気がするんだけど。錬 金術のエネルギーは、こっちの死っていうのもなぁ…確かにエネルギーのこと は気になってたけど、デタラメワールドだからOKなのかと思ってた。ここん とこが、アニメスタッフの勝手な設定なのか、原作者自身の最後の切り札にな るのかまだ分からないんで、なんともいえない。こっちの世界を出すのは反則 だと思うので出してほしくはないが、エネルギーの秘密はどこからか出てくる かもしれませんね。 今回もバリバリ活躍するマリアさん!は、いいとして…相棒デニーの姿が見 当たらないので、死体(もしくは死体になりそうな人<すごく分りやすかった) の中にいやしないかと、ハラハラしてました!最終回のキャストに出てるんで、 だいじょうぶだとは思っていましたが… ごめん、主役を忘れてはいかん。短髪エドは可愛かった!!一番殴りやすい ヤツにも笑わせてもらった!実はとってもファザコンなのにも感銘を受けた! 本放送時はこんなラストシーンのまま一週間待たされたのか皆さんっ、と気の 毒に思った。そういうハラハラを体験するために、視聴するわけなんですけど。 あと30分でどう決着させるつもりなんだよ!というくらいの引きは、 理想的ですね。 #51「ミュンヘン 1921」本放送:04/10/02 CS 視聴:05/06/07 本来この話数にはサブタイトルが無いのですが、終盤出て来るこの文字を副 題としているサイトさんが多いので、便宜上そのようにいたします。 シェスカに仕事を持ってきた時、マリアさんは「すまないわねぇ」って表情 をしているのに対し、全然悪びれずニヤニヤ笑いのデニー君は、やっぱりリゼ ンブールでの一件を根に持っているのだろうか、などと思ったり。そうはいい つつ、向かい合わせで振り返るところと、マリアさんの倍の本をちゃんと持っ てるデニー君偉いぞ!と感心しました。ガンバレ!以上!! じゃなくて、本筋。弟が兄を救い、そしてまた兄が弟を救い…その場面が、 とてもキレイに描かれていたのが救いでした。でも、エルリック兄弟の想いを 高めるのは、エンヴィの切ない気持ち。いろいろ変身したけど、やっぱりエド に変身した姿が一番好きだなぁ(本来の顔の時はパパが頑張って声当ててます ね!)愛するがゆえに、父を殺さずにはいられない彼の想い、なんか叶えてあ げたくなってしまう。だってパパ身勝手なんだもーん!あ、でもその願いが叶っ たらかえってエンヴィ悲しすぎるから、やっぱりやめてくれ<どっちやねん 大佐の戦闘は原作10巻と似ているのですが(ここもまた、原作者のヒント によって構成されているところか)、あちらの方が構成が凝っているので、 比べるとちょっと気の毒ですね。なんといっても養子セリム君が…原作では どうなるのだろう。こういう純真で可愛いキャラクターがこんな目に遭うと、 本当にやりきれないです(ロイ君が「やりきれない…」表情をしてくれてたん で、やや救われましたが) ロス少尉たちも、北部戦線御一同も、皆さん無事な様子を披露してくれて、 ひとまず安心。大佐と中尉も、ほどほどに良い関係を続けてほしいなぁ、と (あんまりラヴ過ぎても…どうなんだろう。ううん) 信頼しあう者同士が、お互いを想い合う過程で離れ離れになり、いつとは決 まらぬ再会を願いつつ、結末を迎える…これもまた、ある意味古典的な手法で すが、TVシリーズ一年分を、きちんと収めた結果だと思いました。が、同時 に映画への導入部らしい前フリも、随所に振りまいていて…商魂たくましいなぁ とも感じました。こういう描き方されちゃ、そりゃあ映画も気になりますねぇ 普通。もちろん兄弟には再会してほしいけれど、ここまでも多くの犠牲を必要 とした旅だったのだから、その再会には、なおさらの犠牲が必要とされそうで、 ちょっと不安です。映画でレギュラー陣を殺したら、マズイとは思うのですが …どうだろう。ゲストキャラが生贄なのかっ ともあれ、前に進み続けるメッセージをきちんと示した最終回であったこと は、評価したいと思います。 (05/06/07 掲載) |
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