TVアニメ「鋼の錬金術師」感想 第二期 第二期 #14-#25 全体を通して見て、一番原作に近いクールが第二期だと思うのです。賢者の 石の秘密を探り、残酷な真実にぶち当たり、第五研究所にもぐりこんで…その 余波で彼が殉職。それでも随所で、第三期・第四期につながる細かいオリジナ ルの伏線があるところが、アニメスタッフのストーリーの練りの念の入ったと ころだと思います。良し悪しはともかくとして。 OPは明るいテンポの「READY STEADY GO」ですね。ズンズコはじまるドラ ムと英語歌詞に最初のころちょっと引いてたんですが、背景の錬成陣やウロボ ロスや白い花など…意味深になってきた背景気づいてみると楽しかった!カッ コいい大佐・脱ぐ少佐 (笑)・撃つ中尉のアクション。話が重くなる辺りだけ に、いい感じだったと思います。私的には、最初に見たOPでしたので印象深 いですね。歌っておられる「L'Arc〜en〜Ciel」さんは、フランス語で「Arc」 は弓、「Ciel」は空で、空の弓、つまり「虹」という意味。 イエロージェネレーションさんが歌うED「扉の向こうへ」は、すごく好き です!もちろん、マリアさんが出てくれる第四期のEDも外せませんが、歌と して一番好きなEDはこれですね。幼なじみ三人の絵が古い映画のように流れ る場面、錬成失敗物体がアップで登場するグロい場面、そして、機械の体では 雪が溶けないという事実を強調する終盤… 命令口調なのにどこか優しさが漂 う歌唱、切なく歌い上げる曲調。名曲ですね〜 ただ、いくら雪の曇天とはい え、兄さんの髪の色はキツすぎかなぁ、と。あの懐かしい、歳をとらないエス パーを思い出します (年寄り調ですかね)
#14「破壊の右手」本放送:04/01/10 CS 視聴:05/04 マルコーさんを探して、撃たれそうになって、賢者の石を見るところは原作 通りですね。しかしこの回死体多い…特に土曜の夕方にそりゃちょっと…な死 に方のグラン准将。でもこの人は、ここでがっちり死んだことを出しておかな いと、後で偽者が出たとき分かりづらいですからね(瞬時に気づくキンブリー もすごいが #22)アームストロング少佐の登場が、ちょっと楽しくなかったよ うな。 #15「イシュヴァール虐殺」本放送:04/01/17 CS 視聴:05/04 ほら〜ギャラリーがいないから、少佐の脱ぎの甲斐が無いじゃないですか〜 あそこは、スカーですら呆れるとか、部下たちの容赦ないつっこみとかがない と、寂しいじゃないですか〜 後半バトルでの「無能」の間合いが短すぎると ころとか…ギャグに対する熱意が足りないぞ、アニメスタッフ!! イシュヴァールの真相については、より深い発端を後でマーテルさんが教え てくれるんですが、ここでも軍部によってかなりの情報操作が行われた形跡を みることができます。原作がこの先どうなるのかわかりませんが…アメストリ スによるイシュヴァール侵攻は、ナチス党によるユダヤ人虐殺を下敷きにして いるんでしょうか。その辺詳しくはないのですが…無邪気に遊ぶ子どもの声を 背景に語るあたりが、演出のいやらしいところ(<誉めてるんです) 大佐がロックベル夫妻を殺した設定は、#01 及び #03 登場の登場シーンと、 #43 での決意につながるわけですが、あまりキレイな設定じゃないですね。 エドの右腕が破壊されるシーンは素晴らしかった!が、やっぱりあの謎の女に 気をとられてしまいます。というわけで、いろいろとやりたかったのでしょう がなんとなく上滑りに終わってしまっているような、ちと残念な回でした。 #16「失われたもの」本放送:04/01/24 CS 視聴:05/04 鮮明に記憶するために、失ったものを取り戻さないでいる人物を配し、すべ てを取り戻そうとやっきになっている兄弟の目的を浮き彫りにしている話数。 ちょっと説明調だし、原作と違って少佐に対し「苦手」ではなく、まだ「敵意」 を持っているエドワードの嫌な心境も出てきて、暗鬱にもなる。オリジナル キャラクター兄妹共、子どもとはいえ短絡的で善悪の区別もつかない困った やつだしな。おっさんも、通りすがりの小僧に説教する前に、自分の家の しつけをなんとかしてください。「にょろいの〜」は可愛いかったぞ、アル! まぁ、オリジナルストーリーですからね、こんなところでしょう…… #17「家族の待つ家」本放送:04/01/31 CS 視聴:05/04 この話数は、ほぼ原作どおりの内容でしたね。相変わらずギャグがすべり気 味だったのが気になりましたが…母の思い出を語る帰路に、灯される光。自ら 退路を断った彼らにも、故郷と、待っている人がいることの温かさが救いにな る回でした。なにしろここまではスカーに、ここからは第五研究所絡みでキナ 臭いところから離れられない兄弟の過酷な運命。しか〜し!中村的にはその辺 はどーでもよく<をい、次回のマリアさんの登場を、ジリジリと待ちうけたの だったのですよっ主観的にっっ #18「マルコー・ノート」本放送:04/02/07 CS 視聴 :05/04/ よっしゃー!待ってました!!マリア・ロス少尉ファンの私としては、待望 の話数であります!!(って、14話から見始めたから、すぐでしたが) いやぁ、マリアさん声低いですねっ 斎賀みつきさんは少年役の多い人です から予想はついていたですが、も少し高い声も聞いたことがあるので、女性役 なのにこの低さはどうした?!と最初ビックリしました。軍人らしいし、慣れ るとすごく良かったです。「あの人はかんべんしてください!」のエドとの ハモりが素晴らしくて。もう、役交換しても全然OK!みたいな感じ漂う。 ブロッシュ軍曹役の原田正夫さんは、やっと本来の役で登場です。数々の モブキャラ、ありがとう!(まだあるけど (^^;) マリアさんが低い声で、 ブロッシュ君が高い声というのは、コンビとしてイメージ通り、かな。 国家錬金術師を弟と間違えるシーンは、原作よりホラーで楽しかったです。 アニメのマリアさんは、原作での軍曹との夫婦漫才的なところは脱して、より 厳格に描かれていますね。ボケは全部、ブロッシュ君に押し付けて (笑) 図書館では警備が完全にできない、警備するには人員が足りない…そんなこと、 考えもしなかったよあたしゃ。自分の仕事が困難になる、というより兄弟の 身辺を案じての言動が多いのが、いい感じにも思えた。 まぁなんと言っても見所は、シェスカ発掘作業!男性三人と女性一人の作業 ですが、声的には女性三人に男性一人なので、ブロッシュ君の低いワタワタ声 が入っていてちょうどよかったと思いました。あと、原作でもそうなんだけど、 エドワード君とブロッシュ君て、髪型似てますよね…前から見ると。 #19「真実の奥の奥」本放送:04/02/14 CS 視聴 :05/04 衝撃の真実に気づき、いったん落ち込みながらも関係者との会話から糸口を 見つけ出す原作に対し、マリア女史一人がハッパをかける内容のアニメ。前回 子どもを危険に巻き込むことについて、あんなにヒューズ中佐に反論していた 彼女が、一転賢者の石研究の継続を勧めるわけですが…それだけ、兄弟に肩入 れしはじめているのだろう。そう思いたい(じゃないと思考に矛盾が生じちゃ う)これだけ煽っておいて、じっとしていろなんて言うのも、身勝手な気がす るのだが。勝手にベッドに腰掛けてる軍曹も生意気だぞ!(アルのベッドかし ら)で、豆な兄さんだけ潜入するのですが、妙なトラップが多くて、大げさで バカバカしかった(誉めてます) えーん、護衛官たちの弾が、ちっとも当たりません〜スカー相手じゃダメで すか?66の右手を撃ち抜いたあの命中率は、アニメでは発揮されないのね… #20「守護者の魂」本放送:04/02/21 CS 視聴:05/04 エド君と48の対決は、一応決着。「いわん、いわん」があって、よかった (シリアス全編の中でちと浮いているが)アル君と66の対決!は、その通り でしたが…あーらら、アルを助けるのはスカーさんですかぁ まぁしょうがな いかぁ、マリアさんには #22 で素晴らしい活躍の場が待っていることですし (ブロッシュ君には何も無いが (^^;) 66と知り合いなら彼の言葉を信じるのも納得かな?と思ってたけど、やっ ぱりここで自分の存在に疑問を持つのは、揺らぎすぎかなぁとも。その揺らぎ こそが、少年らしさなのかもしれませんが。コーラス付き「ブラーチヤ」が泣 けるっっ #21「紅い輝き」本放送:04/02/28 CS 視聴:05/04 スライサー弟の自殺シーンは、胸に堪えますねぇ。人と認められたからこそ 人として死ぬしかない、その思いを理解しながらも受け入れられないエド君。 「アルをこんな目に遭わせはしない…!」の言葉が、重みをましたシーンでし た。この手の覚悟ってヤツに、中村は弱い。#34でもやられるが。 グリードさぁん! んでからして、生きてたのかよタッカー登場。この後も延々とTVアニメに 登場しては、見る者 (私) をむかつかせます。おまえにだけは「君の気持ちが わかる」なんて言ってほしかないね!犠牲にするとわかっていて娘を利用した 挙句、都合のいい形で取り戻そうとしているこいつとは違うんだ、と強調する ためには良い対象なのでしょうが(っつーか、やったことや、やろうとしてい ること以上に、コソコソしたへつらう態度が気にくわねぇというか) #22「造られた人間」本放送:04/03/06 CS 視聴:05/04 はい、#19 から続いていた第五研究所潜入作戦も、ようやく終わりを迎える 時がきました。大総統の登場に、安堵の笑みを浮かべるマリアさんですが、 一方ヒューズ中佐は疑念顔。そういうわけだから、真っ先に…… タッカーの耳打ちに、「ま、もう死んでる人間なら材料に使ってやった方が 浮かばれるかな〜」みたいな気持ちで(もちろんそれ相応の覚悟で子どもなが らに修羅の道を歩いてきたわけですが)賢者の石をまんまと作ろうとするエド 君。そいでまた、「人間になりたい」なんてしょーもない理由を持ち出すラス トさんたち。ああ…「人間を超えた存在」と高貴に語っておられた面影は、 アニメでは消し去られてしまったんですね。くすん キンブリーが利己的な行動をとってくれたおかげで、大量殺人しないで済ん だわけですが…まぁキンブリーって、この作品では本っ当に悪党中の悪党に描 かれてます。原作では今後どうなるのかな…これ以上に嫌なやつになるのだろ うか。 そして!!TVアニメ中、もっともマリア・ロス少尉が目立ったシーン! そう、液状賢者の石に取り込まれ、ホムンクルスさえ逃げ出す暴走エドを抱き しめる、あの名シーンがやってきました!彼女に抱きしめられ「かあさん…」 とつぶやく場面は、エドワードを取り戻すために命がけで立ち向かうマリアさ んと、無理を続け、苦しみ、傷ついてきたエドワード君の痛みを思い知らされ るところであります。ネット上で、マリアさんとエド君のカップリングのSS を時折見かけますが、このエピソードを見たらむべなるかな、ですね。 んで、せっかくの名場面に水を差すよーで難ですが、何度聞いてもブロッシュ 君が「ロス『中尉』!」と叫んでいるように聞こえてしまって…まぁ、この際 どっちゃでもええと言ってしまえば、もーそれまでですが。えっ、少佐の裸体 ですか?なんか既に、つっこみいれるのもしんどいというか…(やるなら、 ちゃんと脱ぐギャグシーンからやってもらわないとなぁ) #23「鋼のこころ」本放送:04/03/13 CS 視聴:05/04 前回熱烈ラヴシーンをかましてくれたマリアさん、今度は一転ビンタです! 原作と違い軍曹との結託は無く、(うわぁ、いきなり何すんですか少尉っ)的 な表情のデニー君でした。原作と違いアル君ぼろぼろですから、いくらなんで もこの状態をボコるのは酷すぎるということでしょう。同じ部屋に居たので、 説教は二人ともにくらわしている結果になる…かな。前回の捨て身の優しさと、 今回の厳しさでマリアさんの、母性の強さ優しさは強調されたと思います。 一方のブロッシュ軍曹は原作の色ボケ発言が完全排除されちゃってるんで、 まったく目立たずスルー。「彼女」発言はニーナに持っていかれた感もあるか ら、仕方ないか(#7) うーん、ウィンリィは仲裁にならないのかぁ。後ろから抱きつくシーンは、 なにげにラヴで、良かったですが… #24「思い出の定着」本放送:04/03/20 CS 視聴:05/04 困りものですね。まったく、困りものです。いろいろなものを詰め込んでし まい、描くべき肝心の目的が散漫になってしまっているように感じます。 スカーと兄の件はともかく、イシュヴァール難民の兄弟の悩みは見ているこち らとしてはどうでもいい…と言ってしまうと申し訳ないが、アニメ用に作られ た挿話なので、エルリック兄弟が絆を確かめ合う重要な場面が薄くなってしまっ たような…。ウィンリィが仲を取り持つ原作の良さと比べてしまっては、気の 毒というところかなぁ。 #25「別れの儀式」本放送:04/03/27 CS 視聴:05/04 TVアニメ前半の山場となる本話。「次の犠牲者を出さないため…」という エドワード君の気持ちを察知するのはいいけど、さっそく死んでしまうとは。 (「我々の苦労を…」って、おまえ何もしてないやん、デニー!!) ええと、TVアニメでは、イシュヴァール内乱のきっかけとなったのはジュ リエット・ダグラス大尉という女性軍人だけど、本人はその二年前に死んでい て…なるオリジナル設定が始まってしまいました。ヒューズさんはそこにつっ こんでしまって消されるわけですが、犯人グループの巣で長々と解説する前に 大佐に連絡した方が…などと、原作との差異やら筋書きの矛盾やらを感じるの です。 しかし私的には!!やっぱりマリアさんが首切られて死ぬ場面が一番キツかっ たよ〜そりゃ偽者だし、ヒューズさんなら切ると思ったし、わかるんだけど〜 偽者とわかっていてもマリアさんが首から血ながしながらピクピクしてるのを 見るのは辛かったよ〜〜ううう まぁ、TVアニメでは殺人犯に仕立て上げら れることがないのだから、これくらいはやむなしというところなのかもしれな いけど。 正装のスカート姿のロス少尉と、軍帽をかぶったブロッシュ軍曹を見れたか ら、良し!まぁ、これ以上葬式シーンが無いに越したことはないんですが… (05/06/03 掲載) |
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