TVアニメ「鋼の錬金術師」感想 第一期

第一期 #01-#13
 第1話でOPがラストに流れる構成も、ニクいなぁ。鋼といえば「メリッサ」
という印象は、やはり誰しも抱くところだと思います。これはもう、これだけ
インパクトのある曲ですから当然でしょうね。ポルノグラフティさんの曲は、
同じ音の連続するところに特徴があり、この曲でも大サビの後そういう感じに
なりますが…ま、個性でしょう。中ほどでCGの岩山が続くのはちょっと冗漫
な絵だと思いますが、二回の「さぁ」のところでエドワード君がバシッと決め
てくれる動きなど、素晴らしいと思います。「メリッサ」は女性名だと思って
いたのですが(「大草原の小さな家」に、メリッサさんという女優さんが
お二人出演してらしたし〜)この場合は、歌詞に「葉」とあるように、
ハーブの一種・レモンバームの葉のことをさしているようです。メリッサと
いう名前の登場人物はいない…と思うです。たぶん。「悲しみの」のところで、
スカーさんが登場するところも、やるヤツですわねぇ

 EDの作画は鈴木典光さん。第二期・第四期も鈴木さんです。この人は
「カードキャプターさくら」では主に版権物(雑誌等アニメ以外の媒体への作
画作業)を担当されていた方で…その折には、ちょ〜っとキャラクターデザイ
ンと離れた絵柄の人だなぁと感じたのですが(全体の作画レベルは高かったけ
れど、各話の整合性にはあまりこだわらない作品だった・さくらちゃん)
いやぁ、こういうキレのいい動きを描く方だったんですねぇ、うんうん。
 しかし例のアメコミ調止め絵はスカーと対決した時のもののはずだが、この
EDが使われている時にその場面は無いのだった。壮大な予告

 TVアニメ鋼にはOP・ED各4曲ありますが、どれも原作の内容をよく把
握した歌詞だと思います。原作を元にした二次創作という意味で、とても参考
にさせてもらっています。

 
 
#01「太陽に挑む者」本放送:03/10/04 CS 視聴 :05/05/08
 於:リオール解説者に、ブロッシュ君(の声)が!以上!!

…じゃなくて、まぁ原作第1話通りの内容でした。作画もすばらしくよい。
ギャグシーンもちゃんとはまっていた。大島ミチル氏の音楽は、ちょっと重す
ぎるかなぁ…と感じたり。「シャ・リオン」に似た雰囲気の良い曲があるなぁ
と思っていたら、これがファンの間でも評価の高い「ブラーチヤ」という曲で
した。切ないシーンを盛り上げる、素敵曲です…
 エドワード君の声は、朴ロ美さんでもう間違いなし!でしょう(ロは、王扁
に路)好みもあるでしょうが、私は「デジモン02」の賢ちゃんや、「魔探偵
ロキ」のヘイムダルのような、重苦しい過去を背負ってるキャラクターを演じ
てらっしゃる朴さんが好きなんです。もちろん、三つ編み・少年・吊り目と、
私的ツボもとらえていますけど☆
 アルフォンス君の声に慣れるには、時間がかかりました〜(実際に視聴しは
じめたのは第14話から)鎧だから重々しい声なのか、14歳の少年らしくす
るかは、難しい判断だったと思いますが…回想シーンも多い作品ですし、なん
のかんの言ってもまだ子どもなんだ!というところを強調するには、釘宮理恵
さんはナイスキャスティングだったと思います。
 そして桑島法子さん(ロゼ役)…この人も少年役の方が印象に残ってるもの
ですから、うわぁ、こんな声も出るんですねっと、声優さんの力を再認識。

#02「禁忌の身体」本放送 :03/10/11 CS 視聴 :05/05/08
 今度はブロッシュ君いなかったよ… 以上!

じゃなくて、こちらも原作第二話どおり。OP前のアルフォンス君の語りも
レギュラーどおりに、そしてEDもつきました。な、なぜアメコミ風?
この後あんなに登場する人になるとは誰も思わないよな、ロゼ…
ラストの声がちょっと低いかなぁと思ったのですが、佐藤ゆうこさんも
少年声で有名な人のようですね。グラトニーの高戸靖広さん…いやぁ、
可愛い役をやってるなぁ(中村にとっては白猫アルテミスの印象強し)

#03「おかあさん……」本放送:03/10/18 再放送:05/04
 ロゼに語り始める…という形で、ずっと続く過去話の始まり。まぁ、時系列
にやってもらった方が、わかりやすいかもしれません。第1話冒頭でもありま
したが、本当にツライ話です。愛する人を取り戻す方法があるのなら、それに
挑みたいという気持ち。ここで焼きますか、家……
 マスタング大佐(この頃中佐)役の大川透さんは、サクラ大戦(1)での、
なんとも中途半端な扱いをされてた中ボス役(鹿君ですね)しか拝聴したこと
なかったんですが…いやぁ、色男役ってことで、いい感じです☆

#04「愛の錬成」本放送:03/10/25 再放送:05/04
 はじめに申し上げたとーり、ついうっかり本放送時に見てしまった回。
どうして他の話を見なかったんだろう…まぁ、他の話もどれをとってもツライ
部分が多いので、その当時の私には耐え切れなかっただろうとは思うけれど、
それにしてもこの回は、あんまりです。オリジナルストーリーですが、筋書き
といい、オリジナルキャラクターといい、オチといい、最後の笑顔といい、
もう、どこをとっても誉めるところが無い……強いて言うなら、クローゼ役の
矢島晶子さんはとても可愛く演じてらして、良かった。はぁ…この後も、
オリジナルストーリーになるとしょーもない回が多くて、本当に困りものです。

#05「疾走! 機械鎧」本放送:03/11/01 CS 視聴:05/05/22
 えっと、まだ12歳の話が続きます。(今より更に)小さいエドくんを見る
のは楽しいですが、頭の中で翻訳しながら見るので、ちょっと大変です。原作
だと、ハクロ将軍を狙うテロどもの列車に兄弟が乗り合わせたのは偶然でした
が、こちらでは完全にマスタング君の術中にはまっている。ロイ君の策士っ
ぷりが顕著な回になっています。ヒューズ・ファルマンなど、レギュラー陣も
登場(ハボックくんもいたけどセリフは無かった)

 ホークアイ中尉(このころ少尉)の声は、根谷美智子さん。根谷さんもいろ
いろな役を演じてらっしゃいますが、私的にはやっぱり「コレクター・ユイ」
のアンティ役が印象深いです!美貌で、品があって、しかもかなり毒舌で食え
ない女性!!あぁ…ロイくんが、コントロルに見えてくるですよ……
 ヒューズさんの藤原啓治さんは「クレヨンしんちゃん」のお父さんの声しか
存じ上げないのですが、まぁ、そういう系統の役柄ですよねぇ〜〜
 ブロッシュ君(の声)発見!私が彼の声を聞き逃さないおかげなのか、それ
ともよく響く声だからなのか。たぶん後者。低い声のおっさんばかりの中で、
良く通る高い声なんですよね〜

 なんだかものすごく高架橋が長かったですが、まぁそれはそれとして、アク
ションシーンは原作通りですね。風になびくエドくんの髪(うっとうしい前髪
と可愛い三つ編み)がナイスすぎます☆アルくんの兆弾シーンは…も少しふざ
けてもよかったかも。原作では護衛殺されちゃってましたが、とりあえず人死
にが無いのは良し!ただ、バルドの「軍に裏切られた云々」…てくだりは、
なんかくどいように感じた。まぁ、ロイくんを悪党に仕立てたい気持ちは
わかるが<をい
 作画監督・古賀誠さん!懐かしい「カードキャプターさくら」では、とって
も特徴的な絵を見せてくれました。今回は特にそういう部分は感じなかったなぁ
…鋼は全般に絵柄の統一がハイレベルだから。好きなアニメで活躍されていた
スタッフに、もう一度別の作品で会えるって、嬉しいことですね☆

#06「国家錬金術師資格試験」本放送:03/11/08 再放送:05/05/15
 前回で妊娠5ヶ月だったグレイシアさんが出産するシーンがあるので、タッ
カー家に4〜5ヶ月お世話になっていたようですね。季節も変わっていますし。
一所懸命勉強していたのに、途中で受験やめさせられちゃうアルがかわいそう
…だったら、最初からそう言ってやれよ。鎧の体で魂のみの存在…人間兵器と
しては望ましい方向のような気もしますが。バルドの例もあり、アニメではあ
くまで軍の監督下における人材の採用を求めているのだろうか(で、アル君は
その規定を超えちゃうと)
 結局、出産の際役に立ったのか、あの三人は?!原作では医者の娘ウィンリィ
ががんばってくれましたが…とっさのことで慌てて、錬成陣無しで?!という
くだりが重要だったのでしょう(けどそれ受験の時も出てくるしなぁ)
 ニーナが死ぬとわかっているだけに、彼女の出番が多いと、早くも泣きそう
になる。こおろぎさとみさんの声だし!スタッフのいじわる!と叫びたくなる
くらい、可愛いんだこれがっ

#07「合成獣が哭く夜」本放送:03/11/15 再放送:05/05/22
 この時点では「鋼」の二つ名をもらっていない。車中でのハボック君のセリ
フが、なかなか意味深でよろしい。ハボック役の松本保典さんもベテラン声優
さんですね。って、こないだ「NG騎士ラムネ&40」を見直してて、お名前
を見かけて驚いただけなんですが。
 スカーさんも登場!堂々と図書館に入ろうとしますかっ この時止めていた
警備兵の声がまたしてもブロッシュ君だったので、容赦なく殺されたらどうし
ようと思った(どうもこうも、別人だから構わないって言っちゃ申し訳ないか)
置鮎龍太郎さんの声は、ちょっと弱い感じかなぁ…と思ったのですが、TV
アニメでは特に兄がらみでかなり弱いところをみせていくキャラクターになっ
ていくので、キャスティングの妙だと思いました。
 ここでシェスカとすれ違うわけですが、責任者の女性の声がエンヴィー役の
山口真弓さんなのが素敵でした。エンヴィーのキャスティングは最高ですね!

 えっと、このアニメの悪役の一人バスク・グラン(原作では登場以前にスカー
に殺されている。アニメでもスカーに殺されるけど)があんまりにも追い詰め
るからこんなことになったんだ、みたいな描き方もしているのに、「試したい
から試したんだ」などと開き直り、挙句「母親みたいにするなよ」なんて追い
討ちまでかけるタッカーが悪いのか、まぁどっちも悪い結果こんなことになっ
たんだよ〜っていうことなのでしょうが、ちょっと気持ちが分散しちゃった感
じも。キメラにしても、お父さんを殴るエドを止めたくせに、いざ逃げるとな
ると、お父さんでもエドでもない全然知らない路地裏の兄さんのところに逃げ
るのが意味不明。ニーナの意識ではなくアレキサンダーの本能で行動していた
のかもしれないが、にしたってやっぱ見るからに怪しいスカーさんのところに
行くなんて、おかしいよう。うーん
 この話数がどういう結末になるかは、原作を読んでいればわかっていたので、
覚悟の上の視聴でしたが…やられた!やられましたよ、EDに!!書き下ろし
イラストが4枚も入るなんて……ここに至り、鬼の中村の胸にもこみ上げるも
のが。あああアニメスタッフの、策士!<誉めてる

#08「賢者の石」本放送:03/11/22 CS 視聴:05/05/29
 副題はこうなんだけど、実際は大総統に聞かれたシーンのみ、ですかね。
原作での残酷な真実を知る話数の副題が印象的だったぶん、なんか別にこの
タイトルでなくてもいいような気がするですよ(原作印象に残っているのは、
単にマリアさんが居たからだと思ふ己を省みて(笑)だって物語全編「賢者の石」
って言っちゃえばそういう話なのだし)
 本筋は、ニーナを救えなかった悔いからせめて犯人を見つけようと勝手な
行動に出る、エドワード君の12歳の子どもらしい短絡さを強調する回でした。
泣き・悩み・もがき逃げ惑う少年…原作での、冒頭からレベル100!って状
態を見慣れていると、早く成長しろ!とジリジリする感あり。ただアニメ的に
は時系列に「少年の成長」を描くという目標がある(と、原作8巻巻末に書い
てあった)ので、まぁその意図にはよく沿って作られていたと思います。
ウィンリィを登場させたのは、無理やりって気もしますが。こうでもしないと
出番ないからなぁ〜
 TVアニメでのバリーは、女性への憧憬→女装→女性のみを殺害という性格
の殺人犯として描かれているようですね。優男だったし。原作9巻では、実に
肉屋のオヤジ!として登場してるし、殺すのに男女問わず快楽を感じているの
で対照的ですね。なにしろ自分を斬るのを、めちゃめちゃ喜んでたから★
 ま、そんなお子様なエドに、厳しい言葉のロイ君、当たり柔らなマース君。
二人とも、大人としてまっすぐに、でも彼らを子どもとして認めながら接して
いる感は、とてもいいですね。

#09「軍の狗の銀時計」本放送:03/11/29 CS 視聴:05/06/05
 ロイ君が東方左遷への布陣として、悪党ヨキを片付けるためにエドを送り込
んだ、という理屈は良く分かるし、きちんと考えられていると思いましたが…
やっぱりこの話は、12歳の少年の初陣ではなく、すねに傷持つ15歳のベテ
ラン向きな内容だと思うので、後半のエド君の悪辣ぶりがもう一つインパクト
薄い感もあるのですが。原作話だと、どうしても比較してしまうので、申し訳
ないですねぇ…
 ヨキ中尉役の矢尾一樹さんは、「NG騎士ラムネ&40」のダ・サイダー役
で私のダジャレの師匠と(勝手に)決定しちゃったのですが、その後も「コレク
ター・ユイ」でのユイパパや、「サクラ大戦」最恐部隊薔薇組隊長・清流院琴
音大尉など、エキセントリックな役をやらせたら、ピカイチな方です☆
 カヤル役の川上とも子さんは、「カードキャプターさくら」では大人びた理
想的な少女・佐々木利佳ちゃんを演じてらっしゃいましたが、私的には「少女
革命ウテナ」での、無邪気で無鉄砲な王子様・天上ウテナ様から入ったせいか、
やはり男の子役の方がしっくり来ます〜
 そして、忘れちゃいけないアニメオリジナルキャラ・ライラ!
メイド服!!…は、いいとして (^^;)「国のため」といいつつ、自分の力を何
のために使うのか、信念の無い錬金術師として登場した彼女。まさか後半、
あんな使われ方をされるとはねぇ。抜かりないなぁ監督。かかずゆみさんは
お名前しか存じ上げなかったのですが、実力のある声優さんであることが、
特に後半強烈に実感させられるです。

#10「怪盗サイレーン」本放送:03/12/06 CS 視聴:05/06/05
 ボンデージ!!…は、ともかくとして(^^;) 全51話の中で、一番必要ない
って言っちゃえばそれまでの話。でも、面白いんです。無茶苦茶なんですっ
「ルパン三世」みたいな話を作りたかったのだな…というところまでは分かり
ますが、サイレーンが義賊なのかと思いきやコスプレマニアで単に盗癖の抜け
ない困った人なのが、かえって不条理で楽しかったんですけど。みたらし団子
やらカツ丼やら、割り箸の割り方が下手だったりとか、兄弟のアホな会話が
繰り返されたりとか…ツッコミどころ満載!とりあえず、エド君が15歳に
なってくれて、なんかホッとした。12歳も可愛いが、ちと頼りなくて。
 この回の難を言えば、せっかく銭形な刑事さんが立木文彦さんだったのに、
肝心のサイレーン役がプロの声優さんじゃなかったところですかね。頑張って
おられましたが、視聴者としては「頑張ってる」演技ではなく、も少し高度な
ものを求めたいので。他の話数で素人さんを使うことが無かっただけに、残念。
こういうどーでもいい回で使ったのは、利口だと思いますが (^^;)
 繰り返しますが、私は好きですこういう話。もっとこんな話があっても
よかったんじゃないかな〜と思うくらいに。
                      (ここまで 05/06/10 掲載)

#11「砂礫の大地・前編」本放送:03/12/13 CS 視聴:05/06/12
 小説 vs アニメ、アニメの勝ち!(当社による独断判定)
コミックスが原作なら、小説もアニメも他者による二次創作。その小説を元に
さらなる二次創作…となると、もう、なにがなんだか、ねぇ (^^;)
 一応小説版も読んでいたので展開は分かっていましたが、アニメの方が動き
の良さやセリフ、テンポなどで軍配を上げました。小説版もまったく悪いわけ
じゃないですが、私はあまり好きではないですねぇ。特に (2)(3)と進む
につれ、変化の乏しい内容に陥っているような気がするのですが…
(知人に借りて読んだので現在手元にありません。ので、記憶で書いてます)

 この世界の時代設定は産業革命時。進化し続ける機械化や交通網の発達と
同時に、鉱山は栄え、そして滅びる。莫大な富を与えるものと同時に、甚大な
害となるものもそこにあり…表裏一体、これもまた等価交換ということか。
こういう炭鉱は、#08「賢者の石」でも使われた題材ですね。とにかく筋骨隆々
たるおっちゃんばかり登場するという、むさくるしくも楽しい感じです(^^;)
 いやぁ、偽者が出るようになれば人気も本物といいますが、ウソつくことが
これほど責めたてられる街なので、トリンガム兄弟はこのあと無事だったんで
しょうか(だから中央に流れてきたのか?)
 確かに、偽兄は上背もありカッコいいかも。「俺を見下ろすな!」無茶な要
求をする兄さんが、ボクは好きだよbyアル で、無茶な兄を持つ同士すっか
り仲良しこよし。本当の名前を教えてもらいましたし!で、第二回侵入モグラ
作戦で赤い水の毒を吸い、倒れてしまうエド。金を生む賢者の石モドキは、人
の呼吸器管にとりつき、重病を生む。父の研究を続けることに意義を見出す兄、
間違いを糾すべく意を決した弟。で、ここで引き!まとめは、後編の感想で!

#12「砂礫の大地・後編」本放送:03/12/20 CS 視聴:05/06/12
 トリンガム兄弟もマグワールを利用したいが、それはこちらも同じこと。
あっというまに拘束され、マグワールは本当のエルリック兄弟を招く。
「赤い水の石なんかで、幸福になったりするもんか!」でも…みんな期待して
いた。かくいうエドワード自身でさえ。エルリック兄弟だって、幸せになるた
めに反則技を求めて、あがいているんだもんな!自分たちを捨てた父への遺恨
残るエド、父が生涯をかけたものを追い求めたいラッセル。反するようでどこ
か共通する二人の兄の気持ちが、協力体制を生んだ。マグワールさんは事故死
ってことですかね(ラストが仕組んでいたクサいが)
 鉱山での豊かな富には及ばずとも、健康に平和に生きていくことができたら
なら…お得意の堤防を作るエド、そして、禁じられていた錬金術で木々に赤い
水を吸わせるフレッチャー。木を壊すところの「…ごめんなさい」が効きまし
た!そうです、木だって生きているんですからね。
 強い力を持つ物を作り出そうとするとき、そこには代価が必要になる。
TVアニメでは、赤ん坊・胎児・妊婦といった痛い辺りが代価とされていて、
やっぱりTVアニメスタッフはイヤな方にばっかり狙って突き進んでいるなぁ、
と改めて思う次第でした。

 ま、それは置いといて、この作品はコミックCDにもなっていて、その際の
キャスティングはTV版と違うのです。以下列記しますね(敬称略)。
             CD版      TV版
エドワード・エルリック  皆川純子     朴ロ美 (ロは王扁に路)
アルフォンス・エルリック 日下ちひろ    釘宮理恵
ラッセル・トリンガム   岡野浩介     岡野浩介
フレッチャー・トリンガム 荒川美奈子    荒川美奈子
マグワール        斉藤志郎     五代高之
レマック         大黒和弘     古田信幸
エリサ          今井麻美     くまいもとこ

 てなわけで、トリンガム兄弟以外は、なんとエルリック兄弟まで違うキャス
ティングだったわけで…なんかスゴイ。皆川さんのエドも聞いてみたいなぁ。
CDではマグワールはジャン班長(サクラ大戦)だったんですね。いやぁ、
くまいもとこさんもすっかり、女の子役が板について(筆頭は「ちょびっツ」
のすもも役でしょう!!)とても小狼(カードキャプターさくら)と同じ人と
は、思えません。でも!くまいさんの芸の幅を広げたのは小狼だと、信じて
やまない私でした。うんうん
 ベルシオ役に関俊彦さん、ナッシュ・トリンガム役に田中秀幸さんと、なか
なかゴージャスな配役。でもできれば、ゲストキャラは三人以内にしてくれる
と、ありがたいな…(覚えきれないのよ・だから前後編なんでしょうけど)
 トリンガム兄弟は #48・49で、父ナッシュの日記をエドワードに届ける重要
な役割を果たしますが…ここではその点に触れていないので、おそらくその後
発見したのでしょう(もしくは錬金術師らしく暗号化されていたものを解読
するのに、時間がかかったのか)全然更生してない登場の仕方をしてくれる
偽兄ですが (^^;) ことほどさように、心を成長させるのは難しいということ
なのでせうか。
                      (#11・12 05/06/13 掲載)
#13「焔 VS 鋼」本放送:03/12/27 CS 視聴:05/06/19

 原作第3巻外伝「軍部祭り」と第4巻「軍の犬?」を下敷きにした内容です
が、そこはそれTVアニメスタッフならではの味付けがしてあって、です。
私は#37を先に視聴したのですが、そちら同様、ギャグならギャグで徹底して
いる原作に対し、本編のめっちゃシリアスな内容をあちこちにちりばめている
ので、かえってスーッと気持ちが醒めてしまうっていうか。もちろん、アニメ
のストーリー上必要があって挿入されているのですし、全体を通しての構成と
して分からないでもないのですが。人によって、原作の受け取り方とかその
二次作品としての表現方法ってさまざまなんだなぁ、と改めて思います。
 アニメならではの、作画表現や動き・構図の素晴らしさには感嘆します。

 まず、対決自体がマルコーの秘密を賭けていること。エルリック兄弟のみな
らず、彼の居場所を漏らすことはマルコーの危機につながるわけで(実際この
せいで殺されてるのですTVアニメでは)もともとマルコーは脱走者であるし、
勝負ごとで負けたら潔く教えるというのは、きちんと表現されているとは思い
ますが。
 また、大佐がイシュヴァールの少年兵を殺したことを、エドに重ね合わせる
ところもねぇ…難しいことですよ、世界には今でも戦場に駆り出される少年・
少女がたくさんいますし、武器を持っている以上命の取り合いになるのですが。
大佐の人間らしさを描き出そうとしている意図は分かりますが、うーん、それ
とエドワード君との対決とは、別個に考えてほしかったなぁ。というか、私は
そう考えている。アニメスタッフとは、違う認識を持っている。

 あ、ブロッシュ君(の声)、やっぱり聞こえました!豆の応援(^^;)シーンで
ごちゃごちゃ言ってた人ですよね。あと、最後にスカーに殺される人も、
ブロッシュ君のような気がしたんですけど…… ものすごくあっさり気の毒な
死に方してた人。あぁ……

 本話を以って、TVアニメ「鋼の錬金術師」全話を視聴し終えました。感想
の総括としては、別ページでまとめを書いておりますので、よかったら読んで
やってください。
                       (#13感想は05/06/19掲載)

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