「鋼の錬金術師」原作コミックス感想 〜我が愛しきマリアよ〜 その3 原作第11巻〜第12巻の感想 このページは、「鋼の錬金術師」原作コミックス感想を連ねています。 そゆことで、既刊分のネタバレ満載ですので、ご注意ください。敬称・略称・ 折り返し地点を過ぎ、後半に入っても少しも緩まぬスピード感! 鋼は原作の魅力にありき!!原作を読んだ人向けの感想なので、今すぐ お友達に借りて読むべし☆(読み終わった頃には購入している経験者は語る) 「鋼の錬金術師」原作感想 第1〜5巻へ 「鋼の錬金術師」原作感想 第6〜10巻へ 第11巻 はい、ロス少尉は実質登場していませんが、絵が描いてあるのでOK!とい うことで。ちなみに136ページ、136ページですよ!!表紙はパパ。背表 紙もパパ。昇天コーナーは、銀さん。「えっちな本」流行ってるのか?(^^;) 第42話 墓前の父 しかし、しかし登場人物のセリフの端々にロス少尉の存在 が明確に感じ取れるので、実はとっても貴重な回です!(そんなところにまで 食らいついていくしか今の私にはできないのだよ、うん…) エドと父の、まったくかみ合っていない会話。親であることを放棄しながら も、一番肝心なセリフを言ってくれちゃうところが、さすが父、でしょうか。 歳をとらない体であることに加え、この国が陥るであろう運命を示唆するホー エンハイム。やっぱ帰ってこないほうがいいかもマリアさん…でも帰ってこな いと出番ないし〜(以下ループ) さて、とうとう素性を明かしたリン。グリードと対面した時と違い、66の 運命を見届けた今は、己の運命が不老不死ではないと語り始めるアル。その辺 もこれからですが… しかし軍事国家もいろいろ問題ありですが、多民族国家 を婚姻によって維持する大国というのも難しいですねぇ。流血を避ける平和的 な方法かもしれないけれど、人の感情や肉体を拘束するという意味では、やは りエゲつないですよ。王位をブン取ってリンは、まだこのシステムを維持し続 けるつもりなんでしょうか。それとも…… ロス少尉周り〜!検屍を行ったノックス医師は、死体がロス少尉ではないこ とを知りつつ偽証したことが判明。確かに、焼死体って関節が曲がっているこ とが多いですよね(状況にも因るが)なるほどなぁ〜第36話の会話はそういう ことだったんだ。あと、新聞の火事の写真もねぇ。確かにファルマンの部屋に 届いた新聞(ロス少尉自身が手にとっていたのも、66が持ち出したこれだろ う)まさかこの火事自体を、大佐が起こしたわけじゃないでしょうが(そんな 時間の余裕があったようにも思えない)、そこでノックスが出てくると踏んで、 偽装がバレてもなんとかなると当てにしていたとは。イシュヴァールでの輝か しい戦績が、実際に人を焼き殺していたのか、それとも今回のような偽装死体 量産によるものだったのかは定かではありませんが。いずれにせよ、どーにも 血なまぐさい友情であります。 「ちゃんと逃がしてやったか?」ハボ君のセリフが、いいですね…汚名を かぶせられて抹殺されてしまったロス少尉に、同情するどころじゃない状況に 追いやられてしまった今となっては。でも…いつかはきっと、命があって よかった、あの時死なずに済んでよかった、と思う日が来ることを祈ってます。 ブレダ少尉は、リゼンブールから直接マルコーのところに行くべきだったで すね・結果論ですが(居場所は少佐が知ってるんだし)大佐への状況報告と 指示待ちの時間差に、まんまと拉致られてしまいました。この調子だと、 エルリック兄弟も拉致ってしまう方が、向こうとしては簡単かもしれない… がんばれ、兄弟! *モブ田さんの左腕負傷の理由はどこかに出てましたか?出てないという気が 第43話 泥の河 なんといっても、精神に堪える作業を自らの手で行う兄さん の苦しみや痛みが、ズキズキ来る回です。しかしこれでまた、いろいろわから なくなってきた。作者ご自身が語っている通り、第40話で折り返したこの物語。 今まで広がっていた謎や疑問に少しずつ答えが出されながらも、単に風呂敷を 畳んでいるのではなく、より一層世界が広がっていくのはスゴイなぁ、と改めて 思います。 思い切りテナルディエなヨキ様(by「レ・ミゼラブル」)、そしてなおも 殺人を止めようとしないスカー。何かありそうなのにあっさりやられちゃった 銀さん。どうなる今後! 第44話 名前の無い墓 誰なんだろう…この骨。師匠への連絡は、この回は 一方通行に終わりましたが、ともあれ中央で兄弟その他いろいろと集合した 結果、アルの肉体がどこぞにあるとゆー結論に。魂と肉体と精神という三位 一体論が全然分からなかったのですが、単につなぐものだろうか精神って… またその辺、奥が深くなってきそうだな。兄弟の会話で、少しでも高いところ で話そうとする兄さんの小さいところが (こら)可愛いですねぇ。 ハボ君の切ない叫びを受け止める大佐。負傷してからも、飄々としたそぶり をし続けていた彼が、ついに苛立ちをぶちまける…本人、きっと叫びたいけど 叫ぶのを抑えていたんだろうなぁ。でも、大佐を前に進ませるためには最後に きっちり言ってやらなきゃって、頑張ったんだろう。確かに甘い、甘すぎる。 でも…だからこそ、大佐だ。これから、もっともっと、大変だろうが… さてさてさてさて!この回で私の押さえる点といったらここしかないでしょ う!皆さん、135ページを開いてください!そう、ブロッシュ軍曹が久しぶ りの登場ですっ 第35話でロス少尉の弁護に駆けつけた場面以来なので、少佐 もちゃんと名前を呼んであげてます。呼ばないと、読者各位が忘れ去っている と思われたのだろう。たぶん事実だが(泣)ロス少尉の口止めを思い出し、大佐 と同じセリフを口走る少佐だが、意味不明です〜まぁ、この青年を巻き込みた くないという上官たちの思いは十分伝わってきますがね(っていうかこの二人 の後押ししてやろーと目論んでないか少佐…)そんで、少尉を殺した大佐に 素直に連絡したんですね軍曹。つまるところ、ロス少尉の件で落ち込んでいた (少佐談) 軍曹のその後の心境は、まったく描かれていませんが。その辺の 遺恨はおいといて、とにかく今は、真面目に軍務を遂行してほしいです…… 第45話 傷の男再び リンの異母妹メイがスカーと同行することに〜パンダか、 パンダで落ちたのか、スカーよ!! 兄弟が「補い合って一人前」ってところは、どの家庭でも言えることだとは 思うのですが、エルリックさんちでは特殊事情により、マジで一体化しちゃっ たようです。とにかく、二人一緒が一番ですよ、発想的にも! そゆわけで、グリードの離反や大総統の正体などにも肉薄する思考。だが、 その真実に迫るためには、やっぱり犠牲が必要となるのだった…… さてさてさてさてさて!この回で私の押さえる点といったら、ここでしょ! 第三研究所の前で、エルリック兄弟がブロッシュ軍曹と再会する場面です〜 ロス少尉とはいろいろあったけど、軍曹と会うのって、ものすんごく久しぶり なんですね。たぶん護衛任務が終わり、中央駅で見送って以来じゃないかな。 そして、軍曹のコート姿も、実は初めてでは?いつも、少尉の方がコートを 羽織ってましたからね。希望とあらば護衛を…なんて言ってますが、このなり ゆきだと、もう有無を言わさず護衛はつけさせられるんじゃないでしょうか それこそ大総統命令とかで。はい、軍曹の出番以上!(泣) スカーを利用し、人造人間を釣る計画に、リンも乗ってくる。やりたい放題 な兄さん…そのベビーカーは、絶対に迷惑です。そういう面では全然成長しな いぜ兄さん…… で、大佐も登場。実はエドとの対面は、ロス少尉のことで拳沙汰になって以 来なんですな。ハボックのことも…で、情報交換タイムに。大佐…病院のベッ ドの上では、相当退屈していたようですね。子どもレベルな喜び方に、副官も 退いてます★ダグラス大佐お疲れ様・ま、任務とはいえ私のマリアさんを連行 した報いを受けるがよい、ふっふっふっ そして、次のステップに進むための犠牲として、ランファンが…!やはり大 総統は他の人造人間とは、大きな違いがあるようです。 第12巻 シン国まわりが大変なので、表紙はリンとランファン中心、背表紙 はメイ、そしてなんと!昇天コーナーが無人!!いや、あの腕は逝っちゃって るだろうと思いつつ。確かに人命は損なわれなかったこの巻…でもなんだろう、 この嵐の前の静けさのような不気味な感じは…… 第46話 遠くの背中 鉄道が発達しつつあるこの国でも、まだまだ乗り合い 馬車は各地で活躍中。そして野盗も出没する…トレインジャックがあるくらい ですからね。ともかく誰も死なないでよかった。いや、ホーエンハイムパパは 撃たれまくってるけど。人造人間じゃないですよね、彼らは着衣も再生できる し、実子もいるしなぁ…「パパ=お父様」説は単純すぎるかと思うのですが、 これからどうなるかわからないなぁパパも。 負傷したランファンを助けることこそが「真の王」たる気概と語るリン、 一方、あやつり人形に過ぎないラースはそれを否定する。己はともかく、自分 を生み出したお父様さえも、真の王とは思っていないのか。ラースはもちろん 敵ですが、その心の中の思いは、他の仲間たちとは大きく異なるみたいです。 人造人間おびき出しのため、スカーと市街戦の兄弟。どっかの奥さんにえら い迷惑かけてます(男物のトランクスを干してるので人妻と認定)時間稼ぎの ための会話を、ウィンリィに聞かれちゃいました。ヒューズさんの墓参りで いっそう思い出していただけに、取り戻せぬものへの感情が爆発し…… *モブ田さんの左腕はまだ完治してないみたいです。でも仕事は再開? 第47話 戦場の少女 このサブタイトルは、英訳すると girls になると思う。 ウィンリィとランファン、二人の少女の、二人それぞれの運命を描いた回。 スカーが本当に両親の仇なのかというと、ここまで曖昧なんだから違うんじゃ ないでしょうか。腕の入れ墨は、スカーの兄さんのものにも似てますし… いずれにしても、スカーが連続殺人犯である事実に変わりはないですが。 ウィンリィには、撃ってほしくなかった。たとえ、どんな憎しみがあっても… この場面での兄さんの活躍は、本当に素晴らしかったです〜人を殺す道具を 手にし、憎しみにかられながらも、それを抑えた…ここまでエドに対し、無茶 な弟をいさめるような言動だったウィンリィの立場が、ある意味逆転した場面 なのでした。 さて、もう一方の乙女ランファン。ラースの攻撃で深手を負い、主までも 追い詰められてしまった状況で、彼女が下した決断。たぶん…落ち着いて医者 に診せれば、治らない怪我ではなかったと思います。障害は残ったかもしれま せんが。それよりなにより、このままでは命が危うい。主のためとはいえ… ラースが見つけたときの、あの腕の角度がもう、正視できないものでしたよ。 ほんと心臓に悪いぜ、この漫画!(今更) スペア眼鏡を躊躇なく破壊する中尉…相変わらず、遠慮のない女性だ(^^;) 第48話 待ち人の約束 実は一般人並に真実から遠かったスカーさん、今に なって人造人間が絡んでいることを知ります(大佐レベルでもこないだの「釣り」 で確認したくらいだから仕方ないか)せっかくの変装ですが、中尉…分かる人 には、丸分かりなんですけど。言ってはいけない? 予想していたとはいえ、やっぱり目の前の豆男が憧れのエドワード様とは 気づきませんでした。永遠に真実を知らない方が幸せだろうが、いずれ知るん だろう、姫……ところで、いまどきの若者に「ナウシカ」のパロディが通用 するんだろうか。そりゃー30歳以上の読者にとっては、基本だろうけど。 シャオメイの中のヒエラルキー、自分とメイ・チャンが同等というのもすごい。 「もしものごはん」では無いのだな。 ウィンリィが必要とされているということ…それはエルリック兄弟にとって (もっとつきつめればエドにとって)だけでも十分だろうけど、彼女が彼女の 仕事を務める上で生きる意義がある。こういう丁寧さが、鋼の魅力ですよ。 駅で見送る時の殺し文句!こりゃー、一生に一度しか使えないセリフですね! 兄さんがいつもの学ラン風ではなく、ちょっと大人っぽいシャツを着てるのも ポイント高し、です。ハボくんも前向きになってくれたようで、一安心。必ず、 帰ってきてください! 再度、大佐の都合につき合わされちゃうノックス医師。も〜引き返せないっ すよ。どうやら、失う物は何もない、やさぐれた感じですが… ここで!マリアさんの名前が出るのが嬉しい〜もう、名前が出るだけでもこれ だけしびれちゃうってどうなんだよ自分〜〜と思いながらも、嬉しいんすよ〜 135ページです!…恩があるとはいえ「完全に自分の部下扱い」な大佐の ゴーマンさには、やや苦笑してしまいますが。ノックスに事情を話しながら、 遂に大総統の正体にたどり着く一同。しかーし!それぞれに利害の違う連中の 即席な部隊だから、意見が食い違って・やいのやいの。そして「食い気」の次 に大切なラストを葬った大佐への怒りで、グラトニー君が暴走し始めちゃいます。 普段おとなしい人がキれると怖いって、本当ですね<ちと違う 第49話 人中の化物 「予定外のことが起きて楽しい」…君は、クロウ・ リードか?初めて影なりと登場のプライドに、本音を語るラース。ふふふ… お父様に次に歯向かうのは、彼になるかもしれない気配です。 一方、なんか合成獣と同居中のマルコー氏。国を滅ぼして賢者の石を作る… アニメではそんな話でしたが、まるっきり同じじゃつまらないから、もう一 ひねりありそう。ヒューズ殺害の手口をペラペラ話しちゃうエンヴィー、この ことをエドや大佐に伝える日は来るのだろうか、ドクター・マルコー。 た、大佐…ラスト戦でのあの活躍っぷりは、どこに行っちゃったんですか? 怪我が治ってないのも問題なんですが、豆のみならず鎧君にも毒な発言ぶちま けられてます。パンダは貼りつくし、きのこは生えるし…そ、そのうち良い とこ見せてくれますよね。ってかいうか、見せろ! エンヴィーとは…つまるところ第五研究所以来ですか、エドは?!中尉から 預かった拳銃の使い道も、気になります… そゆわけで、グラトニーや大総統の正体に近づくために失われた、ランファ ンの左腕。もちろん、命が一番大切ですが…やっぱり、取り戻せないというの は辛いです。大佐の周囲もどんどんヤバくなってきているし、こりゃ死者の手 も借りたいところ。ヤオ族としてもフーさんが必要となりそうだから、必然的 にロス少尉の復帰につながるかな…とは思うんだけど。でもでも、ランファン があんなに傷ついてしまうことなんて、望んでなかったんです!リンは皇子だ し、従者であるランファンとどうこうなると決めてかかることもなかろうと 思ってたんですよ。ウィンリィ口説いてても、まぁそーか、くらいで。しかし、 女にここまで覚悟を決めさせたからには、責任を果たせよリン!とは思いますね。 主としても、男としても、きっちりと守り抜いていかなきゃ。 おまけ 0巻4コマ錬成編 いろんなところで見ることができた4コマに、 書き下ろしプラスの小冊子。4コマでロス少尉を見たことがなかったんで、 ををっ!と思いきや、全部エンヴィーでした。くうっ、本物のロス少尉も登場 してほしいけど、中尉のあの遊ばれようを見ると、このままでもいいかな…と くじけてしまう。キャラの身長や誕生日、Xマスやバレンタイン等のイベント は無関係と本編巻末で語りながらも、4コマで自らパロっているその強欲さ、 もとい前向きな姿勢が荒川さんらしいなぁ、と改めて思う次第でして。 公約:ロス少尉が再登場したら、月刊少年ガンガンを購入し感想書きをするこ とを誓います。っつーか、せずにはいられない。ので必ず復帰させてください 作者様! …と、個人サイトの片隅で小声で叫ぶ (07/01/15 掲載) |
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