「鋼の錬金術師」原作コミックス感想 〜我が愛しきマリアよ〜

 
その2 原作第6巻〜第10巻の感想 
このページは、「鋼の錬金術師」原作コミックス感想を連ねています。
そゆことで、既刊分のネタバレ満載ですので、ご注意ください。敬称・略称・
官位については気分でつけたりつけなかったりしてます。他意はありません。

 既刊に続き、死屍累々な物語ですので、食事をしながら読むのはお勧め
しかねます。しないと思いますが普通
第6巻 第22話 仮面の男
第23話 叩け 天国の扉
第24話 鋼の錬金術師
第25話 師弟のけじめ
第7巻 第26話 主の元へ
第27話 ダブリスの獣たち
第28話 匹夫の勇
第29話 王の眼
第8巻 第30話 鎧の中 真理の奥
第31話 己の尾を噛む蛇
第32話 東方の使者
第33話 ラッシュバレーの攻防
第9巻 第34話 戦友の足跡
第35話 生贄の羊
第36話 苦渋の錬金術師
第37話 咎人の肉体
第10巻 第38話 反撃ののろし
第39話 錯綜のセントラル
第40話 西の賢者
第41話 小さな人間の傲慢な掌
「鋼の錬金術師」原作感想 第1〜5巻
「鋼の錬金術師」原作感想 第11〜12巻
第6巻)
第22話 仮面の男 師匠のスパルタ教育のおかげで、世界が循環している
ことを体感した兄弟。ひとつの死が生につながり、その生がまた死にゆく。
そこまでわかって、そこまでわかってどうして、次のようなことになってしま
うんでしょうねぇ…

第23話 叩け 天国の扉 師匠は、文字通りの禁句しか言わなかった。自分
が犯した罪とその報いを兄弟に伝えなかった。それもまた、罪だと思う。
 自分の受けた苦しみを彼らに味合わせたくはなかっただろうが、おそらくは
心の奥底にどうしようもなく共鳴する部分があったのだろう。それにたぶん、
イズミさんが教えてやっても聞きゃーしなかっただろうけどな。この兄弟。
 私の両親は健在です。だから死んだ母親を生き返らせようとした兄弟の気持
ちは、わからない。でもわかったとしても、やってほしくはなかった。親の
立場として。親は、もし自分の命で子どもが助かるなら、命を投げ出すと思う。
そうならないのが一番だけど、私だったらそうする。子どもには生きていて
ほしい。切実に。このコミック読んでからよく言うんですよ、うちの子に。
頼むから私が死んでも、生き返らそうとか考えないでくれって。「だいじょう
ぶ、錬金術使えないから」だってさ。そういう問題じゃなくて……

第24話 鋼の錬金術師 たった6文字なのに「金」が3つも入っている重苦
しいタイトルですよね…意図として、重苦しさを具体的に表現したかったんだ
なぁ。兄弟の決意は日々語られていますので、この話数の面白さは大佐と中尉
の夫婦漫才ですね☆覚悟を決めた女は怖いですよ〜(男もだけど) マリアさん
はこれから、どんな覚悟をきめてくれるんだろうか……

第25話 師弟のけじめ イズミ師匠は、死んだ子を錬成しようとした。人は
彼女を、弱くて愚かだと言うだろう。私も、そう思う。でも、私も同じだ。
子どもを失って、病院のベッドに横たわっている自分が不思議でならなかった。
子どもが死んで親の自分が生きているのが、こっけいにすら思えた。
体調が戻るまで…何年もかかった。同情の言葉、励ましの言葉、運命論的な
言葉。どれも、ナイフのようにつきささった。夫婦二人の生活でも幸せじゃ
ないか、どうしても子どもがほしいなら養子縁組とか、いろんな生き方がある
のはわかる。でもね、でも…命には命でしか、賄えないものがあるんですよ。
私は、子どもを産んだ。決して、白い骨になった子どもの身代わりではない。
でも…きっと、イズミさんと同じなのだろう。エルリック兄弟は、このことか
ら何を学んでくれるのだろう。私の子どもたちは、何を学んでくれるのだろう。

(第7巻)
第26話 主の元へ アルくん誘拐事件!そもそも錬金術師を誘拐しようなん
て考えるのは愚案だと思うが、この一件の主は兄弟にとって、とても重要なも
のとなる。驚愕のエド君の下のコマ、いろいろあります。殴られた跡とか、殴っ
たバットとか (これマジ反則じゃあ…) 背景にも、ちょっとヤバいものがいろ
いろと…こういうところが、このマンガの激しく長所だと思うです (^^;)
 ヨキ様…どんなに落ちぶれても改心しないところが、かえってスゴイぞ。
 エルリック兄弟が別行動をとる時が、けっこう好きです。普段はとにかく暴
れる兄をなだめる弟なので、一人になってくれないと個性がババンと出ないん
ですよね。合成獣トリオとの追いかけっこでも、子どもらしいところとか悪辣
なところとか見せてくれて、いいですよね〜

第27話 ダブリスの獣たち グリードさん、好きですね。そう思う人、多いと
思います。凶悪に強いし、もちろん善人じゃない。でもウソがないし、真っ
正直で飄々としていながら、真剣で。アルを慰めるところとか、とってもしょ
ーもなくていいです。それにしてもやる人がやれば、こんな優秀な合成獣が
完成できるんだなぁ〜と、感心。ショウ・タッカーが三流以下の雑魚錬金術師
なのがよーっくわかりましたです。しかし師匠、いくら南部とはいえ、いつも
露出度高いですよね〜いいですねぇ<無節操
 「主婦だ!!!!!」はぁ、叫びたい。ありがとうイズミさん、叫んでくれて。

第28話 匹夫の勇 「ひっぷのゆう」とは、深い考えもなくむやみに行動する
ヤツという意味らしい。誰のことだろう。やっぱ、エドか?ケンカ大将の
長セリフに、思わず拍手してしまうグリードさんでした。いい人だよ、やっぱ
 鎧に魂を定着させるのは、すんごく難しいことらしい。200 年生きてきた人
造人間・ホムンクルスが言うんだからなぁ。血は争えないってやつなのか?
ここで奴らの製造方法を教えてもらえてればなぁ〜(ものすごく短く物語が
終わってしまったことだろう)
 んで、人柱候補を探しに大総統がやってきた。ついでに裏切り者の兄貴も
始末できて、大収穫ってところですね。メロン・スイカと来たか…次はなにを
くれるかな☆本話のメインは、もちろん少佐とシグの筋肉友情です当然

第29話 王の眼 本気になったグリードさんにきっちり頭使って対抗するエド、
いやぁ〜しびれますねぇ!主人公ですねぇ、すんばらしい!!
 マジ勝負しつつ、イシュヴァール戦での記憶にかられる少佐とロアの対決も
見ごたえあり。うん、少佐が出世できない理由がわかる。でも、そのままでい
てほしいっすよ… 入墨がそんなところにあるとはねぇ。なるほど、この国は
大変だ。

外伝 戦う 少尉さん 戦ってはいないけど、負けてます。哀れだなぁ…
いい男すぎるんだな、ハボックくんは★

(第8巻)
第30話 鎧の中 真理の奥 いや、ビドーくん再登場しないんですかね?
 当方の集計の結果、第26話からこの30話までにドルチェットくんは7回も
負けてます。こんだけ負けても、なんか魅力的なのがいいなぁ。そしてマーテル
嬢の衝撃的な最期。いったいどれほどの血が流されなければ、彼らの旅は終わ
らないのだろう。失われた血や肉は、やはりそれによってしか、取り戻せない
ものなのか。真理をつかんだ…というよりも、守れなかった悔しさの強さが
伝わってくるアルくんなのでした。軍人として職務につき、その軍に裏切られ、
裏街道に身を潜める宿命に落ちたマーテルさんは…実は、9巻以降の
マリアさんと同じ?!あぁマリアさん、あなたも己の信ずる道をひたむきに
歩んでください… とても、とても不安ですが……
 さぁ、中央では中尉と66の(一方的な)愛の始まりがっっっ

第31話 己の尾を噛む蛇 愛する部下をとられ、嫉妬の焔を燃やす大佐が実
に直情的で素晴らしいです☆ヒューズさんの死から随分経った気がしたけど、
一ヶ月しか経ってないんですね。ようやく復讐への第一歩を踏み出す大佐です
が… 還されちゃったグリードさん、終盤で「ネオ・グリード」とかで誕生し
そう。絶対前の方がよかったって言われそうな、嫌なやつで

第32話 東方の使者 シン国の人たちは、今の時点では好感もなにも抱いて
無い状態ですが…マリアさんが世話になるんだから、注意しておくか (主観的)
 幼い少女メイ・チャンは、すさまじいほどの錬丹術の使い手。なんか間違っ
た方向に突っ走っておられるようですが… いや、怪しいパンダの方が気に
なって気になっちゃって。こっちが本体…とか、言わないよね (ベタすぎかっ)
 於:ラッシュバレー。国家錬金術師としての外聞もへったくれもなく、太鼓
持ちな主人公様の哀れな姿が、笑いを誘います。で、メイ嬢と同じハンカチを
持つこれまた食えない野郎、リン・ヤオ登場。いや、こののらりくらりとした
姿勢、嫌いじゃないですけどね。賢者の石で、不老不死か…剣呑だなぁ

第33話 ラッシュバレーの攻防 いえ、深い意味のある回じゃないですけど、
バトルシーンっていうのは燃えますね!あらすじだけ言ってると深刻だし救い
がないし人が大量に死ぬし大変なお話なのですが、こういう話がちゃんとある
からエライ、すばらしい!レベルアップしたアルくんと、恥ずかしがり屋で
一途なランファンの魅力があふれてました。いやぁエドくん、そのありさまを
みせりゃあ私でも怒るよ。元の体を手に入れるまで、何回壊すんだろうねぇ腕
(そおいや足はあまり壊してないな比較的)

特別編 翔べない天使 prologue ゲーム宣伝用マンガを作者に描かせちゃうっ
てなんかスゴイかもしれない。アニメも…アニメについてももねぇ……まぁ、
いずれ書くです。はい。

第9巻  大佐と部下たちの表紙の一方、この巻でお亡くなりになった人コーナー
略して昇天コーナーに、マリアさんが登場してしまいます。ううう
ま、見ればわかりますが、他の皆さんとはちとコメントが違う。フェイク☆

第34話 戦友の足跡 さぁ、話が一気に大変な方向にむかっていきますマリア
さん的にとっても!!ミョーな連れができてノンキに旅をするエドたちは
ともかく、大佐はヒューズさんとまったく同じ道を歩みかけてしまいます
(こんなにシリアスなのに、笑わせてくれる少佐は最高☆)だが、大佐は貴重
な人材・単純に片付けるわけにはいかない。そのためにヒューズ殺しの汚名を
着せられたのが、マリア・ロス少尉なのです。ううううう

第35話 生贄の羊 副題どおり、マリアさんが「生贄の羊」として処刑されて
しまう話。第五研究所で66にお見舞いした一発の弾丸と、エンヴィーの変装
がこんなところで彼女を窮地に追い込むとは。「両親の家に」ということは、
普段は独立して生活している。また、実家は中央かごく近い場所にあるようで
すね。とにかく尋問室であっても少佐は面会できたけど、ブロッシュ軍曹は弁
護もできず門前払いされてしまったらしい…ここで生き別れとなってしまった
のですね。ううう
 この巻だけ読むと、66は大佐にマリアさんの居場所をチクっただけのよう
にも思えますが、実際はいろいろ打ち合わせがあったのです。えーと、混乱
してきたので、以下に時系列で書いてみますね。

ヒューズ准将殺害から1ヶ月少し後
・ホークアイ中尉、66と接触 (第30話)
・大佐、第五研究所と賢者の石、ウロボロスのつながりを知る。66、ファル
マン准尉と潜伏 (第31話)

その後10日間の出来事
・グリード処刑される (第31話)
・シン国からメイ・チャン&シャオメイ、ユースウェル炭鉱に登場。見事な
錬丹術をみせつつもなにか誤解して (笑) 中央に向かう (第32話)
・シン国からリン・ヤオと従者二人、ラッシュバレーに登場。ケンカになり街
を破壊するもちろん腕も (そして彼女に半殺しにされる (^^;)(第32話)

その10日後
・ロス少尉、ヒューズ准将殺人容疑で憲兵隊に連行される (第34話)
・ファルマン准尉、軟禁状態に疲れる(安請け合いしなきゃよかったと痛感し
ていたはずだ・第34話)
・ハボック少尉、つかの間の春に浮かれる(ほんと、つかの間でした・第34話)

たぶん同じ日
・エルリック兄弟とウィンリィ、中央に到着 (第35話)
・リン、行き倒れて密入国のかどにつき留置所に収容 (第35話)
・少佐、ロス少尉と尋問室にて面会。ブロッシュ軍曹は追い返される (第35話)

 その夜…留置所を襲撃した66とロス少尉の会話が、なかなかキレがあって
よいです。「ハロ〜 ハニ〜」って、どこかで使ってみたい (どこで?)
 ヒューズ殺しは明らかに複数犯だし、証拠もロクなもんじゃないのに犯人と
断定され、脱獄までそそのかされてしまうロス少尉。目の幅涙は相棒ブロッシュ
くんの得意技でしたが、さすがに人生最悪の選択に落涙の少尉です。が、ここ
に来ても強気の少尉、バリーくんからラスト、中尉に続いて「斬りたい女」の
称号をいただきました。これはバリーくんの最大の賛辞なんですよ(66に誉
められたからって、どうだってわけでもないですが・私も送ります、賛辞!!)
関係者一同が出会い頭でなにがなんだか大混乱の中、「後で説明するわ!」と
言い残し、路地に駆け込むロス少尉。だがエドが見たものは、焼死体となった
少尉と、焔の錬金術師の姿だった。

第36話 苦渋の錬金術師 苦渋です〜苦渋すぎます〜なにしろロス少尉が無実
を証明するすべもないまま殺されてしまった(ことになっている)のが、もの
すんごく苦しい回です〜ああ人は、こんなにも苦しまなければいけないもの
なのか〜ってくらい苦しいです〜〜
 でも、ロス少尉を殺した大佐に、本気で怒るエドの姿に、すごく救われまし
た。エドにとって少尉は、真剣に叱ってくれた大切な人なんだな、って。あま
りの黒コゲ状態ゆえ、もしかしたら本人ではないかも…と、かすかな期待をも
たせつつ、歯型から決定的に彼女と断定。大佐に謝罪しつつも悲しみを燃え上
がらせる少佐、やり場のない怒りをゴミ箱にぶつけるエド。ここでの大佐の
「東部には美人が多い」は、額面どおりに受け取ると激昂しちゃいますが、
第40話ではもう、最高の言葉として蘇ってきますです☆

 読者にとってはとっくの昔に世を去ったヒューズさんでも、エルリック兄弟
とウィンリィにとっては、今受け取った衝撃の事実。ヒューズ准将がなぜ殺さ
れたのか…ロス少尉が犯人だとは信じられなくても、彼が死に、そしてまた
少尉も世を去ったのは事実。次々と押し寄せる親しい人の訃報に、苦悩しきり
の兄弟。何を信じればいいのか、何をしたらいいのか。ヒューズ夫人の強さに、
心うたれます。死は、無ではない。無にしないために、前に進め…少年たちに
そう告げる。いやぁホント、お二人のなれそめをお聞きしますよ、三時間だろ
うが四時間だろうが!ウィンリィの気持ちをちゃんと受け止めるエドも偉い!
(ま、後でブレダ少尉にぶん殴られるように、遺族に裏事情を告げるのはお勧
めしませんねぇ。もし復讐に走ったりしたら悲劇の連鎖っす)

第 37 話 咎人の肉体 はぁ…ロス少尉の死から立ち直れないまま読むと辛い
ので、その後で明らかになる事実も含めて、箇条書きしてみますです。
(カッコ内はその後の話数です・無表記は本37話)

留置所襲撃事件(夜)
・66が留置所を襲撃、リンとロス少尉を脱獄させる(これは第36話ですね)
・エルリック兄弟と鉢合わせするが、大佐はロス少尉を殺害 (同じく第36話)
(ブレダ少尉の準備した材料、ホークアイ中尉の資料を元に作ったダミーを
燃やす大佐。その間にハボック少尉がロス少尉を隣の通路に誘導、ファルマン
准尉の潜伏先近くのスラムで、ブレダ少尉に引き渡した・第 41 話)
・ハボック少尉は以後、ファルマンの隣室で三晩、就業後を過ごすことに。
デートもキャンセル。本当に短い春だった……

翌日
・エルリック兄弟がホテルに戻る。新聞を見たウィンリィを迎えにヒューズ家
に行き、事情を説明 (第36話)
・リン、66と共にファルマンの潜伏先に移動。ファルマンの心労いや増す。
(第36話)

襲撃事件の三日後(夕刻)
・エド、少佐に拉致られリゼンブールに連行される
(66とリンの取引成立、リン、フー老人を伴い、スラムに潜伏中のブレダ
少尉とロス少尉を訪ねる。ロス少尉とフーはクセルクセス遺跡に直行・第41話)
(ブレダ少尉はリゼンブールに移動し、少佐とエドを待つ・第40話)
・大佐、『エリザベス』と釣りを開始。
 はい、ここはもちろん大佐を「ロス少尉殺し」と恨んでいるとしんどいので、
そこはおいといて進みましょう。66に派手な留置所襲撃をさせたのはロス
少尉を逃がすためだけではなく、敵にエサをちらつかせるためだった。そこに
投入されたのが、66の肉体である「バリー・ザ・チョッパー」。死体まで
利用するとは本当に、無駄がないですねぇ〜 常人には理解できない殺人快楽
に酔いしれる66くん、なんか憎めないキャラですよね…ホント、理解はでき
ないけど。
 仕掛けはバッチリなんだから黙って待ってればいいのに、ここで動いてしま
うのが、大佐の魅力!66から第五研究所や賢者の石のことは聞いていても、
まだホムンクルスの情報は入っていませんでしたから。こいつらの再生能力を
知っていたら、もうちょっと慎重に行動していたのかも…
(慎重にしすぎていたら、いつまでも真実にはたどりつけませんけどね)

第10巻 ふっふっふっ、死んだはずのロス少尉がキャラクター紹介の欄に
ばっちり載ってますでしょう!よかったよかった☆(なんかいつも怒ってる
ような印象を与えるイラストですが…いつも怒ってる?!)

第38話 反撃ののろし 冒頭、リンがアルに事情を話しています。「ヒューズ
さんを殺した奴」と断定してることや、第 39 話での亡くなった人の回想に
ロス少尉がいないところをみると、兄さんが彼女と接触するために拉致られた
ことを聞いたんでしょうね。いやぁ、ランファン強い強い。ホムンクルスを察
知できるのは、錬金術・錬丹術とは関係ないようですから、天性のものですか
ね。リンもだけど…エンヴィー&グラトニーはリン&ランファンが、バリーと
66は、アル・大佐・中尉・ハボック少尉で追うことに。ここで互いの情報が
交換され、ホムンクルスの存在がはっきりとする。ラスト本人からもそれ以上、
賢者の石についてまで情報を得ることとなりますが。
 私はハボックくんに特に関心なかったんですが、この覆面姿にはなぜがグッ
と来ました。なぜだろう?シリアスだけど、ここだけは残したという問題の
セリフ、いいですねぇ。私も好きです、っつーか、乏しい故の憧れというか(泣)
大佐・ハボック組の大ピンチで引き!そこで引きますか、作者様!!

第39話 錯綜のセントラル さぁ、また組織の頭がホイホイ出てきたぞ。
こんなに気軽に動かれちゃうと、威厳ってものがさぁ……
 部下に対して、駒に向かって「先に死ぬな!」なんて言う上官。この困った
野心家に惹かれ従う部下が居るのが、すごくわかる名セリフなのでした。そゆ
とこがブラッドレイとは違うのよ。
 ついに第七の大罪・プライドの声が。あのブチ切れエンヴィーまで仕切ると
は、大物とみた。さぁ、どう出てくるか……
 絶対に泣かないだろうと思われている女性を泣かすとは、思い切りましたね。
でも中尉はそういう人だと思います。信念がある、迷いがない。そのために生
きている…裏返せば、それを失ったら生きられない。それが彼女の強さであり、
もろさでもある。だからもっと、強くならなきゃいけない。アルも、中尉も。
それを、私たちはこれからも見ることができるのだろう。この物語を読み続ける
限り。あーっ、でもラストさんが倒されちゃったのは、ちと残念。
ただでさえ男ばっかり出てくるむさくるしいマンガなんだからさーっ、数少な
い女性キャラが退場してしまったのは。こりゃもう後は、プライドさんが女性
であることを望むしかないですね。

第40話 西の賢者 「飼い殺し」が決定されてしまった大佐。兵力を削ぐ…
残念、人気筆頭のハボックくんが真っ先にリタイアですかぁ。泣いてるファン
多いんだろうな…私もこの人の笑えない冗談好きですから、ぜひ機械鎧なりな
んなりで、復活して帰ってきてください!まぁ、それやお父様の件は全然おい
といて(ゲンキン)、遂に!「東方の美女」と再会したエド!いやぁ、改めて
拝見しても、お美しいですっっ

第 41 話 小さな人間の傲慢な掌 以下、ちと興奮気味ですが大目に見てやっ
てください。ロス少尉の逮捕を怪しんだ大佐は今は亡き66と組んで、留置場
襲撃と死体偽造を企てた。「バーニーちゃん」との困った会話は後世に語り継
がれるだろう(お疲れ様のファルマン准尉によって)前にもこの手のことやら
かしたんだろうな、大佐…この人ってば29年間にどれほどの裏があるのやら。
後からつけた識別章にも、ちゃんと焼き目が入ってました。丁寧な仕事っぷり
ですねぇ☆
 で、エド・少佐・ブレダ少尉・ロス少尉・フーと5人が、洗いざらいお互い
の情報を交換し合い、かなりの真実に近づく。でも、無実の犠牲者・スケープ
ゴートであることを改めて自認しちゃって、落ち込むマリアさん。本当に、
ビンボーくじとしか言いようがありません。でも大佐も決して親切心だけで
ロス少尉を救ったわけではない。万一彼女がヒューズ殺しの実行犯だとしたら、
その蔓を探った後、殺すよう指示していたわけですから。いやぁ、出世する人
は気配りが違います。
「前に進む!」と誓うエドの背後に描かれた壁が、十字架に似せてるのは…
意図ですよね。バカだの考え無しのガキだの言いまくった末のブレダ少尉の
言葉が、なんだか嬉しい。

 そして、シンへ逃れることになったロス少尉。バリーが生きていようと
死んでいようと、交わされた誓いは守り通すと宣言するフー。信じていいのか、
シン国を…信じるぞ、信じるしかないんだから!!
「軍曹には教えちゃダメです!」の後の、エドの苦笑がなんともいえない。
(おっしゃるとーりだよなぁ…)というか(おいおい軍曹、少尉に行動パター
ン全把握されてるぜ…)というか(^^;)生きのびたものの、アメストリス国民
としてのマリア・ロスは死んだ。しかも、上官を殺害し脱獄して処刑される
という、軍人として最悪の汚名を着せられて… 家族にも同僚にも真実を告げ
られず、見知らぬ異国に旅立つ。彼女が帰ってくるのは、すべてが落ち着き
平和になった故郷なのか。それとも、命がけで挑む戦いの中なのか。敬礼では
なく、エドワードとは握手で別れるときの「また今度ね」がいつのこととなる
のか。待っています、マリアさん!とんでもない陰謀に巻き込まれたあなたが、
また何かを成すために、帰ってくる日を…

 スカーと父さんの前振りが…以下、続刊を待たれよ!!(05/04/27 掲載)

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