アタシだけのヒト……


TVアニメ「ちょびっツ」感想



  このページは、TBS系列で放送のTVアニメ「ちょびっツ」の感想の
小径です。本項は内容をご紹介するというよりは、CLAMP氏の原作も
ふまえての短い感想となっておりますので、ネタバレ全開です。
   また、青年誌掲載作品につき、深夜枠での放送となっております。
18禁ではありませんが、きわどい描写の多い作品である旨、
ご了承ください。
  すべての展開を知りたくないとお思いの方々は、

「百草園」扉  または  ホーム  にお戻り下さい〜
  原作者・CLAMP氏の公式HP
  アニメ「ちょびっツ」公式HPは こちら
更新:03/01/27(#26 02/11/02放送分)
#01〜13 は こちらへ
#14〜26 は このページ
INDEX
#1 「ちぃ 目覚める」
#2 「ちぃ でかける」
#3 「ちぃ おぼえる」
#4 「ちぃ おつかい」
#5 「ちぃ 見つける」
#6 「ちぃ 弱る」
#7 「ちぃ 働く」
#8 「ちぃ とまどう」
#9 「新保・すもも 語る」
#10 「ちぃ 買う」
#11 「ちぃ 出会う」
#12 「ちぃ 確かめる」
#13 「ちぃ 遊ぶ」
#14 「ちぃ 海いく」 TBS:2002/07/02  MBS:02/07/27放送

  確かに「受験生に夏は無い」とはいうが…二泊三日したくらいで
アカンのは、全体としてもうアカンのよ。てなこというと、本気で
遊びまくる奴がいたりするから(^^;)、世の中難しいっす。

  さて、新保首謀者で国分寺家別荘にお邪魔することになった一同。
本須和を中心として、普段顔を合わすこともないメインキャストが
集合する夏の饗宴です。ちょうど真ん中の話数だし。
原作には無い顔合わせもあり、浅香監督をとっても困らせた
エピソードのようですが、苦労の甲斐あってか、とてもいい話数に
なっています。っつーか、水着あれば・すべてOKなのじゃ!!

  水着…あぁ、なんと甘美な響き☆海があるから水着ではなく、
水着のために海があるのだ!!
  さて、ちぃの水着はお約束通りスクール水着。ひ、ひ、日比谷さん
のお古とのことです。物持ちいいですね〜管理人さん。
#やはり熱海でのスクール水着を思い出すでやんす☆byサクラ大戦2

  その日比谷さんの水着は、白いシンプルなもの…
う〜〜〜ん、絶対海に入らないと決めているのなら、水着じゃなくて
避暑地風ワンピースとかの方が、私は萌えます(^^;)
  清水先生の勢いのいいビキニもお見事!ですね。こんな威勢のいい
人妻は拝見したことないです(謎)普通弱点隠しに使ってかえって
見苦しくなる傾向のあるパレオも、ぐっと短くてグーでやんす。

  …が、やはり今回最も凶悪な水着は…  裕美ちゃん!!
ホルダーネックのワンピースですが、背中が、がら空きっす!
デザインとしては金太郎の腹掛けみたいんですが(笑)、Eカップを
支えるには脆い、あまりにも脆すぎる!脇乳が、脇乳がこぼれそうで
目のやり場に困るぅぅぅ〜〜〜  はぁ、はぁ……心臓に悪いぜ★

  すももはなんとも彼女らしい。浮き輪必携☆
柚姫も油断のメイド服の印象を継いだ、上品なワンピです。
この女性陣の中、堂々とビキニパンツの新保も困ったものですが(^^;)
稔は…水着だったっけ?<OUT of 眼中

  水遊び、かき氷、ビーチバレー、花火、トランプと夏の海を満喫する
一同。それもこれも、稔のメイドパソコンズ4人衆が熱心にお仕事して
くれているからなんですよね…と思うと、ちと複雑。
  本須和くんの大妄想は、勉学に終わっていくのだった…当然(^^;)

  すでに恒例となった日比谷さんのちぃへのアシストが終了後、
イルカウオッチングに盛り上がる一同。北海道育ちの本須和君が泳げない
のは当然です。真夏でも泳げる水温じゃないと思います。場所による
でしょうが…でも小学校の先生を目指してるとしたら、プールで練習だ!
  自家用クルーザーを操縦するのは柚姫。パソコンも操縦免許を取得
できるようですね。海に飛び込んじゃう、ちぃ…時計なら生活防水って、
顔を洗う時水がかかっても大丈夫、くらいのものですよね。
ダイバーズウォッチと一緒にしてはいけないんだ。
  かくして、相当長時間水中にいたにもかかわらず浸水無しと、
改めて「不思議なパソコン」度を高めるちぃでした。
オリジナル3連作では、楽しい日常を描きつつ、ちぃの成長と謎が
どんどん深まってきました。

  そしてこの回から、EDが「ニンギョヒメ」に変更。
歌い手が田中理恵さんで、歩くアタシなのですが、黒アタシになって
いて、曲調がグッと暗くなっています。この話数はとっても楽しい回
だったので、EDの印象にびっくりしました。そして、それが次回に、
より強調されて流れるのです。                  (02/09/01記述)
#15 「ちぃ もてなす」 TBS:2002/07/09 MBS:02/08/03放送

  東京のあまりの暑さに堪える本須和。ええいっ、当地の方がずっと
暑いぞー!!と、言ってもせんないことを。
  涼を求めて予備校に行くも、ここでもついてない本須和。
貧乏神とか憑依してるんじゃないかと疑いたくなってくるぞ(^^;)

  いつものハンバーガーショップでの新保との会話…
ある決意を胸に秘めた新保の様子が、細かく描かれてます。
そんな変化に、ちーっとも気づかずポテトを口に流し込む本須和
の描写も、らしいですね。すもも・めっちゃ優秀だし〜

  さて、清水先生の襲撃です(笑)
よくまぁ新保の隣室に来たもんだなぁと、呆れるばかりですが。
これは「本須和くんは真面目に受け止めるから、話さずにいよう」と
清水先生が口止めしていたからなのですね。だから新保にしても、
事情を話さなきゃいけないから本須和を頼ったり出来なかったんだ。
  と、そういう弱みにつけこんで灯台下暗しで泊りにきちゃう先生も
悪い人ですね〜〜〜  独りで泊まる場所なんて、金があればいくら
でもあるだろーに、やはり独りになる決心もつかなかったんだろうな…

  さて、原作では先生に酔いつぶされる本須和ですが、アニメでは
未成年ということで、飲酒シーンありません!いやぁ、深夜なのに
徹底してますねぇ。先生は立場的に追いつめられた状況にあるので
極めてアブナイです。酔ってるし、目も座ってます。本須和を
精神的にいたぶることでなんとか自分を保とうとしてます。怖ぇ〜
  清水先生とちぃのキスシーンで元気(^^;)になってしまうとは、
幼妻シリーズのみならず、レズ物も好きだな、本須和くん☆

  ここで清水先生から夫の話が出たので、ちと考察してみます。
男と女のことは、一方に非があると思えても、双方の意見を踏まえないと
客観的な見方はできません。ここでは多香子さんの主観に基づいた
コメントから、推測してみます。ので、とっても偏ってると思う。

「小学校の先生になりたかったけれど、担任になると忙しくなるから
と、夫に反対されて断念した」ということですが…
  多香子さんはたぶん、それほど二人の時間を大切にしてくれるのね☆
と感動したと思うのです、最初は。でももしかしたら、多香子さんが
忙しくなると家事とか自分(=夫)が負担することになるのが
嫌だったので、反対したのかもしれません。
  パソコンという便利な存在が登場するや否や、妻を省みなくなる
身勝手な部分が、見えるような気がします。女性が家庭と仕事を両立する
のは…最近は当たり前のようになってますが、やっぱ大変ですよ。
二倍パワーがあるか、どちらも加減しながらこなすか…
多香子さんがいくら頑張っても、仕事優先する時だってあるでしょうよ。
そういう時、ちゃんと理解してフォローしてくれる夫だったのかどうか…?

  予備校の講師…すばらしい仕事です。迷える若者に勇気と学力を与える
現代社会において、無くてはならない職業です。が、それはあくまで
学校教育という本筋をサポートする存在。予備校の花形講師としての
力量を備えた多香子さんですが、学校の教師となった場合の福利厚生や
ステップアップ…行く末女性校長になるとか。公立だと公務員なのだし。
  そういった…忙しいけれど堅実な道ではなく、時間優先の道を勧めた
夫は、多香子さんの人生設計への考察について、真剣さが欠けていたの
ではないか…という気が私はしてくるのです。子供が出来たら即・退職
しろとか、言い出しそうにも思えてくる。

  と、見ても会ってもいない夫のことを、散々こき下ろしましたが、
もちろん!多香子さんにも十〜二分に問題があります。
  とにかく、自分が一生の仕事にしようとした「夢の職業」を男の一言で
翻した、ここがもう最大のミスですね。そりゃあ夫婦ってのは運命共同体
ですから、職業選択においてパートナーに相談するのは当然・義務だし、
その意見を聞くことは大事だわさ。でも、どんなに一緒にいても、
自分は自分なんだよ。「あなたがそう言うならそうする」で、夢を捨てて
それでいいのか?多香子さんの胸には、ずーっとその想いがくすぶってる
じゃないか。しかも自分で決めたことじゃないから、ずっと相手を
恨み続けることになっちゃったし。

  もちろん物事がこういう顛末を迎えた原因は、夫がパソコンに
のめり込み過ぎたところにあるのですが、対立の火種は水面下で
くすぶっていたようにも思えます。以上、すべて私の勝手な見解ですが。

  新保の反応に動揺し、バイトもミスる本須和(本当にこいつわ(^^;)
と、帰り道になぜか清水先生と新保が。しかも、怒ってるの清水先生だし。
身勝手だよな〜自分がすっぽかしておいてさ〜〜  もうここは、新保に
どれくらいの包容力があるか、試してるようにも見えるよ。
  っつーか、清水先生的にはもう「間違える」わけにいかないから、
いくらエグいことでも、しないではいられないんだろうね。

  二人の場面に流れる新ED「ニンギョヒメ」のインストゥルメンタル。
先週から流れているから、耳に聞き覚えはある。でも、まだ慣れていない
から新鮮。そしてこの場面で流れることによって、人間とパソコンとの
葛藤を、強く印象づけることになります。
                                               (02/09/02記述)
#16 「ちぃ 何もしない」 TBS:2002/07/16 MBS:02/08/10放送

  清水先生と新保の関係に衝撃を受ける本須和…を煽るすもも(笑)
うーんうーん、いつの間に入れてたんでしょう?バイト中か??
  とにかく、やみくもに賑やかになった本須和家でした(^^;)

  予備校に二人の姿無し、バイト先で裕美ちゃんに愚痴っちゃう。
彼女の問題もいずれ明かされるのでしょうね…でも、ちゃんと
明るさを見せてくれる。やっぱ、良い娘です☆

  新保からの電話を、いったんは自分のモニターにつなぐ努力をする
本須和、立派です☆TVの方がイカれてしまいましたが…
(そおいやアニメの本須和って、あまりテレビ見ない気がする。
 原作ではちぃがテレビから知識を仕入れる場面も多かったんだが)
そこで、駆け落ち話を国分寺家で聞くことになります。

  予備校の講師と予備校生…なんとまぁリスキーな恋でしょう。
まず、清水先生は間違いなく職を失います。突然の駆け落ちは
明らかな職務放棄だし、「商品に手を出した」からです。
他の予備校で雇ってもらえるといいのですが…前科があるから難しいか、
もっけの幸いとライバル予備校に、高収入で雇ってもらえると良いが。
  新保くんは…その気で働けばちゃんと稼げる奴だと思うけど、
大学卒業が条件となっている職業に就くには、かなり遠回りの道を
選んでしまった気がする。

  だいたい、ちゃんと結婚するまで何年かかるやら。
離婚調停も不利ですよ〜パソコンに入れ込んだ夫も問題だけど、
だからといって年下男に走った妻は、かえって慰謝料請求されかねない。
離婚しても半年は再婚できないでしょ、おまけに新保君未成年だしな…
故郷の親はさぞ嘆いてるだろうね、あまたいる女の中で、よりにもよって
こういうハイリスクな女性に捕まっちゃうとは。勘当されるかもな★
子供出来ちゃえば…って、こういうゴタゴタした家に生まれるのは
大変よ、親も子も。とにかく落ち着くまで、かなりの時間が必要でしょう。

  多香子さんはさ、悲しくて苦しくてやりきれないにしても、
なんとか仕事をこなして行こうって思っていたわけじゃないですか。
そこには…仕事をきちんとやることで自分を支えようという気持ちも
あるし、新しい人生を切り開こうという気力すら失いかけていたのかも。
  怒ることも、泣くことも出来なくなっている。パソコンが原因なら、
そのパソを再起不能にしてやればいーような気もするけど、
多香子さん的には、そのパソの存在の有無ではなく、そうなってしまった
夫への激しい不信感と失望があるのが問題であって…もしパソコン
壊したとしても、また代わりに新品を買って来そうだもんな・夫。
  そんな多香子さんの心を開いた新保は、スゴイですよ。マジ。
普通の女性以上にガード固かっただろうと思う。同じことを繰り返し
たくないだろうし、どう考えてもお互い安定した生活を捨てて
「いばらの道」に突入するって、その暗雲立ち込める未来が見えるもん。
  そのハードルを越えさせる力…それが、恋ってやつなんですかねぇ。
スゴイですよね、恋するオス犬は鎖引きちぎりますから(^^;)

  願わくば…あと何年もしてから新保君が(前のダンナが多香子に
飽きた理由、分かるような気がするな…)なんて想いにかられる時が
来たとしても「あれは同情だったんだ」なんて、思って欲しくない。
一緒に居れば居るほど、欠点は顕著に見えてしまうかもしれない。
多香子さんにどんな欠点があるかは分かりませんが…酒豪以外に(笑)
  夫に省みられない美貌の人妻が悲しみを堪えている…そら、
そそります。オンタイム・予備校でビシビシ働いている場面を見て
いるから、余計に胸にグッときて、惚れちゃったんだと思います。
  その気持ちが…永遠に続くのかどうかはわからないけど、でも、
人のものだから自分のものにしたかったとか、たくさんの試練の末
自分の手に入れちゃったら、もう感慨を失っちゃったとか…
そんなことにはならないで欲しいな。これはもうひとえに新保君と
多香子さんの努力にかけるしか、ないんですけど。

  二人の物語に、複雑な想いにかられる本須和。
ここはやはり、稔君の反応も重要なところなのです。
                                              (02/09/03記述)
#17 「ちぃ まかなう」 TBS:2002/07/23  MBS:02/08/17放送

  その…財布をなくしたというのは分かるし、バイトを休んでいるから
「よろこんで」に行けないというのも分かる。しかし、なくし物をしたら
まずその日一日の行動を思い返し、最後に居た地点から探すとゆーのは
当然のことだと思うのです。かくゆー私も泥酔して財布なくしたこと
あったし、それはもー最初も最後もあったもんじゃなかったけどね(^^;)
そこんとこでひっかかっちゃったもんで、金がないーっ!と叫ぶ本須和君の
困窮が、今一つ甘い気がしちゃうんす。こんな粗忽者に、パソコンを
二体も囲う資格はねーぞ、っつーか。

  本須和家にすももが参加。かなり有能なパソコンですが、いかんせん
モバイルってことで、細かい判断はけっこうファジー。
すっかり、ちぃのペースに巻き込まれてます(笑)

  清水先生の「まだ、先生って呼んでくれるんだ」と自嘲気味のつぶやく
ところが、泣けます。教え子と駆け落ちってことで、大方の予備校の生徒
たちは清水先生のことを軽蔑しちゃうでしょうが(潔癖な年代だしね)
失ったもの以上のものを彼女はこれから得るのだと、そして新保君は必ず
多香子さんを幸せにしなきゃいけないんだと、改めて思うのです。

  食うものも食えなくなった本須和君ですが、ちぃが差し出すバイト代には
かろうじて手を付けずに返すのでした。もんのすごーく踏み絵なこの場面、
実際彼も後で「もらっときゃーよかったかなぁ〜」と弱気になったりも
しますが、やせ我慢だろうがなんだろうが、やっぱ偉いです。
この世界、パソコンに貢がせてる奴多いんだろうな〜まぁ、それを実際の
運転資金(電気代、服飾代)に充てるのならしごく真っ当ですが。
次のマシンの買い替え代金になってたりしたら、残酷ですね…

  秀樹君に金を受け取ってもらえなかったちぃは、自主的に買い出しし
調理を始めますが、どうやら味噌汁の製造工程しか見てなかったらしく、
皮も殻も剥かず、闇鍋状態に。日比谷さんの教育的指導の元、カレー作りに
取り掛かるちぃ。学習ソフトが優秀なのか、日比谷さんの教え方がいいのか、
素晴らしいカレーが完成します。
  ちぃのまごころに、周りが見えてなかった自分に気づく本須和。
もーホント、地獄の底まで反省して欲しいですね。
誰しも陥りがちなところですが…

  全国模試後、家族サービスに徹する本須和。ちぃの笑顔が、本当に
増えてきました。そして、日比谷さんの意味深な微笑も…
これはもう、日比谷さんは、本須和かちぃを愛しているとしか思えません。
絶対、前者では無いのですが(笑)
                                                   (02/09/24記述)
#18 「稔・柚姫 語る」 TBS:2002/07/30 MBS:02/08/24放送

  ちぃについて、柚姫と語る稔君。
基本的に彼が見聞きした事のみからの検証なので、
憶測の粋を越えないのですが、ちぃの周囲に起こる出来事と
その特殊性については、もちろん重く受け止めています。

  そもそも稔君ともあろう人が、差し出し人不明のメールの
添付ファイルを開けるというのもスゴイ話ですが…
壊れてもいいパソコンで開けたんじゃないかな。
もちろん、柚姫さんじゃなくて。

  この回の肝はやはり、新保のエピソードについての
感想でしょう。本編では本須和の視線から描かれ、
本須和がどう感じたかが中心になっていましたが、
改めて「パソコンみたいな都合のいい存在…」と
つぶやく彼の言葉には、なんともいいようのない感慨を
覚えます。亡き姉に似せて作った柚姫。柚姫は姉の身代わり。
でも、その事実によって打ちのめされたり、また
罪悪感を感じたりもするのです。やっぱ、いい子だよ。
  自分の力不足を謝る柚姫。彼女にいたわりの言葉を
かけながらも、それ自体プログラムされた行動という現実。
人型パソコンと人間の未来は、どうなっていくんだろう…
                                        (02/09/29記述)
#19 「ちぃ 手伝う」 TBS:2002/08/06 MBS:02/09/07放送

  本須和とちぃは、貴重な休日を大掃除に費やすこととなりました。
これもひとえに、本須和が管理人さんの色香に迷ったおかげでしょう(爆)
畳なんて上げたことないよ、あたしゃ。シロアリにやられたときは、
さすがに上げたけど。これがまたすんごいことになっててさ…(以下略)

  例によって、教えればちゃんと働くちぃ。本須和と同じ動きで
窓ガラスを拭くのがプリチーです。それにしても、すもも……
自分で散らした紙ふぶきを自分で掃除するなんて…そこまでして
盛り上げて欲しいのか、新保!と、奴の思考回路を疑いたくなるです(笑)

  アパートの屋上が映るのは、初めてではないでしょうか。
ちぃを見つめる、日比谷さんの視線。やっぱ、愛してるのね☆

  掃除がだいたい終わったところで、ちぃは日比谷さんから服を渡されます。
原作と違って、パンツは見えません。安心したような、残念なような(^^;)
綺麗な朱鷺色のドレスです。ちぃを作った人がどんな人か
知りませんでしたが、こーゆー服を平気で着せる奴はロクな奴じゃねぇ!
と、原作を読んだとき思いました。そして、アノ人だと知ったとき、
アノ人なら仕方ないか…と、納得しました(笑)
もちろんアニメは続編として作られてないから、アノ人は出て来ないと
思いますが(製作スタッフもキー局も違うもんな)

  一方、掃除熱に火のついちゃった本須和君は、頼まれてもいない
屋上倉庫の掃除に取り掛かってしまいます。が、大して人も住んでない
アパートのくせに、妙に入り組んだ配線が並んでいる。実に怪しい★
うかつな本須和は、すももを感電させちゃって…新保の呪いの言葉を想像し、
慌てふためきつつも、ちぃの超セクシーポーズにときめきつつも。

  日比谷さんがついに本性を発揮し(笑)すももを直してくれます。
ブラインドタッチ!私も出来たんだよ、昔は(遠い目)
第一線を離れて技術を保持するのは、並大抵ではない。
つまり日比谷さんは第一線を離れてはいない、ということだな。
  管理人さんが未亡人と知ってショックを受ける五代、もとい本須和。
でも、夕食をごちそうになり、無邪気に喜ぶばかりでした。
  すもものパスワードを変更するエピソードは、最終段階で
影響してくるんじゃないかな…と思うのですが。

  でも本当に、井上喜久子さんはこういう裏のある役柄の方が、私は
好きです。確かに「あぁ女神さま」のベルダンディーとか、
優しいお姉様系が代表作ですよね。でも、井上さんはとても深い演技の
出来る役者さんなので、「CCさくら」の小狼の母上役とか、
「サクラ大戦」のロベリアとか、深い役作りをしたうえでの演技を
拝見するのがとっても楽しみです。
  日比谷さんは、そう悪党ではないと思うけど…どうだろう?
                                                  (02/09/29記述)
#20 「ちぃ いなくなる」 TBS:2002/08/13  MBS:02/09/14放送

  冒頭のケーキシーンにはビックリしました〜
お菓子作りは計量と体力が重要だから、パソコン向きの作業
なのかな。普通のお惣菜は味見が必要だから、味覚の無い
パソコンには難しいですもんね〜
  それにしても短期間にちゃんとケーキが作れるようになるなんて、
ちぃは優秀ですね。もちろん、その美味しいケーキのレシピは
人間が考えなければいけないわけですが…

  朝から本須和をヒートアップさせるのは、ちぃのウソ乳。
嘘でもなんでも、やはり刺激が強いです。こんなに同居してるのに、
なんっつーかぎこちない関係だなぁ…
  パソコンは家電、それが分かっていながら、だんだんちぃが自分の
特別な存在になっていく。パソコンなのに、人間ではないのに。
すると、どうなっていくんだろう。困惑の渦に呑まれていく
本須和君でした。

  さて、自分のことしか考えられない人がいます。
まぁ誰だって自分のことを一所懸命考えていて、結果的に
人を傷つけてしまうこともあるのですが、自分の欲望を満たす
ためなら相手の意志なんて飛び越えてしまう人もいます。
たいがいは、『犯罪者』と言われますけど…
  ちぃを誘拐した奴も、自分がこうしたいと思ったら、それを
自制することの出来ない奴です。バレなければいい、法に触れなければ
いい、やりたいようにやって何が悪い、というタイプです。
どうしたらこういう人間になってしまうのでしょう…
誰だってそういう願望はありますが、実際に行動に移して平気な顔
してる奴は少ない。小島は、自分の国の王様で、その中では暴君と
して振る舞って、そのことをなんら疑問に思わない男なのかも。
  小島のモバイルパソコン琴子は、原色の少ないちょびっツワールドで
珍しくビビットな赤が目立つカラーリングで、キツめの性格が
よく表現されています。ベッドの上で、髪飾りをなくしたままの
ちぃと、琴子からのローアングルな視線(わぁお☆)
そして、人のものを勝手に持ち出していじりたおそうとする
しょーもないアホたれ小島。

  本須和も、以前ののぞき部屋の時とは違い、相手と自分の
関係にとまどいを覚えながらちぃを探します。パソコンによって
傷ついた人を知っている。でも、自分もパソコンを特別の存在に
感じてきている。そして、やはりパソコンとの距離感に悩む稔。
再び稔の協力をあおぎ、ちぃを探します。
  しかし…パソコンって、なんだか奴隷のように感じてきた。
人にとって都合のいい存在。命令には絶対服従、自分の所有物。
でも、人間と同じ姿をし、人間と同じように悩んでいる。
                                            (02/10/08記述)
#21 「ちぃ 待つ」 TBS:2002/08/20 MBS:02/09/21放送

  稔と柚姫の助力を受け、パソコンで探せる辺りのことを頼み、
チロルに向かう本須和。しかし、以前と違い自分とパソコンとの
距離について思い悩んでいます。自分が心配したところで、
パソコンは何も感じないかもしれない。自分にとって、ちぃは…

  そこで、植田店長の告白。パソコンを店の業務に役立てるために
購入したのに、本気で好きになって結婚したこと。
原作だと、ペットに財産を残すのと同様だ…と語っていましたが、
この場合、相手はどう思ってたんでしょう。もちろん、パソコンが
非常にパーソナルな存在・パスワードを登録した人間だけがデータに
介入できるというシステムは、パソコンと持ち主の関係を緊密に
しますから、店長のパソコンも店長自身のことを信頼していたのは
間違いないですけれど…それは一般的な男女の愛情と完全に同じ
だったのかは、今となっては判然としない部分もあります。
  店長のパソコンは、思ったよりずっと機械機械した口調で
(古い型だからですかね?)店長が耳の端末横を押して起動する
シーンも、じっと見詰め合ってとてもステキでした。
美人というより純真で明るく元気、という感じの容姿が
店長のお好みだということは、分かりますね☆

  一番の問題というか、店長自身が傷ついたことは、人間もパソコンも
壊れたり動かなくなったりすることはあるけれど、その扱いに
大きな差がある、ということなんでしょうか。誰だって、
パートナーが目を開けなくなったらツライですけど、パソコンの
場合代わりはいくらでもいる、とみなされるのがツライですよね。
  妻に不調が現われた時、データが破損するかもしれないけれど、
それは単なるデータだと言われたこと。交通事故で大破した際、
このボディが好みなら取り寄せますと言われたこと。
自分にとってとても大切なことなのに、人からはそう見られない。
それこそ、「なくした財布」に固執しているみたいに見られる。
でも…もちろん財布の中身も大切だけど、財布自体にこだわったって
いいじゃないかな。財布が好きで好きで、一緒にいると癒されて、
元気になって、毎日充実して働ける。それで他の人の迷惑になって
いなければ、それでいいんじゃないかな、と思うのです。
あまり他人には理解されないでしょうが、大切なのは自分が幸せか
どうか、ですから。確かに店長が人間と結婚していたら、別れは
こんなに早くはなかったかもしれない。でも、人間だって病気したり
ケガすることはある。むしろ、もっと簡単に。そんな時、代わりは
いるよとか、早く忘れろとかではなくて、その別れをガッチリ
受け止めて、自分の中で大切に覚えていくことが…結局一番早い
回復への道、という気がします。店長も、妻は「死んだ」
壊れたのではなく…その「死」をきちんと受け止めることで、
立ち直ることができたのだと思います。

  パソコンと共に生きる上で、大切なこと。自分にとって、それが
どんな存在なのか。自分は、どうしていきたいのか。
たとえデータやボディが取り替えのきくものでも、その事実に
立ち会った人間である自分の記憶は消えはしない。良い思い出も、
そうではないものも。パソコンはパソコンであるということを
踏まえて、本須和には未来を見つけだして欲しいものです。
                                           (02/10/09記述)
#22 「ちぃ 求める」 TBS:2002/08/27 MBS:02/09/28放送

  植田店長から重〜い過去を告白され、自分にとっての
ちぃの存在を、どこか迷いなく受け止めるようになった本須和。
稔に届いた画像メールを見るため自宅に戻ったところ、
山から帰ってきた(違)新保登場です。
  しかし…メール送る方も、必ず稔くん経由しますねぇ。
やはり本須和に直接送ったら見れないかもとか、
分かってるんでしょうか(笑)また、温泉まんじゅうって…
本当に古風な男だな、新保(^^;)

  親切な地図のおかげで、元々怪しんでいたバカ者に思い至る
稔と新保。この前振りとして、#13にちらっと登場してましたが
…ネット上で過激になる人もいるし、嘘なんていくらでも
つけますもんね〜
(うちの庭は、嘘はないです。すべてを明かしてるわけでも
ないけど…ま、必要とあれば)

  そんなこんなのうちに、ちぃは調べられてしまいます。
20台のパソコン…やっぱり全部女性型でした。
ある意味健全といえば健全だけど(^^;) こいつ、やっぱり
20台全部の股間に手を伸ばしたんでしょうか。
伸ばしたんだろうな…やっぱり。こういう奴自分の息子
だったら、すげぇヤだ。
  自分が知りたいという欲求のままに、素直〜に行動する小島。
知識欲の前には、相手の意志なんて皆無です。20台のパソの
うち、いくつかは盗んだものじゃないのかぁ?ったく。
原作ではそんなに感じませんでしたが、こうして映像にしてみると
調査プログラムをかけられるちぃは本当に犯されているようで、
なんか自分の中に誰か入ってきたみたいで、ゲーッという
気持ちになってくるでやんす…  人間だったら、自白剤を投与
されたようなものですよね。好きでもない奴の前で、自分のすべて
がさらけだされるのって、耐えられないよ。
  ま、そのお返しにコードで縛り上げられる小島の痛めつけられ
かたもホラー映画さながらの真剣さで、スッキリしましたが<をい
こういう盛り上げ方は、やはりアニメならでは。

  バカ小島が例の場所に触ろうとして、ちぃは再び覚醒。
でも今度は、本須和を積極的に誘ってきます。
「ちぃだけの人なら入っていい」って、キミそこにスイッチが…
うーん、うーん難儀だなぁ。ちぃと寝るのは、不可能なのでは。
でもそれを決めなきゃいけないし、決めないとエライことが
起こるのか?  ちぃの謎が、いっそう深まってしまいます。
  ま、本須和家には琴子が参加して、ますます賑やかしく
喜ばしいことであります(笑)
                                          (02/10/10記述)
#23 「ちぃ 答える」 TBS:2002/09/03 MBS:02/10/12放送

  冒頭、新保は清水先生と暮らすために引っ越していきます。
いくらなんでも6畳一間は狭いですから。清水先生もなんとか予備校の職を
失わなかったようだ。ま、よく考えてみると駆け落ちしてたのはせいぜい
一週間程度だろうし、そのくらいの欠勤なら免職されるほどでもないか。
引越は金がかかるぞ〜と思ったら、ちゃんとトラックだけレンタルして、
自分で運転して行きました。新保がいつ運転免許をとったのかは不明ですが、
大学落ちた後か、この夏休みの間にとったんでしょう。要領いいからすんなりと。
  元の通り清水先生が働き新保は予備校で勉強という形をとるよーですが、
頼むから新保、単なるヒモには終わらないでくれ。君もバイトするとか
(本須和と違っていろいろな技術がありそうだし)家事全般をバックアップする
とか、多香子さんに甘えずにやっていってほしいですね…

  一方、稔は本須和からの依頼であるちぃの解析に、寝食も忘れ没頭していま
す。そこにはどこか、自分と柚姫との問題を棚上げしようという気持ちが見え
るような…  ここに小島登場。回りくどい方法ではなく、有能なパソコンによ
るハッキングが一番だと言い切ります。ま、こいつも自分の20台のパソコン
どれも柚姫に敵わないって、分かってはいるんだ。もちろん断る稔。気持ち
いいくらいに小島を足蹴にする本須和。だが、ただ一人柚姫は悩みます。
  稔が自分を気遣ってハッキングさせないのは分かる。しかし、自分は稔の姉
として完璧にプログラミングされたはずなのに、追いつけない。たとえ自分が
壊れたとしても、目的を完遂できるほうが喜ばしいのではないか。柚姫が
ちぃにその問いを投げかけると「秀樹が喜ぶなら、ちぃそうする」と、
めっちゃストレートな反応が。そして、柚姫は実行します。

  柚姫は姉の身代わりとして作られたことを悲しんではいない。ただ、その
目的にそわない自分を卑下している。もちろん、常に謙譲し自己反省する姿勢
自体、姉の行動パターンを稔がインプットしたものだろう。しかし、柚姫本人
の危機に当たりようやく、柚姫は姉ではないと、稔は決別した。姉が死に、
その事実を受け入れられず身代わりを作った。姉に似た柚姫との楽しい時間、
だが姉ではないという事実との葛藤。そして遂に、パソコンである柚姫が好き
で、彼女との時間も大切にしたいという思いに達した。人が作ったもの、壊れ
たり直ったりするもの。でも、大切にしたい。本須和もそう思います。
パソコン…そして、簡単に消したり入れたり出来るデータ。悩むところです。
                                                     (02/10/14記述)
#24 「ちぃ 着てぬぐ」 TBS:2002/09/10 MBS:02/10/19放送

  はぁ…正直に言ってこの回の感想を書くのは、とても気が重いです。
原作を読んだ時もそうだったんですが…でも、最終回も放送終わり、
原作も終了した今となっては、ここで止まっているわけにいかない。
最終回を見るのがイヤというわけでは、ないので。

  チロルにちぃを送りに行くと、植田店長はボーッとしている。
そして、ちぃが謎の制服を着ると、店長はもとより、ストーキング<をい
してた裕美ちゃんまでも動揺する。二人の間になにがあったのか、
本須和は裕美ちゃんを追い、自分の部屋で事情を聞くことになる…

  まぁやっぱり店長は、年長者として、男として、きちんとこの問題に
立ち向かうべきだったとは思います。「僕を嫌いになったんでしょう」
なんて安直な結論でごまかしてなきゃ、裕美ちゃんを長く苦しめることは
なかったと思います。この件は、本人も十分反省してますが。しかし、
年をとればとるほど…いろいろ経験すればするほど、臆病になってしまう
ことはあるものです。そんな彼が、ちぃとの対話によってきちんと自分に
立ち向かえるようになっていく。ちぃの純真な、まっすぐな姿勢が、
客観的に見る視点が…店長には、一番必要だったのでしょう。

  裕美ちゃん…はぁ。私は決して、彼女が嫌いなわけじゃないです。
巨乳の女子高生というのは、もちろん素晴らしいことですが(^^;)
明るく元気で働き者、優しくて他人へのいたわりも十分もっている子です。
問題は、そんな裕美ちゃんでさえ、自分のこととなるとこんなに周りが
見えなくなっちゃうということ。
  そもそも、パソコンを妻にする店長がおかしい、という前提で見ると
裕美ちゃんは気の毒なのですが、彼女の言い分からすると、問題はそこでは
ないんです。少々極端な例えになりますが、「店長の前の奥さんは
アメリカ人だから、アメリカ人は嫌い」と言ってるのと同じなのですよ。
アメリカ人はアメリカ人だし、日本人は日本人だし、それぞれに長所短所
あり、どちらかになるってことは出来ない。そういうことを論議すること
自体不毛だ。でも裕美ちゃんは、前の奥さんと自分とを比べて、今では
どうしようもないことをグルグル考えているわけです。
  だからたぶん、前の奥さんがパソコンじゃなかったとしても、この子は
自分との違いを見つけて、ずーっとそこにこだわりつづけたんでしょう。
しかも第三者・本須和にさーんざん迷惑かけまくって★

  ここで本須和くんがまーもっともらしいことをぶち上げてくれますが、
まったくおっしゃる通りで、パソコンだろうが人間だろうが、一番大切な
存在を永遠に失った悲しみ、痛み、苦しみを乗り越えて…それでもなお
人を好きになった店長の想いを、裕美ちゃんは少しも気づいてあげられて
いない。自分の悲しみに囚われすぎて……
  本須和とちぃがいなかったら、二人はこのままどうしようもない気持ちを
抱えて、別れていくだけだったんでしょう。それかもしくは、裕美ちゃんが
この膠着状態に耐えられなくなって、どこかに出て行く…だったのかな。
だからまぁ、人間だからこの先もこういった、他人からみたらバカバカしい
いさかいを積み重ねながら、二人は生きていくんでしょうけど。

  本当に恐ろしいのは、これが「裕美ちゃんだから」起こった出来事では
ないこと。確かに彼女に、ある意味客観的視点が欠けていることは否めない
のですが、恋はそういう副作用満載の『病気』なのです。冷静に考えれば
すぐ分かることでも、熱の上がった当事者はちっとも理解できなかったり。
相手や第三者があれこれ言えば言うほど、逆効果になったり。
  こんなこと書いてる私だって、そりゃあパートナーの過去なんて話に
なったら常識論なんかふっとんじゃうことでしょう。植田店長がそうだった
ように、経験とか加齢は、恋愛という非常事態に大して有効ではないのです。
年とれば取るほど、自分の短所を改善しにくくなっていきますしね。
  恋愛というのは、楽しいし、明るく陽気に優しくなっていく面もある。
でも同時に、とんでもないところに当事者を連れていったりもする。
裕美ちゃんと植田店長が陥ったところは、恋愛の持つ最もマイナスな部分
だったのかもしれない。そして、それは誰にでも起こりうるものだ。
  それが、本当に恐ろしいことなのです。

  好きな人を失うこと、さよならを言うことの「胸の痛み」
好きな人とつなぐ手と手の意味。遂にちぃに、その時が来たようです。
あと2回、物語はどんな結末を迎えるのでしょうか。  (02/11/05記載)
#25 「ちぃ 決める」 TBS:2002/09/17 MBS:02/10/26放送

  はい、年を越してしまいましたが、ようやくムックを入手したので
感想書きを再開いたします。
以下「テレビアニメーション・オールアバウトちょびっツ」
2002年12月17日第一刷 講談社発行 を「ムック」と略記いたします。

ちぃに日比谷さんが絡んでいると分かった後も、不思議な画像は届く。
今度は双子ちぃだ。この淫靡な姿・ナイスすぎます〜っつーか、やっぱ
開発者は尋常じゃないっつーか(笑)センスが良過ぎっつーか(^^;)
小うるさい小島に鉄拳を振るいつつ、本須和は悩む。
ここで新保登場。正直言って、新保最大の見せ場っす。
本須和に答えを出すように促す場面での「パソコンか人間か」ではなく、
「いい加減な態度を取る奴が許せない」と語る。原作に無い場面ですから、
浅香監督が設定したとは思っていました。監督は当初から、感情移入
しやすいのは本須和ではなく新保と語っていましたが、新保というキャラを
通して自分の信念をかたらせているんですね。それにしても、場の雰囲気に
ピッタリ合っているなぁ〜と感心していたら、この場面は監督の要請を
受けて、大川七瀬さんがセリフを設定していたそうです。
なるほど、原作にあったかしらと確かめたくなるくらい、しっくり
なじんだ場面だとおもったんですよ。

  後半はついに、日比谷さんからCHOBITSについての解説を聞くことに
なります。CLAMPさんの作品はどれも構成がしっかりしていると
定評がありますが、どうにも欠点に思われるのが、最終局面でめっちゃ
説明調になるというところです。もちろん、説明しないで終わっていくよりは
全然マシです。そういういい加減な作品も、世の中にはたくさんあります。
余韻を残すって以前に、ストーリーの責任をとらない話っていうのは。
しかし、しかしもりあがっていく最後のところで、ずーっと事の次第を
淡々と語られるというのも、どうなんだろうなぁと毎度思うところです。
序盤・中盤のテンポの良さを、もっと維持できないかなぁって。
  日比谷さんが事情を説明するくだりも、原作ではうんとページを
割いていて、丁寧だけどちょっとうざったい感を私は抱いたのですが、
アニメでは#25のBパート15分でちゃんと分かりやすく説明してくれて、
そうそう、それでいいんだよ〜と思いました。ただ、フレイヤが消滅したと
捉えているところが原作と違うのですが、これは最終回で思いがけない
効果を発揮してくれるところです。(03/01/27記載)
#26 「ちぃ だけの人」 TBS:2002/09/24 MBS:02/11/02放送

  物語は最初と最後が肝心です。この最終回は、スピード感と深い想いが
いかんなく発揮された、素晴らしいものになりました。スタッフ・キャスト
共に疲労困ぱいしただろーなと想像させます。でも、それだけの効果のある
結末となりました。

  本須和は意を決し、自分にとって一番大切なのはちぃだと告げます。
それと同時にちぃはchobitsとして覚醒し暴走を始めます。いったい、
何が起こるのか。原作と違って、誰もそれを知りません。
保安パソコンのディダとジーマの激しい攻撃。やっぱ、こうでなくちゃ。
もちろん、ちぃが傷ついたり苦しんだりするのは観たくない。
でも、対chobits用に開発されたパソコンなら、chobitsに敢然と対抗できる
性能を持っていて当然だと思うんですよ。原作のよーに出番もなく撃退
されちゃあ、さぁ。原作は原作で、本須和とフレイヤが対決する大事な局面で
邪魔者が入ってきちゃ困る場面だったわけですが。私は、本須和の決意とか
信念とかがディダとジーマとの対話によって、よりはっきりと浮き彫りに
されたと思います。保守パソコンとしてより攻撃的に設定されている
ディダの「パソコンと恋愛したって…」の言葉に、今の本須和はきちんと
自分の気持ちを語ることができるし。自分の使命とは別に、この物語を
見届けていこうとするジーマのスタンスがまた、絶妙であります。

  パソコンは、自分の大切な想いも自分の自由にはできない。
フレイヤはその想いゆえに自滅し、永遠の囚われ人となった。
エルダはその想いを受け止めたため、何かのために生きる存在になった。
「アナタが幸せになるために、ワタシは実行する」ちぃはちぃの一番
大切な人を見つけたために、消えることを決意する。
日比谷さんによって、消去されるフレイヤとちぃのデータ。
パソコンは、管理者によってしか辛い記憶は消せないし、喜びの記憶も
維持していけない。でも、大切なのは「幸せになることなんだ!」
パスワードと、実行された後の世界の空恐ろしさ、それに直面した
本須和の痛切な叫びとが、闇に溶け合い絶望の中の真実を明確にします。
そして、ちぃは帰ってきた!フレイヤが悲しい恋を昇華することによって、
エルダではなく、本当に望まれる存在として「ちぃ」が帰ってくる。
それがちぃだけではなく、すべてのパソコンの中に新しい何かを覚醒
させていく。本須和とちぃの存在が、人間とパソコンの間に新しい
関係を築き上げていく…  朝日の中で、それを予感させる結末となりました。

  結局のところこれって、「サプライズパーティ」だったのかなぁ、って
気もしないでもない。結局開発者がどういうシステムを組み込んでいたのかは、
妻である日比谷さんも、保安パソコンであるディダとジーマも知らなかった
わけです、アニメでは。そして最終的にchobitsが自分の大切な人を選んでも
世界はドッカンするわけでもなかったし。最初から開発者は、パソコンが
人間と相思相愛になったらすっごく幸せになれるように設定していたんじゃ
ないかな。その正体がわからないまま、みんな遠巻きにして爆弾のように
扱っちゃっただけなのかも、って。結果オーライになったから、そんな
ことを想像してみたんですが。クロウ・リードといいこの開発者といい、
CLAMP作品にはこういう困った「創造者」が多い。悪い人じゃないん
だけどね……

  EDは「かたことの恋」よくBGMで使われていた曲で、ちぃと本須和の
デュエットと来たもんだ!いやぁもう、こう固め撃ちされちゃうと
まいっちゃうなぁ〜と、思った最終話でしたよ☆
  これは人型パソコンという架空の存在をめぐるお話だったけど、
それだけじゃなくて人間ってどういう時にツライのかなとか、
どうしたら救われていくのかな、ってことを考えさせる作品だったと思う。
だから優しくなれるとか立派になれるってことではないのですが、
本須和とちぃがちゃんと考えて、ちゃんと答えを見つけることができて
本当によかったと思える結末でした。(03/01/27記載)
原作検証1  「ちょびっツ」は「ANGELIC LAYER」から何年後?

  この項は原作に関するネタバレがいっぱいです。ご注意下さい。

  6巻に楓ちゃんが紹介されたことで「ANGELIC LAYER」(以下AL)の
世界観を継承していることが判明した「ちょびっツ」では、いったい
何年後の話なのでしょうか。単純に考えると、稔くんの「2年前死んだ」
ことから、二年後ともとれますが…

  7巻で本須和くんがALを指して「発売されたの随分前だけど最近まで
人気があった…」というのが、どの程度の期間なのか。その物に直接
関わっていた人にとっては10年前でも20年前でも大昔には感じない
ものですが、情報としてのみ触れていた人にとっては、5年くらいでも
「随分まえ」に当たるかもしれません。

  同じく7巻で紹介された、楓ちゃんの臨終シーンです。
中学一年の稔にとっては、2年前は小学5年。楓ちゃん本人の年齢は、
さすがに病みやつれているので推定しがたい。ただ、周囲の人々…
みさき、最、王二郎はALの頃とあまり変化はないように見受けられます。
みさきがエリオル学園の制服を着ているのも重要なポイントですね。
みさき自身が小柄で幼く見えるのはもー変わらないでしょうが(笑)、
中高一貫教育の私立校ですから、この制服は高校のものとも考えられます。
そうなると、ALで中学一年だったみさきが、最大高校三年になっていると
いう可能性も考えられます。つまり、ALの時代から、2年から8年経過して
いるともとれます。でも、最も王ちゃんも制服っぽい服装なのが、ちと
ひっかかりますね。高校二年の最さんと高校三年の王ちゃんが制服を
着ているとなると…やはりAL直後のことなのか。
  あんなに元気にファイトしていたのに楓ちゃん…うう

  あとは…1巻で日比谷さんが27歳と明かされていますが、
ALの開発にいつ頃から携わっていたか、ですね。ま、実弟とはいえ高校生の
王ちゃんがあれだけ開発に関わっていたことを考えると、才能さえあれば
中学生だろーが高校生だろーが、ブレインとして参画させていたんだろうと
思います、いっちゃんなら。AL原作では、いっちゃんは独身みたいに言われ
ているので、日比谷さんがAL時点で開発者だったとしても、結婚したのは
その後のことでしょう。結婚してから、人型パソコンが開発されて、この
世界で広く普及するまでにどれくらいの期間が経過しているのか…5年
くらいは経ってるのかな?もちろんこの場合、ALの技術を基にしているとは
いえ、ALの開発と併行して行っていたと思うので、かなり重なるとは思います。

  と、いうことでだいたいALが発売されて5年後くらいかな〜と
勝手に思ったのですが、ここで重大な事項に気づきました。

  4巻で植田店長が結婚の経緯を語る場面ですが、ここで7年前に
パソコンを購入したとあります。3年前の型遅れの機種とありますから、
人型パソコンが発売されて最低10年は経っているということでしょう。

  10年前って…日比谷さん17歳ってこと?
うーん、子供を産めない体というのは分かったとしても、
この歳で「ママ」言われるの、抵抗なかったのかなぁ。
でもでも、Chobitsが開発されてから普及品を発売するまでには
それなりの時間が必要だったろうし…まぁ、ALで展開させた
販売ルートを使えば経営戦略的には問題ないでしょうが。
(もちろん日比谷さんが年齢サバ読んでる可能性もないわけでは(笑)

  うーん、謎が深まってしまった。ま、CLAMPさんたちはちゃんと
年表作って書いてると思うし、そのことでこっちがやいやい言うほどの
ことではないのですが、勝手な考察でした。          (02/10/11記述)
原作検証2  原作「ちょびっツ」の総括

  CLAMPさんがヤングマガジンで「ちょびっツ」の連載を始めたのは
2000年の秋で、ちょうどなかよしでの「カードキャプターさくらの」連載が
終了した直後のことでした。両者はまったく別の作品ですが、CCさくらが
終了したこと自体に衝撃を受けていた多くのファンは、自然な流れで
ちょびっツを読みはじめたんじゃないかと思います。
  同じ作家さんとはいえ、別の世界観で書かれた作品を安易に比較するのは
良くないと思いつつ…ちょっと作家論的になりますが、CLAMP作品の
中のちょびっツについて触れたいと思います。

  この作品はまず、CLAMP初の青年誌掲載ということで話題になりました。
とはいえ、CLAMPさんはもともとジャンルにこだわった作家さんでは
ないと思います。どの雑誌においても、己のスタンスを持ち続けている。
その上でこの作品の特徴というと、やはり性的描写に制限を持たないで
描こうとする姿勢でしょう。スイッチはアソコだし、いきなり全裸だし、
青年のもんもんとしたエロエロへの憧憬があふれまくっているし。
「『CCさくら』で抑えていたものが爆発しているなぁ」と思われても
仕方ない暴れっぷりでした(^^;) ただ、さすがはCLAMPさん。
可愛いパソコンでエロエロでウハウハ…というありがちな展開ではなく、
そういう立場を踏まえて、何を選んでいくのかという心の動きをきちんと
なぞった作品に仕上げてくれましたとも。

  ただ正直に言って、私的にはかなり消化不良に感じた作品です。
結論として、「セックスできなくても、君を選ぶ」という選択なのはいい。
それしか選んでほしくないと、私も思いました。が…
結局のところ、CLAMPさんにとって「性の問題」ってその程度だった
んだなぁ、と。だって、どんなに可愛いパソコンと暮らしてて、彼女に
よって癒されて幸福を感じても、やっぱりエロエロのDVDで処理しないと
生きていけないんだもの。それが、生の人間なんですから。そういう部分に
まったく触れないなら、それでいいと思う。
  CCさくらでは、もちろん触れなかった。触れる必要もなかった。
「小学生の恋愛」というテーマを、じっくり丁寧に取り扱うという目標を
見事に達成していたと思う。でもちょびっツは当初から「青年の性の悩み」
を取り扱うように見えたじゃないですか。それが結局精神論に終始して、
それでケリがついてしまったなぁ、と。その部分が、期待外れだったように
感じるのです。

  みんなが悩んでいることです。若い方はもちろん、悩んでいるでしょう。
でも、年寄りだって悩んでます。特にパートナーが居る場合は。だって、
自分の性だけじゃなく、パートナーの性の悩みも抱えてしまうから。
自分だけが良ければいいじゃなく、お互いが我慢なく歓べるっつーのは
本当に、本っ当〜〜〜〜に、大変なのよ。私だって時々思うもん、仏門に
入って煩悩を捨てよーかな、って。煩悩が百八つで済まないほど溢れかえる
こいつですら、もうこんな悩みから解放されて、静かな気持ちになりたい
って思うさ。快楽ってものを楽しみつつ、結局そこに縛られて身動き
取れない存在なんすよ、肉体を持つ人間って…  そういう部分を、
この作品ではもうちょっと、深く触れて欲しかったような気がしますね。
  良い意味でも悪い意味でも「お伽噺」だったなぁ、と思う。

  原作者が抱くちょびっツの製作スタンスについては、今後出版される予定の
「『ちょびっツ』ファンブック 『ちょびっツ』の「ツ」の字 」にて、
新たに明らかになるかもしれません。もちろん作品の製作スタンスは作品の
内部によってすべて明示されるべきであり、後から解説されて分かるような
書き方はたいへんよろしくないと思いますが、私自身稚拙な人間であり、
作者のメッセージをすべて正しく受け止めているかと言われると、自信が
無い。CLAMP氏自身のコメントを待っている一人であります。

  なお、以前原作検証1でご紹介した「エンジェリックレイヤー」との
関連ですが、大川七瀬氏がアニメ誌にて語っていたところによると、
共通する登場人物についてはパラレルワールドとしてとらえて欲しいとの
ことでした。年数が合わないことも含めて、設定だけ取り入れて
別個に受け止めるべきもののようですね。これで楓ちゃんもお亡くなりに
なっていない!と大声で叫んでもよいとゆーこと。よかったよかった☆
(該当掲載誌と号数は忘れてしまいました…。すみません!!)
                                                    (03/01/27記載)
アニメ総括1  浅香守生監督の手法:「封印されたカード」との類似

  「ちょびっツ」のアニメ化…不安でした。
なにしろ、「エンジェリックレイヤー」がああいう作品になってしまったのが、
私的には随分不満でしたから。CCさくらのスタッフが終結すると聞いて
期待していましたが、やはり期待通りの作品を提示してくれました。
  どっちが良いと簡単には言いにくいですが、実は私、原作よりアニメの
方が好きです。CLAMP作品でそんな感想を持ったのは初めて。
CLAMPさんの作品は繊細で奥深いので、アニメの方を良いと思った
ことは、これまでなかったんですがね。

  監督の浅香氏は、CCさくらでもそうであったのように、どこかもう
ドン臭いくらい丁寧にじっくりと描く監督さんです。ときおりじれったく
なるくらい、ひとつひとつ積み上げていく手法の人です。今回も、
人型パソコンが闊歩しているという、誰も見たことが無い近未来的な世界を
地道に描くことで、とてもリアルに見せてくれました。
  その中でも私が特に浅香さんらしいな〜と思ったのが、最終話の構成。
これが、CCさくらの劇場版第二弾「封印されたカード」に非常に類似して
いると感じたので、ちょっと対比したいと思います。

・まず告白があり、返事が待たれます。が、それはすんなり行きません。
  愛の言葉に応えることは、世界の破滅につながるのです(たぶん)
〈この部分は、小狼への愛を持ったままでは世界が消えてしまうと悩む
  さくらの心境に通じます〉

・そして邪魔者が入ります。邪魔者はその恋が本当に価値のあるものか
  残酷に問い掛けます。その攻撃に対抗することによって、質問された
  本人の中で答えが固まっていきます。

・事態を収束させるために、恋人は自ら犠牲になることを選びます。
〈小狼が意図して自分の魔力を温存し、「無のカード」の犠牲になった場面〉

・恋人が犠牲になったことにより、本人にとって一番大切なものが提示
  されます。その局面に至るまでは、自分自身の想いであり、相手の存在
  自体が大切だったのですが、本当に大切なのは「自分が相手と幸せに
  なること」だったと気づくのです。気づいた時には遅すぎた、という
  強烈な痛みと後悔にさいなまれます。
〈強い使命感で「無のカード」と無我夢中で対決したさくらはその結果、
「仕方ないだろう」と残酷な言葉で切り捨てていた小狼の真意に気づき、
  彼の深い想いと、本当は彼と幸せになりたかった自分の想いに気づく〉

・すべてが失われ、終わった後で「本当の想い」を叫びます。
  もう何も取り戻せない。取り戻すことが目的ではない。ただ、どん底まで
  落ちたその最後のところで残された一つの結論を、口にしないでは
  いられない胸中。見返りを期待しない、真に純粋な心情です。
〈小狼の中にあった自分への想いがすべて消えてしまった(と思っている)
  後に、それでもいい、それでも「自分は小狼が好き」と言わずには
  いられない気持ち。雪兎から小狼への気持ちの変化を、単に乗り換えたと
  しないためにギリギリ突き詰めた表現だったのだと思う〉

・奇跡が起こったのか、元々そういう安全装置が働くように設定して
  あったのか(そう考えるとロマンもへったくれもないですが…(^^;)
  愛する人の心は失われていなかった!アナタがいて、ワタシがいて、
  お互いの想いは消えず、これからは幸せになれる。
    長い夜が明けて、朝日が差してくる中で二人は幸福な結末を迎える。

  以上、長々と「ちょびっツ」最終話と「封印されたカード」の
対比をいたしましたが、もちろんそこに至る盛り上げ方は異なります。
異なるからこそ、監督の脳みそのシワはツルツルになってしまう(^^;)
  共通することが、悪いというのではないのです。同じ人間が考えれば
同じような展開になるのは自然だと思います。肝心なのは、見る人が
それで納得できるか、だと思うのです。私は、構成としてアニメの方が
優れていると思った。説明調にならず、簡潔にまとまったし、
原作がちぃ主眼なのに対し、本須和に非常に感情移入しやすくなっていた。
これも監督が「ギャラクシーエンジェル」で骨休めをしたおかげって
ことでしょう(^^;) 嫌いじゃないですよ、何も考えてないけど(^^;;)
ああいう作品も日本にとって必要ってことですよ、たぶん(笑)

  CLAMPさんも浅香さんも、私にとっては同年代。
同じ年だからどうだってこともないですが、同じ時代に生まれ育った
時代背景が、言葉にしなくても自然に伝わってくるところがあって、
全体として心地よかったです。そういう安心の仕方って、良くない?
いえいえ、良い作品は時代も世代も超えるものですけどね。
  浅香監督と、この作品に携わった多くのスタッフ各位の今後の活躍に
期待しております。(03/01/27記載)
アニメ総括2  声優陣の活躍・音楽等感想

  はい〜アニメマニア的総括であります〜〜
この項はムックを入手したネタがいっぱいですので、よかったら皆さんも
アニメムックをご覧になってみてください。

  なんといっても、ちぃを演じるのはとっても、とーっても大変だった
だろうとお察しします。人ではない、人に似たものの感情や口調って…
田中理恵さんという声優さんは、よく存じ上げなかったのですが、
当初の硬い印象は、入り過ぎた意気込みを感じたし(笑)、後半の柔らかい
感じも、本須和との関係の変化をとても良く表現されていたと思います。
前にもいいましたが、とても「あずまんが大王」のよみとは思えません。
声優さんは偉大ですねぇ。

  本須和役の杉田智和さんも、それはそれは大変だったと思います。
セリフ数がハンパじゃないですし。常人離れした「いい人」本須和を
演じるうちに、杉田さん自身も「いい人」であることの大切さに
感化された様子が微笑ましいです(笑)もう何が来ても怖くない、という
心境ではないでしょうか。

  新保役の関智一さんと清水先生役の柚木涼香さんが、二人の将来について
意外と冷静に観ているのに、感心しました。関さんが指摘する新保の
エゴイズムとか。新保はもちろん本須和よりずっと大人ですけど、
やっぱ若くてどーしようもないところが見えます。そんなことはない!と
お思いの若者諸君、三十路を過ぎれば分かります(笑)
そういう部分をちゃんと踏まえて演じてらしたんだなぁ、と、
嬉しくなってしまいました。

  人間たちも大変だけど、パソコンを演じる人たちは本当に大変だった
ことでしょう、ちぃを筆頭に。すももは本当に可愛かったですよね〜
とても小狼の声とは思えなかったですよ。やっぱ、声優さんは偉大☆
  琴子・ディダ・ジーマにしても、パソコンは一所懸命で純粋な存在だなぁ
と、声と動きが加わって原作以上に感じました。ディダを演じた
徳光由禾さんは、お名前を変えられたんですね(以前は「徳光由香」さん)
なるほど「テイルモン」の声だ〜と、いまさら。私は女性の凛々しい声に
めっちゃ弱い★★

  音楽は、スキャットでアナログというのが、普通のアニメっぽくなくて
おしゃれでしたね。コンセプトとしては70年代ポップスということで、
70年代というと私は子どもだったせいか、どーも古臭いなぁという印象も
否めないのですが…家賃2万の安アパートと「東京ひとりぼっち」を
うまく表現してくれたと思います。そういう地味〜な世界観から立地して
くれたおかげで、人型パソコンという見慣れない存在もしっくり世界に
馴染んでいたんじゃないかな。
  今のところ「ちょびっツ」のドラマCD(5作品)は購入していない
んですが、サントラは欲しくなってきました。ボーカルは世界を決定されて
いてメッセージ性が強いものですが、BGMはいろいろな場面を
思い起こさせてくれて、いいものですよね。TVのバラエティでは相変わらず
「あずまんが大王」のBGMがよく使われていますが、ちょびっツの
独特のスキャットは心地よいです。

  それから、2月に発売予定のDVD・ビデオ9巻「総集編」では、
テレビシリーズから一年半後のみんなの様子が見れるそうです。
私も、なんとかして見ようと思ってます。(03/01/27記載)

#01〜13 の感想は こちらへ

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