F3は販売続行でnFM2が製造中止な7つの理由!

今回のお話は、全くの想像です。私はニコンの会社とは全く関係のない、単なる1ユーザーであり、以下に書かれていることについて何ら特別な事情が判っているものではありません。したがって、事実と全然違うことが書かれてあっても、それが当然です。仮にいくつかの点で現実と符合している部分があったとしても、それは単なる偶然です。内容について何か問題があると思われる場合は作者までメール下さい。

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F3は販売継続か!?

岐で語られる噂「最後に残ったF3HPも年内製造中止、nFM2だけが残る」について、ある方から、「F3HPは生産続行で、先にnFM2が無くなる可能性が高い」というお話を伺いました。
私はこの話し、かなり現実的な話だと思いました。 何故か?

理由1 環境に与える影響

現在唯一メッキを使うnFM2

最近至る所で環境問題が語られている。各産業において大気、土壌、地下水などの汚染に厳しい目が向けられており、一般企業においても周辺の環境に与える問題抜きには生産活動を行いにくい状況にあるようである。
ニコンでは1998年7月に大井製作所で認証を取得して以来順次各グループ会社に至るまで環境マネジメントシステムに関する国際規格「ISO14001」の取得を進めている。企業として環境問題に取り組む姿勢を示していると判断できる。
ここで、カメラの部品にも使われているクロムメッキには劇薬の部類が使用されるのは知られているが、その廃液は環境に与える影響が大きく、廃液処理にも多くのコストが掛かるものである。現在クロムメッキを多く使用した機種はニコンにおいてはnFM2の白(クロムボディー)ただ1機種である。
多くの機種、多量の部品がこの工程を必要としているのであればこの問題に対応する努力も比較的意味がありそうであるが、だだ1機種のためにこの問題を解決していくメリットがあるか?
元々チタンの薄膜をエッチングして製造していたシャッター羽根がアルミに変わったのは薬液処理の問題に因るところが大きいとも聞く。 このことから考えても例えばクロムモデルを無くしてしまうとかの対応が現実的なのではないだろうか?
しかし、FM2の販売量に占めるクロムモデルの割合は約5割であり、全てがチタンとブラックに流れてもらえる保証はない。(多くはデザイン優先でnFM2は指名買いされている)すなわち販売量の低下を意味するため、nFM2の販売量はさらに低下する事が予想されるため、いっそのこと全廃の可能性もある。

理由2 部品供給の可能性

他社製ユニットシャッターを使うnFM2

素人目に見ると電装品を含め構成部品の量はF3の方が多いが、電装部品の製造は恐らくスリーダイヤの某電機(一応グループ企業)であると考えられるので、多少の無理は利くのではないか?(あるカメラ雑誌の記事にも部品製造に関する契約は更新できているとのコメントもある)
同様に少ないながらもnFM2にも電装部品は使用されており、モノの大小の差はあるものの、部品確保という面での問題は大差ないと思える。
次に構成部品を見ると本体は共にアルミダイキャストで同じであるものの、F3が横走りシャッターを組み付けるのに対し、nFM2の方は某社製ユニットシャッターを使用している。他に代替の利かないユニット部品を外部の供給に頼っているわけである。これの供給が止まったら?
私の知る限り現在でもこのシャッターを使用しているのはnFM2のみであり、以前のように例え羽根だけとはいえ共通部品を持ち、それなりの数を製造していたFA、FE2、FM2の3機種体制時代から比べれば非常に少ない数のユニット数を製造しているだけでしかない現在、製造会社の意向は大きな比重を持つのではないか?
また、製造中止後の補修部品の確保についても、部品として確保すれば済むF3と、ユニットを確保しなければならないnFM2の差を考えても、先にnFM2と縁を切った方が影響は少なくて済みそうである。

理由3 大差のないトータルコスト

よくMFカメラについて製造コストが高く儲けにならないと言われている。
それでは、nFM2とF3の製造コストにはどの位の差があるか?私は約2倍と見るが、販売価格自体にも同様の開きがあるので1台あたりの利益は確保されていると思うので、あまり問題ではないとも考える。
さて、それでは販売台数にどれほどの差があるのか?とか、本体のみならず周辺機器、例えばモータードライブ、スピードライト、データバックなど広告費などを含めた製品群として維持していくコストとして考えた場合どうか?
F3には最高級機種として然るべきアクセサリー群が用意されているが、nFM2にもMD−12を筆頭にかなりの専用品(かつては多機種に共通であったが)が用意されているのもご存じかと思う。
結局、製品群として考えれば大して差は無い、有っても大勢として問題にならない程度の差でしかないのではないだろうか?
実質的な差がなければ、あえてF3を先に消す理由は無い

理由4 販売価格の上限

普及価格帯である事が必須のnFM2

ここで、F3は最高級機種であることから過去から現在に至るまで耐久性、信頼性などに高い評価を受けており、幾らでも良いから必要なのでとにかく欲しいという需要もあり得、実売価格でF5を越えてしまうようなF3/Tが最近までそれなりに販売されていたことからも、高価格が許される環境にありそうではある。
対してnFM2は上級普及機の位置づけであることから価格にも自ずと限界が見える。
よく春の新学期の季節になると写真学校の生徒、新入生にお勧めされているとのことであり、定期的に大きな需要があるため製造販売が継続されているとは言われている。では、質問。いったい何台売れるのか?
以前、私が中央線沿線の近くに写真学校がある某カメラチェーン店で聞いた話に依れば、たしかに何人か買いに来るが現在のこの価格でも学生には結構厳しいものがあり、金のない学生にはFM10を勧めていて、現に結構FM10が売れるとのことであった。
私はこの勧め方に反対であるが、売れる台数は言われているほど多くないこと、低価格が求められ(優先され)ていることが読みとれると思う。
要するに、非常に基本的な機能と共に、価格の低さも求められているのが入門機、教育機としてのnFM2で、現在の価格を上げるということは行いにくいのではないだろうか?
例えば、販売維持コストの反映としてあと2、3万円の値上げに耐えられるか?ということを考えてみたい。nFM2が10万円だとして、あなた買いますか?

理由5 過去の膨大なMFレンズ群の存在

  現在維持されているニッコールレンズ群について、対象機種が事実上FM2だけになったとしてどの程度販売が継続されるか? ご承知の通り、nFM2は小型軽量を目指している機種であるからF3に比べバランスの悪いレンズが多くなる。
現在まで製造が続いているとは思えないモノも多いMFレンズではあるが、抱えている在庫を掃くにもそれなりのボディーが必要であると思う。実際に売れる売れないは別として、F3に比べnFM2が有利だとは思えない。
また現在のMFレンズはAi−sタイプである、ご承知の通り、sの機能を最大限生かすボディーはF3でもnFM2でも無い訳であり、この点では差がない。
また、ニコンで問題になるのが過去から現在まで販売された膨大なレンズの中にFマウントでありながら物理的に装着できないレンズとボディーの組み合わせが存在する。多くは従来レンズと呼ばれている非AiレンズでAi改造が行われていないモノ、装着にはミラーアップを必要とするものがある。
この何れにも現状で対応できるMFボディーは唯一F3である、先に消す理由はない。

理由6 ニコンのプライド

近年ニコンでは数回にわたる値上げを行っている。
nFM2は前回の値上げの時点でチタンモデルについては値上げを行っていない、値上げをすることに因る販売量のダウンが大きいと予想されたためか、もともとそれ以上の価格が上乗せされていたかは定かではないが、売れなければ止めても良いか影響が出るほど売れないという事ではないだろうか?
対してF3は値上げの他、今年の4月にラインナップの整理を行っている。 ここで、値上げをすると言うことは販売面で大きなデメリットになることは明らかであるにもかかわらず、これを敢行しているということは、その時点では「止めるつもりはない」という意思表示であると捉えて良いと思う。
ラインナップの整理を行うこともイメージの低下に繋がり、デメリットは大きいと思うがこれも敢行している。
これ以上の値上げを避けつつ販売を継続する意思表示だと考えられないだろうか?
ニコンと言う会社は伝統的に最高級機種とその他機種についての扱いが全然違うことが感じられます。F3については一種プライドにかけて製造しているのではないだろうかと思われる節があり、意訳すれば「儲からないから止めたいんだけど、F3は止める訳にはいかないんだ」という事ではないだろうか?

理由7 一眼レフの顔

私たちがニコンと言って思い浮かべるカメラにF3は必ず入っていると思う、ニコンのみならず、単に一眼レフカメラと言っても、F3が思い浮かぶ方が少なくないと思う。
ニコン一眼レフ40余年の歴史のほぼ半分に名前を残すF3はなんと言ってもニコン一眼レフの顔である、最高級機種のF3続投はニコン一眼レフを語る上で非常にイメージが良い。たとえ販売で利益が出ていなくても、広告、PRとして捉えた場合、F3が存在している効果というのは非常に大きなモノがあるのではないか?
例えば雑誌のニコン・F3特集、或いはインターネット上で語られるニコン・F3に関する無数の話題など、広告効果として換算することが可能であれば、かなりの額に上るはずである。
このように感覚的にプラス要素の大きい、そんな機種であるF3を先に消す理由はないと考える。

結論〜

以上のことから、F3の続投はあり得ない話ではないと思います。
しかしながら、そう遠くない将来ニコンのMFシステムが消滅してしまうのはこれも間違いのないことだと思います。
そんな日が来ないことを願いつつ、せめて最後までF3の製造販売を続けていて欲しいモノです。

さて、最初にご登場頂いた某氏からは「nFM2は価格競争力を付けた後継機種にチェンジする」というお話も同時に伺えました。
後継機種の発売は喜ばしいことですが、価格競争力…の行が気にかかります。
低価格機としてFM10の存在も有りますので、現在のnFM2との中間機種を発売して機種統合を図る可能性も捨てられません。コストダウンの結果、悲しい機種にならなければよいのですが…(カメラ弄りが好きな私の呟き)

なお、なにかこの件に関する情報、ご意見が有りましたら作者までメール下さい。

新規 第1稿:H12.7.18
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