カメラの話(レンズ編)

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Nikon LensSeries-E 36-72mm f3.5 #185536*

photo_36-72mm

●昭和50年代、ニコン(当時日本光学工業)から「EM」というニコンにしては小型軽量低価格なシンプルな一眼レフが発売されていまして、交換レンズ群にもこれに合わせるかたちでニッコールブランドとは別に小型軽量低価格路線の「ニコンレンズシリーズE」というモデルが作られていました。日本国内では昭和55年3月のEM発売に合わせて35mmf2.5、100mmf2.8、同5月に75-150mmf3.5が、56年10月に、この36-72mmf3.5、翌57年3月には70-210mmf4が発売されました。 悪い言い方をすれば初心者向けとか廉価版の系列なのですが、そこは天下のニコン、安かろう悪かろうではなく、かなりしっかりとした製品群であったようです。 詳しくは知らない部分が多いのですが、使用上Ai-sタイプと同様に使えますし、現在でも一部でかなりの評価がなされているようです。個人的にも当時の廉価版とはいえ、外見などに安っぽいところはなく、同じように外装にプラ部材を使用した今のAFレンズよりもかなりしっかりとした質感、感触があります。 もっともこのレンズ当時定価で5万4千円、今の感覚からすれば高いですよね〜、でも昔はズームって高かったんですよ、ほぼ同様のスペックであるAiZoomNikkor35-70mmf3.5sなんて9万6千円ですから、十分廉価版になっています。

●8群8枚構成で、重量380gと、軽量コンパクト、最近あまり見かけなくなったf値不変の標準ズーム、描写にもこれと言って不満なところはなく、特に大事に使ってるわけでもないのですがカビもしない(笑)という優れものです。 ただ、このレンズの弱点は私が見てもわかるくらいのあっさりめの発色と最短撮影距離が1.2mと長めなところ。最短距離の点はかなり使いにくいので「今日はこれにする」と決め込んでわざと連れ出さないとダメですね、どうしても便利な28-85mmに手が行ってしまいます。

改訂:H11.10.7
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