Ai ズームニッコール 28-85mm 1:3.5-4.5s |
Ai ZoomNikkor 28-85mm 1:3.5-4.5s #2199**
●1985年だったか?発売当時はすごいワイドレンジのズームだと感じましたが、今となっては平凡なスペックになってしまいましたね。んが、しかし、しぶとく生き残っているMFのNikkorレンズの中でこれは外せない(と思う)標準ズームです。もっとも35-105mmが消え、他にあまり選択の余地はなくなりましたが…寂しい限りです。度重なる値上げで8万円を超える高価なものになってしまっていますが、MFレンズの感触、質感は今のAFレンズには無いもので、「所有する喜び」のようなものが感じられます。ただし、旧来の総金属製鏡胴という訳にはいかず絞りリングなど一部にエンジニアリングプラスティック(F4のカバーなどと一緒)が使用されていますが、これは仕方のないことなのでしょう。ニコンのMFシステム縮小の波に飲まれ、一時は製造中止とか言う事態になりそうでしたが、ユーザーからの根強い反対の声に応えて販売続行になったというのも頷けます。
●最新のAFレンズから見ると、さすがに設計の古さからかコンパクトとは言い難い大きさと重さですが、ボディー1台レンズ1本のちょっとしたお出かけには欠かせないと言うか、これしかないと思います。異常とも思えるワイドレンジ化されたズームに比べると描写も良いようです(もっとも私にはそんなことを語る眼力はないんですが) このレンズの良いところはマクロモードで28mm側20cm近くまで寄れるところ。これだけでも値段の半分くらいの価値があると思いますね。いずれにしろMFでは一番稼働率高いレンズです、FAにこいつを付けておけば、大抵のことはこなせます。これからMFのズーム買うならこれを買いましょう、ちょっと高いですがそれだけの価値はあると思います。
●さて、私個人的には別に単焦点派とかズーム派とかっていうのはありません。ただ最近見られる超高倍率のズームってのはどうも気に入りません。なんか写真に迫力というか「心」がなくなるって言うのかなぁ、よくわかりませんがつまらない写真が多くなるような気がしませんか?私はそう思います。 なんて言うか、風景でも、人でも、あるものを見て写真を撮ろうとしたときに標準域の視点、広角域の視点、望遠域の視点というか考え方、イメージみたいなものがあって、そのイメージのなかでもう少しだけ画角を広くとか、ここを強調とかいうものを考えて、撮影位置を変えたりフレーミングを変えたりしているように思うわけで、とりあえずカメラを構えてしまって、自分が動かずカメラ位置一定で広角から望遠までズームリング動かして…っていうのはなんか違うような気がするのです。 そんな訳で「標準」ズームとしては35-70mmとか28-85mm位のほうが良いように思います。 改訂:H11.10.6
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カメラの話 by 哲也くん
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