Ai ニッコール 105mm f2.5s の話

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Ai Nikkor 105mm f2.5s 

105mmf2.5 + F2A

●105mmレンズの画角は標準レンズ50mmの約半分、面積では約四分の一。昔々、私が初めて手にした一眼レフはペンタックスSPで、そのときに使ったレンズは標準と中望遠、スーパータクマー55mmf1.8と105mmf2.8の2本でした。 恐らくこの事が原因だと思いますが、私にとって105mmが望遠(中望遠ですね)レンズとして感覚的に違和感が一番少ない焦点距離なのです。要するに私の頭の中で「このレンズは明るい」「このレンズの画角は…」とかを考えるときの「基準」になってしまっているものの1つなんですね。 何事も初めての体験というのは大切なようで(笑) という訳で個人的には非常に使いやすい焦点距離です、105mmって。 中望遠とか望遠と呼ばれる焦点距離では、135mmは初めての望遠レンズにとか、85mmはポートレートにとか言われるなか、105mmって中途半端というかどっちつかずというか…それほどメジャーな焦点距離ではないようなのですが、標準50mmに比べて約四分の一という画像面積って、私は一番使いやすいというか理解しやすいと思うんですけどね。どう思いますか?

●もっとも、今の時代に105mmなんていう単焦点レンズが生きていける領域って非常に少ないですよね。最近の標準ズームは28mm位から105mm位までを平気でカバーしてしまいますし、実際にNikkorレンズでも28-105mmf3.5-4.5っていうAFズームも発売されていますし、それ以前にも35-105mmや35-135mmなどのズームレンズもありました。また、大きさを別にすれば80-200mmf2.8などの大口径ズームにも包括されてしまう焦点距離ですしね。 単焦点ならではという特徴は、明るさと大きさに求める訳ではありますが、Ai-105mmf2.5sって、別に特段明るいわけではないですからね、ちょっとつらいです。 他にNikkorでは、105mmf1.8っていう大口径のモデルがあり、こちらの方は存在理由がやや強いかなと言う感じです。 このf2.5というモデルはなぜ存在し続けているか、やや不明な感じもします。 マイクロレンズの105mmはf2.8ですから、コンパクトさだけしか特徴がない訳で(笑) AFレンズではDC機能が付いて(付けて?)いますので、何の変哲もない105mmレンズが生き残れる領域は、やっぱりとても狭いのでしょうね。 私自身も、仮にマイクロの105mmを先に持っていれば、こいつは要らなかったのかも?とも考えてしまうくらいですからね。はっきり言ってAi-105mmf2.5sっていうレンズには、他と比べて明確なメリットが無いです。 さらに、私の勘違いでなければ、以前のただのAiモデルならば最小f値32まであったものがAi-sになって最小f値22までになってしまったのも疑問。 そして、組み込み式のフードを引き出した時のヘリコイドと鏡胴の隙間も広くて間抜け。

●4群5枚構成、最短撮影距離1.0m、重量は435gというこのレンズ、ここまでボロクソに言っていながらも、よく使うのです。 顔のアップを撮るのも良し、風景を撮るのも良し、はっきり言って、105mmが有れば85mmなんか要らない(笑) 絶対こっちの方が使いやすい。 さらにこのモデルは変形ガウス型(?)のレンズ構成になっていて、厚いガラスが詰まっているので、大きさの割に重い。重いと、何となく良いレンズなような気がしてくる。 それに、比較的価格が安い。 ピントリングのピッチが絶妙なのか、非常にピントが合わせ易い。 などなど、あまり他人には勧めないけれど、良いレンズだと思いますよ。 描写性能の方は「シャープだけどボケが汚い」という、Nikkorにありがちな評価であるようです、私は判断できるほど眼力がないので何処ぞの受け売りですが…。 このレンズとは関係ない話ですが、私はほとんどISO100か400のカラーネガしか使わないし、プリントもサービス版が99%ですから、よほど明確な差がないと判断できません、それも他と比較してどうこうと言う程度で、単体で語ろうと言ってもとても無理。 レンズの味を語る人にどうやって見て、判断すればいいのか、なにをもって優劣を付けるのか、じっくり聞いてみたい。 苦言を言っているのではなく、本当に私は判らないんです(笑) 

新規:H11.12.31
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