Nikon FE2 の話 |
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Nikon FE2 #20914**
高校の時に初めて買ったニコンの一眼レフ 今はちょっとご隠居気味です(笑)
●当時の一眼レフで最高速だったシャッター速度1/4,000&X1/250。電子制御での1/4,000、X=1/250は世界初。その他絞り優先AEとマニュアル、スピードライトのTTL自動調光を搭載した「Nikon FE2」。マニュアル時には1/4,000〜8秒までのシャッター速度が選択できます。前世代機種FEと外観は非常に似かよっていますし、機種名も「2」がついただけですが、全然別のカメラだと考えて良さそうです。この高速側1/4,000のシャッター速度、若干発売時期がずれますが当時のニコン上級(と思う)機種、(n)FM2、FE2、FAの3機種に搭載されていて、カタログデータで他メーカーの追随を許さないというような印象をもちました。 また、X=1/250&TTL自動調光は、FE2が発売された時期に他メーカーでこの機能を搭載している機種は少なかったこともあり、非常に便利な機能だと思いました。さらに、マニュアル時にスロー側で8秒までシャッター速度が選べるというのは薄暮〜夜のシーンなどでの撮影に非常に大きな武器になり、実際かなり使わせてもらいました。あの頃はあまり無かったんですよ、長めのシャッター速度がマニュアルで選べる機種って。もっとも、あまり長くなるようならばバルブにセットして腕時計とにらめっこでも何の問題もないんですけど、やっぱりあれば便利ですよね(笑)。
そして、このFE2という機種は露出表示が追針式メータなのですが、これって非常にわかりやすいんですね。カメラが示す値と自分の設定値とのズレが「数値」ではなくて「量」として把握できるというか…カメラに限らずアナログ的な表示の良いところです。 ●1/4,000を実現した高速縦走りシャッター、当初FM2に搭載されたものは機械制御で1/4,000&X=1/200でしたが、その後さらにシャッターの構成枚数9枚から8枚へ、シャッター羽の重なりを4mmから2mmへと改良が加えられ、このFE2で電子制御のX=1/250&1/4,000が実現されました。その後発売されたFA、機械制御のFM2搭載のものも同様に改良され(この時nFM2となりました)、FE2とともにこの3機種が1/4,000&X=1/250シリーズとしてとても魅力的でした。 この高速シャッターを実現するために開発されたというハニカム構造状にエッチングされたチタン薄板のシャッター羽根、こんなコストのかかる(だろう)ものは二度と出てこないのでしょうねきっと。 現行のnFM2も最初は同じ構造の羽根を使っていたのに、長年生産がつづいているうちに変更されて、今はアルミ羽根になっています。これって耐久性なんかは同じなんでしょうか?なんでも昔はハトメの部分の耐久性に不安があったとかでしたが、その後、製造を担当しているコパル社で研究が続けられ、耐久性の問題が解決したこと、エッチング処理に使う薬品の環境に対する影響などから変更されたようです。 この、シャッター速度、ニコン(日本光学工業)で1/2,000秒が達成されたのが1971年のF2(?)で、1/4,000がFM2の1982年、1/8,000がF801の1988年ですからAE制御などに比べて基本的な性能の向上にはかなり期間がかかっています。ミノルタのα9シリーズ(と言っていいか?)では1/12,000&X=300というのがありますが、X=1/300はF5でも裏技的に使えますので、幕速よりもスリット幅の問題なので最近は進歩がないと考えて良いのか? F801以来11年以上経っていますが今のところ目に見える進歩無し。 もっとも、電子的な技術(ソフト的な技術:個人的に小手先の技術だと思っている)と違って、機械的な技術(ハード的な技術:個人的にこっちの方が好き)で、機械的に羽を(35mmフィルムの縦幅)24mm、数万回以上にわたって駆動 させるという事にはこの辺りが限界なのでしょうか? 個人的には今のままでも十分だと思いますが、この先さらに機械的な進展があるのか、液晶シャッターのようなものに変わっていくのか…ちょっと興味あります。
もっともスピードライトのTTL調光は最近のではTTL-BL調光に進化していて、さらに距離情報を使用した3Dと来てるのでとてもかないませんが、一言で大ざっぱに言えば「ちょっとオーバー目に調光される」だけですので、それが判っていれば今でも特に問題はありません(と思います)し、高速側1/4,000のシャッター速度は、今は1/8,000が一般的になりましたが「これが無ければダメ」という状況はそれほど無いような気もしますね(笑) カタログデータにだまされているというか…。 昔、何かで読んだ気がします、高速シャッターはアマチュアに、高速シンクロはプロに受けている…、と。
現行機時代の定価に近い中古価格など、未だに一部で人気があるのも頷けます。(でも、この中古価格は高すぎますよね〜)
ちなみに私、大学生の頃から6、7年一眼レフにブランクがあるんですが、その後実家に取りに行ったFE2、久しぶりに電池を入替えるとシャッターが何事もなかったように動いたのにはちょっと感激でした。結局今までに大きな故障はなく、モルトの交換を1度お願いしただけでいまでも現役です。私の持っている一眼レフの中では最小最軽量ですから、結構使う機会はあるのです。
●発売以来15年以上が経過し、メーカーからは部品底払のため修理不能とのアナウンスがあるので、最近は壊さないように過保護気味ですが、壊れるとしたら…露出計なんだろうなぁとか思っています。ちょっとヒステリックな動きになってきていますからねぇ、あんまり使わないからかな? 針が引っかかったような動きをする。あとは経年変化による測光制度の低下。これは電気部品を使っているので避けられませんよね、そのために内部の回路には半固定抵抗が入っているのでしょうから。そのうちどこか調整してもらえるところを探しましょう、現在ややオーバー目になってます…たぶん感度が低下しているのです。シャッターは多分ずっと大丈夫でしょう。どのくらい持つのか判りませんが、F一桁機種が10万回以上(F5は15万回以上、F3などは事実上60万回くらいらしい)の耐久性があると言われていますので、仮にその半分の5万回位だとしても、とりあえず経年変化は考えずに、耐久性だけで考えれば恐らくまだ1万回まではシャッターを切っていないはず。空シャッターを含めてフィルム1本当たり50回と仮定して、200本は使ってないよなぁ…(笑) 嫌いではないけど、のめり込むほど好きって訳ではない「写真」ですから、何かイベント(旅行とかですよ)があったりしなければカメラを持ち出すわけではないので、普通に使っていれば耐久性の限界って来ない気がします。 〜などど言ってしまえるほど「壊れる気がしない」のですよ、これ(笑)。 改訂:H11.11.20
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哲也くんのカメラ機材庫
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