Nikon F4s の話 |
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私にとって初めてのニコンF一桁機種であり、AF一眼レフです。
●1988年12月発売のニコンF一桁シリーズ初のAF機F4。最高速1/8,000、X=1/250の縦走りシャッター、マルチパターン測光、動体予測AF、マルチモードAEなどなど中身はほとんど電子制御なのですが、ダイヤルやレバーを多用したアナログ的なインターフェイスが(恐らくわざと)使用されています。主に液晶表示とボタン操作になっている最近の機種に比べ「機械を使っている」という気分にさせてもらえます。もっともこんな事をしていると電気接点に比べスペースはとるはコストはかかるは…なんですが、やっぱり良いですよね。
●巷でよく言われるのが、MF機として使えば最高…でも私が思うにAF機として十分使えます。私は一眼レフのAF機ってこれしか持ってないんで他と比べてどうだともいえませんが、実用上不自由な事ってほとんどないような…たまにAF外しますが、そんなときはきっとマニュアルで合わせても合わせきらなかったかもしれませんし…ただ、ピントを求めて至近〜無限遠を行き来するのは止めて欲しいですね(笑)そんなときは強制的にMF(強引にピントリングを押さえつけて回してしまう(笑))AFモーターが悲鳴を上げますが…メーカーでは止めてくれと言っている(あたりまえだ)ようですが、壊れませんよ、それくらいでは。いつもやってるわけではないし(笑)
●このF4、ご存じのとおり「でかい」「重い」。特にグリップ部の大きさは異常とも思えます、私は手が大きい方ではないので最初は非常に持ちにくく感じました、グリップを握り、シャッターボタンに指をかけ、AFロックボタンを押して…本体+レンズの重さを受止め、静止…不可能に近い(笑)。重さについても同様で、いくらメーカー側がF3+MD4より軽いとか言っても、比較ではなくて、絶対値が重いのですからどうにもなりません。
●さてさて、私も大学に入る頃(十年以上前ですが)から当然のように興味は車や女の子に移っていった…ということもあり、世の中の一眼レフがAF化されつつある頃からしばらくはカメラのことなどすっかり忘れていた時期がありました。現在手元にあるカタログから考えると、1986年頃から興味が自然消滅しています多分(だって、持ってないんだもの)。自分のことなのにあまり時期も覚えていない(笑) だから、このF4の発売は記憶にないのです。 …しかし、当時の私の習性?だったのか、数年ぶりに実家の部屋を整理したときにF4のカタログが出てきました。初期の金表紙のやつが。でも、覚えていないんだよなぁ、F4の発売(笑) ●一応世の中の社会人の仲間入りをさせていただき、数年が過ぎたある時、ふと、目に留った新聞記事「ニコンF4生産中止」。 この新聞記事がきっかけでカメラに対する興味が再燃してしまいました。とりあえず実家にFE2を取りに行き(…この辺りはFE2、AT-X 100なんかのページを見てね…)、さらに新しいカメラも欲しくなってしまったり。寝た子を起こすとはこういう事か? 高校時代とは自由になる金額に死ぬほど差があり、買う気になりゃ〜大抵のモノは買えるぞと、自分なりに最近のカメラ情勢リサーチをする。 …いまのAF機は相当に高機能だ。ただ、MF機しかなかった頃から、F5も発売されている今の時代に飛んでいる私には、どうしてもボタン操作と液晶パネルってしっくりいかないんです。ということで、F5など最新のAF機は特に欲しいのがない、というかいまいち気に入らない。ただ、AF化は時代の趨勢だろうし、やっぱり一台は欲しい。 それと、かなりショックだったのが某C社EOS軍団の台頭とニコンの…以下、涙、涙。私がFE2を買った頃は当時の日本光学の足元にも及ばないような(失礼!)感じを持っていたのですが…時代は変わるものです(笑) ●結局F4がデザイン的によかろう、機能的には古いけど。と思い始めたのが生産中止のアナウンスから1年近く経った1997年の秋。中古かなぁとも考えましたが、雑誌広告なんかではまだ新品も間に合いそうだし…ニコンの現状を勝手に考えるに、心情的には新品で買いたい。 ただ、中古にしても13、4万するし、新品は実売でも20万近い。F一桁機種とはいえ型遅れでカタログスペックだけをみれば機能的にも古い、そんなカメラに20万かぁ…というわけでいまいち決心がつきかねていたんです。どうせならF90Xの後継機が出るまで待ってようかな〜とか、MF機でもとくに不自由してないし、とも思ったりしながらFAやFE2、数本のレンズをいじっておりました。 ●部屋にいればカタログたちを眺め、雑誌の広告にF4を見つけてはため息をつき、中古カメラ屋に行けばショーウインドーに張り付くこと数十分…。そんな日々を過ごしていたある晴れた休日の午後、某所某カメラ店で行われていた特別セールに「F4新品通常価格より○万○千円引」などという張紙発見! 「F4ってあと何台残ってます?」と、店のおやじに話しかけたところ…。 F4は生産中止のアナウンス後も、ニコンの方で注文を受付けていた時期がある、どうも生産も続けられたみたいだ。もっとも大規模なラインではなく細々としたものだろうが。この、いわゆる受注残分については生産されていた、あるいはつい最近まで生産がつづいていたのかもしれないが、どうやら今の時期に来て本当に終ったらしい。F4の残分は、生産台数からみればニコンも儲けなどなくて赤字に近かったのではないか。いま出回っている新品は、いわゆる店頭の長期在庫を除けば、ニコンが注文を受けたにも関わらず、販売店の方から出されたキャンセル分が通常のルートに乗っているものである。(この辺ははっきり覚えていないのと業界には素人なのとでよく判らなかったが、こんな感じの話であった)どうも春先にもあと一回出荷があるらしいと言う話も聞くが、定かではないし、あったとすればそれが本当の最後になるであろう。ただし、それがどのようなルートに乗るかも判らないし、ないかもしれない。たとえ、出たとしても本当の最終ロットは「まにあ」な方たちが血眼になって探す可能性もあるので今の金額で出せるかどうか…。(要は通常の形態として販売するのはもう終りだと言うような意味だった)確かに今ならまだ新品は市中にある、本当になくなるのは2月終りから3月でその頃になって探しても手に入らないか、高い可能性が多いと思う。 と延々長い説明をしていただきました。
●私には、「F4の新品を探しているのなら今がお勧めで、うちの店で買いなさい」と聞えた(笑)うさんくさいけど。
しかし、このおやじの話で何となく買う決心がついたことは確かで、買うつもりのF4sのシリアルNoを聞くと、26079**番だという。たしかに長期在庫ではなさそうなので、その足で郵便局に向い、20万の現金を握りしめ、店に戻り「F4sください!」と叫んでおりました(笑)
※ま、要は店のおやじに乗せられて買ってしまったという…(笑)
後日談ですが、やっぱりというか何というかその後も製造&出荷は続いていたらしく、最大のシリアルは261万台後半に突入しています。最終ロットが手にはいるのならもう1台買おうかな??な〜んて(笑)私はこんな感じで買ってしまいましたが、このように製造中止になってから新品で購入するにも色々と考え方があるようで、この辺りの顛末を紹介しているページも色々ありますので読んでみてはいかがかな?とも思います。 ちなみにニコンF4との日々というページでは、恐らく最終シリアル番号帯の261万台のF4購入とその後の活躍が紹介されています。
●仕事でカメラを使う必要があるときは大抵これ使います。職場にもカメラありますが、ニコンぢゃないし(笑)。F4、良いですねぇ、偉そうに見えるし(笑)。この「偉そうに見える」ってのが重要な事ってありますよね、自分の立場と責任を主張すると言いましょうか…世の中の仕組ってモンです、解る方は解ると思いますが。 もっと早く買えば良かったな。 さて、個体の問題ですがファインダーの液晶表示が歪んでたんですよ。SCに持っていったら基盤ごと交換してくれましたが、過去同様のクレームは無かったそうな。結構みんな気にしないのか最終ロット近くになって問題が出てきたのか不明ですが、同時にファインダーカバーまで交換していただきました。このような対応をしてもらえるニコンには感謝していますが、会社の利益を圧縮させてしまうのでは?と余計な心配をしてしまいますね(笑)
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哲也くんのカメラ機材庫
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