フィルターの類

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 最初に謝ってしまうと、フィルターについてはそれほどニコンに拘っていなかったりして、実はあまりネタが無い(笑) しかし、このカメラ機材庫では、基本理念(そんな大袈裟か?:苦笑)として「ニコン製」のモノについて語る(語るのか?:笑)ことを掲げている(本当か?:笑)ので、本来はこのコーナーもニコン製のフィルターについて…という事に触れない訳にはいかない。そこで、ニコン製ならではといった特徴のある(サーキュラー)PLフィルターをまず紹介して、その後に私の考えを(例によってダラダラと:笑)書いてみる事にする。PLフィルターって何だ?という方は…いませんよね?(笑) ちなみに、サーキュラーPLってのは円偏光といって、カメラのAFセンサーで測距不能にならないように考慮されたもので、昔っからあるただのPLとは偏光膜の特性がちょっと違うらしい。現在市販されているPLフィルターはほとんどコレのはず。


photo_Nikon c_PL

 さて、聞くところによるとニコンという会社は昔から妙なところに拘ってしまう所があるそうで(聞かなくてもそんな気がするけど)、ことアクセサリー類には異常とも思われるほど細かいことをやっていたりするらしい。 あまり古い話は知らないが、現在でもガンカプラーなどにその傾向が見られるような気がするのは私だけだろうか。

 ただ、そんなモノはサードパーティーに任せた方が良いんでは?ってものから、う〜ん、さすがニコンが造るとこうなるのかってモノまではっきり言って玉石混合かな?とも思える。レンズのフィルターに関して見ると、比較的目にすることが多いL37など一般的なモノだけを見た感じでは、あんまり力が入っていないようでいて、そうかと思えばここで紹介するPLみたいにすげ〜モノもあったりするから面白い。

 PLフィルターを見たことがない人は少ないと思いますが、「ニコン製」のを見たことある方はどのくらいいるのでしょうか?半分くらいかな?ちょっと見にくい画像ですが、こんな感じなのです。画像をクリックしても大きくなったりしませんよ(笑) 良心的というか性能第一というか、非常に大袈裟なモノに仕上がっています。

 一般的に、フィルターを付けることのデメリットとして、「場合によっては画面がケられる可能性がある」と言うことがあげられまして、これはレンズの前にフィルター枠が付くので、その厚みが厚いほど、レンズの鏡胴枠に画角に対する余裕がないほど危険性が高くなる(一般的に広角系のレンズほどその影響を受けやすい)。これを回避する方法としてはフィルター自体を薄くする方法と、その径を広げる方法が採られているようです。

 前者の方法では、フィルターのガラス自体や枠を出来るだけ薄く作れば良く、枠のネジ切りを止めてしまって、ねじ込みフードや、スプリング式のレンズキャップを使用することを諦めたりすれば、かなり薄いモノに仕上がる。 後者の方法では、例えば52mm径のレンズに62mm径のフィルターが取り付くようにするステップアップリングなどと称する下駄をかませたりすれば良い訳であるが、使い勝手はそれぞれ悪化することは明白。


通常は1枚のガラスと枠で出来ているフィルターでもこのような問題のあるところに、PLフィルターはその原理上2枚の偏光膜(を挿んだガラス板)が必要で、さらにそれを回転させる必要があるから枠も2段重ねで、構造的にどうしても厚めのモノになってしまい、結果としてケられる場合が多くなるのは避けられないようである。 ただ、フィルター枠を指先で回転させる必要があるので、ある程度厚みがあった方が使いやすいのは確かでもあり、頑張って薄くしてケられる可能性を低くすると、今度は回転させたり保持するのが難しくなって、使いにくくなる傾向がある。
それで、(以下、私の勝手な判断)

photo_kenko c_PL

(一般的なモノの例:K社製の某モデル)
厚目になることは止むを得ないとして、妙な細工をしないタイプと、
photo_canon c_PL

(薄型のモノの例:C社製の某モデル)
極力薄く作って蹴られることを避けるタイプと、
photo_Nikon c_PL

ニコン製のように径を大きくするタイプに分化?していくらしい。(注:私の勝手な思いこみ)


 さて、本題のニコン製のPLフィルターは、ステップアップリングとフィルターを一体化させたような構造となっており、枠自体の頑丈さと相まって、非常に大きなモノになっているんですね。画像のモノは手持ちの62mm径のモノでありますが、見た目は72mm〜77mm程度のモノに見える。出来るだけケられを回避させようと言う意図であろうが、結果として通常のレンズキャップが付かなくなったりしてしまう。

 そして、ここまでしっかりしたモノになってしまうと、最近多いピント移動とともにレンズの前枠も回転してしまう構造のレンズでは、PLフィルターだけを回転させるのは至難の業で、ピント合わせ→フィルター回す→ピントがずれる→始めに戻る(笑)という非常にストレスの貯まる状態に陥る場合がある。

 もっとも、非常にしっかりした造りで、回転も適度かつ心地よいフリクションで単体としてフィルターを見る分には良いものだと思うのですが…。持ち歩くに邪魔だし、値段も高いし…。フードは付かなくなるし…。でも、ニコン製だから許すか?(笑)


photo_表 photo_裏


引き続き フィルターについて、私の考え方。

改訂:H12.4.9

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