私論中古品カメラ §5 私の実例
前ページ
まででは、あれこれ訳の分からない事を書いた。ふむふむ、ところで、お前は本当にそうなのか?という意見がどこからともなく聞こえてくる(笑)
で、私の実際を覚えている範囲で紹介しておく。なお、順番は思いつくままの適当である。
結構いい加減な買い方をしているので、参考になるかどうか判らないが、反面教師ににでもして頂ければと思う。
また、質問、意見などがあったら
メール
下さい。
目次
1.
中古品への疑問
2.
中古カメラに思うこと
3.
入手方法を考える
4.
購入の実際
5.私の実例
実例1.
AiZoomNikkor35-70mmf3.5sの場合
実例2.
AiNikkor50mmf1.8sの場合
実例3.
F2フォトミックAの場合
実例4.
ニコンスピードライトSB-7の場合
実例1.AiZoomNikkor35-70mmf3.5s の場合
購入の背景
従来からMF標準ズームとしては Nikon LensSeries-E 36-72mmf3.5 を所有し使用していた。
このE36-72mmは、10数年来使用していた某レンズメーカー社製35-70mmf4に代わるものとして、日本光学社製レンズとしては安価であったこと理由に購入して使用していたものであるが、最短撮影距離1.2mというスペックが気に入らず(使えば使うほど不便)また、主にFAに組み合わせるために購入したAiNikkor28-85mmf3.5-4.5sはf値が変動するために、Ai-sでf値不変のMFズームとして、さらに代替レンズをと考えていた。
このような条件では、本レンズをおいて他にないことから、機会があれば入手しようとしていた。
購入時の基礎知識
私がFE2を購入した頃(それ以前)のモデル。70mmでのマクロ機構搭載。当時の定価9万6千円(高い!) 現在あまり人気無し。
Ai-s以前のモデルも存在し、これは外観デザインとともに光学系の構成も違う。
購入までの経緯
E36-72mmの代替としてはこのモデルだと決めていたこともあり、おおよその価格チェックだけはしていたので、傾向として価格は2万円台前半から3万円代後半まで、比較的都心部の店では高く、前出の中野某大型店では安く出ていることが多い、委託品のなかには3万円後半という高値をつけているものが多いなどという事を把握していた。
ある日、東京のJR中野駅近くの某大型店で別の物(秘密)を物色中に、目的の物が無かったため店内で適当にレンズを眺めていたら急に買いたくなった(笑) その時の在庫は2本、価格は同じでそれまで私が見た中では最低価格と同額。
A=店のランク付けはAB、外見は(私の5段階評価で)評価3
B=店のランク付けはAB、外見はどう見ても(同5段階評価、以下同じ)評価2
当然両方見せてもらう。Aは外見は綺麗でヘリコイドもまぁまぁな感じ、Bは外見汚く、ヘリコイドは可もなく不可もなく、絞りリングはカタカタ。光学系のチェックに移る。外観からはAを中心に考えていたものの、かなり埃の混入多く、はっきり言って×。Bは外観からあまり期待していなかったが、それなりに綺麗ではある。
絞り連動、ズームとも問題なさそうなので購入。6ヶ月保証、2万2千円+税。
あまり深く考えるほどの価格でなかったこともあり、衝動買い(笑)ですね。
購入後の感想等
L37cフィルター使用。価格は安いので納得。外観の汚さは多少気になるが、それを打ち消すに値する光学系の綺麗さ。
しかし、しばらく使っているうちに無限遠が怪しい事に気が付く。
ニコンの日本橋SSに持って行ったところ…「ズーム動作を繰り返すとフォーカスがずれる、内部の部品の摩耗」とのこと。このレンズの部品は在庫切れの物もあるので、場合によっては修理不能だという。
一応、購入店での保証期間中であったが、買った店まで行くのがめんどくさいので、その場で修理(レンズのOH)を依頼。 OH費用1万2千ちょっと。もともとそれなりに綺麗な光学系だったこともあり、見違えるように…とはいかず。 今にして思えば、購入店で交換なり返金してもらった方が良かったかも。
その後レンズフードを購入、使用頻度「上の下」といったところ。
この時得た教訓
レンズのチェックは慎重に。無限遠が出ていないという場合も有る。特に古いズームで使い込まれているような物は内部の摩耗も考慮すること。 中古に手を出すのはこれで止めよう(笑)
新規:H12.2.1
[ ページトップ ]
実例1.AiNikkor50mmf1.8sの場合
購入の背景
標準レンズ(単焦点50mm)が欲しいと長い間思っていたが、それまで特に具体的な行動に移していなかった。 中古雑誌などによると薄型レンズが人気とのこと。やっぱりちょっと気になる。
ニコンにもAi50mmf1.8sという薄型のレンズがある、50mmf1.4も欲しいが…と思っていたところ。
購入時の基礎知識
私がFE2を購入した頃のモデル。当時定価2万円。当時あまり興味なし。ほぼ同様のNikon LensSeries-E50mm1.8という輸出モデルも存在し、現在ではそれがAi-sモデルとして輸出用で現行。
購入までの経緯
買う気になって初めて見かけたのは、東京のJR中野駅から若干離れた某中古店。 程度は5段階評価で4(以下、評価は私の判断で基準は同様)ってところ、価格は1万8千円。現行当時の定価は2万円であり、これで高すぎる気がしたので見送り。
次に同地区某大型店で評価3程度のブツ1万6千円。以後全て同店中心である。 その後何度か見かけるものの、全て取り置き措置が執られていた。ちょっと悔しい(笑) 必ずしも在庫されているとは限らず、あってもすぐに取り置きされているところから結構探している人は多い感じを受ける。
ある日、仕事の帰りに発見するも、目の前でオヤジに買われていった(泣) 目の前にありながら買えない状況は、人をムキにさせる効用あり(笑)次に見かけたら絶対買ってしまおうと心に誓う!
数ヶ月後のある日、仕事帰りに同店に寄ったところ、2本在庫。 外観は評価3〜4程度で同じくらい。当然両方見せてもらう。
A=店のランク付けでAB、外観はそれなり、マウント部も綺麗、ヘリコイドすかすかに近い、光学系は埃の混入が多い感じ。
B=店のランク付けでAB、外観はAと同程度であるが若干汚い気も、マウント部はメッキが剥げており若干すり減った感じ、ヘリコイドは必ずしも均一に回らないものの光学系は比較的綺麗。
従ってBを選択。 絞りリングはグリスが乾いた感じでカタカタという感触。連動ピンはスムーズ。絞り羽の状態は先端にグリスのにじみと思われるシミがあるもののほんの僅かであるので目をつぶる。その後ボディーを出してもらい(せっかくなのでF3(笑))プレビューボタンで絞りの連動を確認、ボディーの裏蓋をあけ明るいところに向けシャッターを切りながら再度確認。特に問題はなさそうなので、ほぼ購入決定。
リアキャップが純正品でなかったので交換してもらうことにして1万6千円+税で購入。
購入後の感想等
価格はちょっと高かったかな?と反省。 ヘリコイドはすぐにスカスカになってしまった。手持ち最大口径なので結構便利に使用。使用頻度「中の上」といったところ。まぁ、支払った金額が1万6千円+消費税なので、特に後悔は無し。
この時得た教訓
欲しけりゃ、店に通え。あまりムキになるな。 中古に手を出すのはこれで止めよう(笑)
新規:H12.2.1
[ ページトップ ]
実例3.F2フォトミックAの場合
購入の背景
かなり長い間メカニカルシャッター機が欲しいと思っていた。それだけ(笑)
購入時の基礎知識
F2のバリエーションと価格。Fの陰に隠れてはいるが、そこはF2もニコンの最高級機種、メカニカル制御では最高らしい。でかい、重い、中古相場は割高。
購入までの経緯
直前にファインダーのみで3万5千円という価格を見ていたこともあり、商品タグの価格を眺めていたら急に買いたくなった(笑) 詳しくはF2のページで。
その時のF2の在庫はかなりあったが、本機の店のランク付けは、AB−という、外見は評価1に近いもの。価格は在庫中最低額で、私の知る限り最安値でもある4万円。
一目見て、どうも私を呼んでいる気がした(笑)
とりあえず見せてもらう。 外見はあれこれ言っても無駄なほどなので、機能をチェック。 基本的にすでに買う気になっていたので減点法、問題がなければ良しとする。 比較のため倍ほど値段に開きのある同型機を見せてもらう。
比較優位とは言えないものの、感触上は特に問題になりそうな所はなく、価格は外見の汚さに因るところが多そうであった。決め手は駄目なことが多いと言われている露出計が活きていたこと。
はっきり言うとシャッターが開いていて、露出計が活きていて、フィルムレールと圧版がそれほど汚くなかったという点以外は特にチェックしていない(苦笑)
最初に「私を呼んでいる!」と感じたひらめきを信じた(笑)
OHに出すことを前提に購入、6ヶ月保証付き、4万円+税。
購入後の感想等
その後、購入価格より安い同型機は見ないので納得。外観の汚さは相当な物で、はっきり言ってボロい。しばらく棚の飾りとしてあったが、とある休日、機材の虫干し(笑)を兼ねて空シャッターなどで遊んでいるうちに、他機種に比べピントがずれていることに気が付く。
ニコンの日本橋SSに持って行ったところ…「ミラーの位置がずれています」「シャッターの精度が不良です」とのこと、また露出計の精度はOKであると言われた。噂通り、露出計の修理は受け付けていないそうだ。
で、即決でOH依頼。結果は部品交換もなく、1万6千円程度であった。 OHから戻ってきたものは巻き上げの感触、シャッター音など、別のカメラのようであった。
そこまでは良かったが、その後入手した専用スピードライトSB−7との組み合わせの結果、ファインダー内のレディーランプがつかないことが発覚。手近なところに問い合わせてみたものの修理不能とのことで現在に至る。 実用上困る機能ではない為、特に問題なし。
取扱説明書、ファインダースクリーンなどを入手し交換しつつ、現在使用頻度「上の下」といったところ。
この時得た教訓
あまりボロいモノも考え物。アクセサリーと組み合わせないと判らない機能もある。衝動買いは良くない(別に失敗したとは思っていないが…笑) 中古に手を出すのはこれで止めよう(笑)
新規:H12.2.1
[ ページトップ ]
実例4.ニコンスピードライトSB−7の場合
購入の背景
一度F2のファインダー内上部にあるレディーランプの点く姿を見てみたかった。それだけ(笑)
購入時の基礎知識
F2のレディーランプを点けるのには専用SBが必要。F2用としてはSB−7が発売されていた。
購入までの経緯
F2フォトミックAを購入してからしばらく経った頃、ファインダー内にあるレディーランプが点いている姿をどうしても見たくなった(笑) せっかく、ファインダーに専用接点があるのに使っていないという状態が我慢できなくなってしまったのである。 それまでF2にはガンカプラー経由でSB−15などを付けていたのであるが、ガンカプラーではレディーランプ用の接点が生かされていないし…。 で、F2にはSB−7という専用スピードライトがあったという事だけは知っていたものの、それまで姿を見たことがなかった。もしかしたら目に触れていたかもしれないが、記憶にはない。 さて、どうしたものか? 売ってるのか? 価格は??
それからというもの、見ているようで見ていなかった中古のアクセサリー類を、かなりまめにチェックするようになったのであるが…有るようで無いんですね(笑) 少なくとも、レンズとかボディーを選ぶようにはいかない。 特にスピードライトのようなものは、そもそも何十年も使えるような代物ではないはずで、放電管やコンデンサーが逝かれてしまえば捨てられる運命にあるのだと思う。 普通の家電製品を考えても、20年前の製品で現役で働いているものにお目にかかるのは難しいと思う。 ましてそれが商品価値を持つ(少なくとも店とか個人に利益の出る価格が付く)中古品として流通するか? まぁ、半ば諦めつつ、諦めきれずにアクセサリーコーナーを目で追う日々。 しかし、全然見かけず(泣)
そんな、こんなでどうでもよくなりかけていたある日、JR神田駅近くの某カメラ屋に立ち寄り、アクセサリーを眺めると。 を〜!! ある!!
すっかり舞い上がりつつ、よく見ると、商品タグにはSB−7の文字とともに「ケース」「取説」「元箱」の文字が…。 舞い上がりに輪をかけること甚だしい(苦笑) とりあえず周りを見渡し、ライバル(笑:50mmの項参照ね)がいないことを確認し、店員を呼ぶ。 冷静を装い、見せて貰う。 はっきり言って、実物を見たのも初めてで、何の判断が付くわけでもない、チェックしているような行動はしているが、実はなにもせず、すでに買う気になっている。 発光するのを確認しただけ。
何でも良い(笑)買った!!って感じ。 委託品、数千円+税。
購入後の感想等
その後も、このSB−7を売っているところは見たことがない。多分私のチェックが甘いのであろうが。一度、ヤフーオークションで見かけたのみで、購入価格の倍以上の価格が付いていたが落札されたかどうかは不明。 まぁ、買って良かったと思っているがよく見れば、はっきり言ってボロい(笑)
さて、元箱と本体のシリアルナンバーは違うことが判明したり、ケースも大して綺麗ではなかったり、結局F2のレディーランプが点かなかったりと、色々あったが、それはそれで良いとして(本当か?) 実際には、ほとんど使わない(苦笑)
で、理由を考えるに、要するにスピードライトなんかは、何か1個有れば十分だと言うことに気が付いた。 F2には外光式オートで使用できるのであるが、だったらすでに持っているSB−15でも事足りるし、ましてFE2やFAなどではTTLオートで使えるので、持って出かけるのならSB−15の方が共用できて便利。大光量が必要なら、SB−26がある。
SB−7でなければならないと言う理由は特に見あたらないのである(笑)。
この時得た教訓
本当に必要かよく考えろ。捜し物を見つけても舞い上がるな(別に失敗したとは思っていないが…笑) 中古に手を出すのはこれで止めよう(笑)
新規:H12.3.14
[ ページトップ ]
前:Back
☆ 戻る ☆
哲也くんのカメラ機材庫
2000.11.2
e-Mail :
hello-t@geocities.co.jp