1800km迷走ハネムーン in USA
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気が付いたら副会長夫人となってしまった管理人こと私、5月吉日に晴れて入籍した1週間後、小生意気にもアメリカでツーリングハネムーンをしでかしてしまいました。 私達はケッコン式の日取りを決めるよりも、親同士の顔合わせをするよりも早い時期でこのツーリングを決定していました。通常とは順序がまるっきし逆でしたが、まあそれも私達ならでは?こんな機会がないとなかなか長期の休暇は取れないですからね。(って言うよりもアメリカに走りに行くために結婚しでかしたようなもの?)
今回お世話になったのが、アメリカを始めとする各国でのバイクツーリングをマネジメントしているBANZAI TOURさん。形式的にはパックツアーですが、そんじょそこいらのパックツアーとは違いました。興味がある人はホームページをぜひ見てみるべし! |
2001年5月26日 大阪〜成田〜ロサンゼルス
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朝から雲が厚く張っていた。あまり旅立ちにはふさわしくはない空だが、旅行気分に浮かれる私達はそんな事など気にしない。
伊丹空港(大阪国際空港)では会長とテンジン夫妻に見送られ、ポケモンジェット機に搭乗し成田に向かって離陸。 続いて成田では、副会長の弟・コージ君が見送りのために来てくれていた。 表向きはハネムーンとは言え、これだけの見送りをされるとちょっと照れくさい。
伊丹〜成田のANA 左翼にはピカチュウがいた
成田でチケットを片手にフラフラしていると、ヘルメットを手にした男性3人がこちらに向かって声を掛けてきた。同じツアーの参加者の人たちだった。 搭乗カウンター付近でメットなんか持っている人間はそうそういない。彼らもメットを見て私たちをツアー参加者と判断したようだった。
早速自己紹介が始まる。私と同じ年の大岩さん、埼玉から来た秋元さん、最年長・66歳の木村さん、そして私たち夫婦。 年齢も出身もバラバラの5人が「アメリカンツーリング」だけを共通項にして成田に集まった。 5人揃ってイミグレーションを通ると、いよいよ旅の始まり。アメリカが私たちを待っている! |
午後2時、ロサンゼルス行きの大韓航空機にて成田を出発。窮屈なシートで映画を見たり浅い眠りについたりと、それぞれが11時間のフライトを過ごす。 早すぎる日の入りと日の出を迎えロサンゼルス国際空港に着陸。
コリアンエア機内食はピビンバ定食 今まで食べた機内食の中でもこれがNO.1 でもロス発の方は美味しくなかった
機内で向かえた夜明け 空と雲の色が幻想的
現地午前11時、ゲートでは二人のツアーガイドがビデオカメラ片手に私たちを出迎えてくれた。 がっしりとした体格に薄茶色のシャツが良く似合うケンジさん、ちょっと可愛い顔をしたトモさん(私より年下だと思っていたけど実はお兄さんだった)、これから1週間、この二人が私たちの先導役を勤めてくれる。第一印象は「想像してたより物腰柔らかな人」 |
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車に荷物を詰め込んで空港を出発。インターステイトから見る町の景色はやたらと横に広い。背の高い建物はほとんど見当たらない。 街路を眺めると鮮やかな紫の花でいっぱいの大木が立ち並ぶ。花の名はアジャランタ。ロスで一番印象に残った花だ。
まずはロスのハーレーショップを見学&買い物。店内には数台のバイクと無数のパーツ、アクセサリー類と品揃えが良かった。 車体の価格を見てみると、日本よりも多少安いかなと思われる程度。 本場でもお高い存在であるのは間違いないようだ。
日本でもおなじみの車種が並んでいた
店に来るライダーたちはどう見ても「お父さん」と呼ばれるような年齢層ばかり。やはりハーレーは子供のおもちゃではなく、大人のためのバイクなんだと再確認した。
ここで出逢ったライダーはロマンスグレーにサングラス、革ジャンの袖から見えるタトゥー、いかつい風貌の割に優しく紳士的なハスキーボイス、思わず惚れてこんでしまった。 |
ハーレーショップの後はカーソン市内のハンバーガーショップでのランチ、そして市内観光。情けないことに私は昼食中にバッグを手から離し、パスポートや国際免許証・国内免許証など命の次に大切なもの全てを置き引きされてしまった。 ツーリングするためにアメリカまできたのに免許証盗られてどうするのか!慌てふためく私の横で副会長は時差ボケで死んでいた。まったく夫婦揃って情けない。 この日の夕方から深夜まで、ガイドのケンジさんは大ボケ夫婦を連れて地元警察へのドライブと予定外の残業をする羽目になってしまった。本当に本当に申し訳なかったです...
午後3時、エルセグンドのEAGLE RIDERにてレンタルするハーレーをピックアップ。 このレンタルショップ、全米15箇所に拠点がありかなり大規模らしい。店内に入ると丁寧にメンテナンスされたバイクがずらりと並んでいる。 興味本位で整備工場を覗いてみると各種パーツやメンテナンス道具がきちんと整理整頓されていた。私は「道具を丁寧に扱うお店は良いお店」と考えているので、ここも優良なレンタルショップなんだと安心できた。
秋元さんのヘリテイジ
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副会長はダイナローライダー、秋元さんはヘリテイジスプリンガー、大岩さんと木村のお父さんはソフテイルをピックアップ。 お父さんのソフテイルはカラーが白で風防付き、なんとなく白バイに見えた。
大岩さんのソフテイル
ピカピカに磨き上げられたバイクを見て皆ちょっと興奮している。死んでいたはずの副会長もいきなり生きかえっている。国際免許を盗られた私はすみっこで指をくわえてイジけていた。
お父さんのソフテイル&副会長のローライダー
まあ免許証があったとしても、慣れない大型で海外を走るのはかなり無理があったのだが。だいたい私の握力ではあのクラッチを握りきる事はまず無理だ。免許証以前に左手を鍛える事が先だ。 |
数枚の宣誓書・契約書にサインをし、レンタル契約終了。このピカピカの4台が男4人の3日間のパートナーとなる。 早速ショップからトランス市のホテルまでの道をチドリになって試験走行。 先頭はもちろんケンジさんの運転する車。
私も車に乗って後ろを眺めていたが、皆なんとも危なっかしげで心もとない。見た事の無い標識、ルールのよくわからない交差点、それに慣れない右側走行。骨の隋まで左側走行を叩き込まれた日本人にはかなりキツいものがあったはずだ。ケンジさん達も後ろの初心者4人組を気にしながらバンザイ号を進める。
バイクに合わせて持ってきていたLLビーンのTシャツ
副会長の事がちょっと心配になり、日本から持って来ていたインカムで話をしてみると「うはははは、ええわぁ〜、音ええわあ〜、おもろいわあ〜」とかなりはしゃいでいる。 さっきまでの時差ボケが解消されたかわりにいきなりテンションが揚がりまくっている。心配して損した。
(注:基本的にインカムなどの通信機器は国内持ち込み禁止。空港で見つかっていたら取り上げられるらしい。 もっと厳密な事を言えば携帯電話ですらアウトなんだけど黙認されている状態らしい。) |
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フラフラ走りつつも本日の宿泊地・トランスプラザホテルに無事到着。
ホテルの駐車場では4台をかためて駐輪し、ディスクロックにハンドルロック、2台連結のワイヤーロックをかける。ケンジさんは「これでもまだ不安」と言っていた。
本日のお宿・トランスプラザホテル 日本企業が近いせいか日本人が多かった
ホテルの周りは高級住宅街だから大丈夫じゃないのかと思ったが、窃盗犯は目をつけたら場所なんか問題にしないだろう。奴らは本気になったら、魔法でも使ったかのように見事に盗んでいく。 日本でだって厳重に管理していたバイクや車が盗まれたなんて話は日常茶飯事だ。だからこそココセ○ムなんてものが必要とされてくる。 盗難防止のセキュリティは石橋を叩いてぶっ壊すぐらいの心構えが必要なのかもしれない。 |
この日の夕食はケンジさんおすすめのステーキハウス。アメリカならではのボリュームで、一番少量のレディスコースのものでも200グラムのステーキだった。それに大量のポテトとサラダ、食べ放題のパンがついてくる。大岩さんはここで600グラムのTボーンステーキと格闘していた。副会長も無心になってガツガツ食べている。家で牛肉を食卓に出していないのがバレるじゃないか。
アメリカの料理は大味だと言われるが、さほど不味いとは感じなかった。むしろ美味しいねと言えるレベル。特に美味しかったのがパン。酸味とほんのりとした甘味があってスフレのようにふわふわ、おみやげに持って帰りたいほどだった。 困った事に参加者は皆、酒を飲まない人ばかりだった。ガイドの二人も「仕事中だから」と言ってビールすら飲まない。せっかくのステーキを目の前にノンアルコールだなんて考えられず、私は一人でミラーを空けていた。アメリカ産ビールは軽いものが多くて、ラガー愛好家の私にはちょっと物足りない。
この日は明日からのツーリングに備えて早めにホテルに戻った。(私達はケンジさんに連れられてポリスレポートをもらうため警察に行っていたが。) 明日はウィリアムスまでの480マイル(約770キロ、1マイル≒1.6キロ)を一日で走破しなければならない。長時間フライトの疲れは今夜中に取っておかなければいけなかった。 |