
平成16年9月5日 京都府亀岡市
| 天候 | 降りそうで降らなくて最後に大雨 |
| 支出金額 | 9,000円(ラフティング代、ガソリン代、飲食費、入泉料) |
| 走行距離 | 約100km(発着:尼崎) |
| 参加者 |
副会長、ワカ様、カワバタ君、ともち、ユミちゃん、みーちゃん、イシダ君、ヤギちゃん、スガちゃん、管理人 |
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チェック ポイント |
冒険CLUB TOMSOYA http://www.ishida-sp.com/tomsoya/ |
AM8:00
事の発端は副会長の社員旅行だった。この不況なご時世に、豪華にオーストラリアで海あり山ありで遊んできたらしい。よっぽど楽しかったらしく、帰国後いつになく饒舌で写真やビデオを見せびらかす。特にタリー川でのラフティングは強烈な経験だったようで、泳げない上に絶叫マシン系が一切ダメなクセして「あれは面白かった、できればもっかいしたい!」とわめきちらす。
ヘタレの副会長をそこまで魅了するラフティング。私も水遊びは大好きだし、エトセトラの面子も同様だ、俄然興味が湧いてきた。何よりも副会長だけがいい思いをしたのが許せない。嫉妬心まじりに「んじゃ次の幹事はあたしだから、幹事権限でラフティングに決定!」と宣言した。初秋の日曜をバイクで走りこむ、なんてことはハナから頭になかった。
私が企画をする旅行では天候に恵まれないし、やたらとトラブルが起こる。仲間内では雨女として誉れ高いのだ。少雨ぐらいならまだマシでひどい時は台風や地震に出くわす。この日も天気予報の降水確率は50%を越えていたが、どうせ水遊びで濡れるし、走る距離も知れているからと独断で決行した。
集合場所に集まると、ヤギちゃんのZUにミラーが着いていない。やっぱりトラブル発生、これで走るのはちょっとマズイなと思ったが、そこはヤギちゃんも用意周到、イシダ君に頼んで適合する代替のミラーを持ってきてもらっていたので無事に難を逃れた。詳しく聞いてみると夜中にミラーだけ盗まれていたらしい。他のパーツまで盗まれなかったのが不幸中の幸いだったかもしれないが、他人事ながら盗人に対し怒りを感じる。
集合時間を大幅にオーバーし、8時前に尼崎市内を出発。まったりと渋滞する川西市を通過してR423を北上。この日、ピンクナンバーの通勤快速で参戦していたワカ様は上りの山道でやたら四苦八苦していた。背を丸めなんとか空気抵抗を減らそうとする姿勢が痛ましい。
しかし度重なる信号などで、結局は引き離される事なくチドリの列に加わる。こんな状況を見ていると街中の一般道を走る限り、大排気量はやはりムダなのかと思ってしまう。
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この日のスガちゃんは、嬉し恥ずかし新しい相方と登場。 どこから掘り出してきたのか、80年代のFZ750をご購入。 バブリーな昭和後期生まれだ。スガちゃんちの長男よりも年上だ。 しかし年のわりにはキレイで状態が良い。色気ある熟女と言ったところか。 人もバイクも若けりゃいいってもんじゃないしね。
海外仕様車なんでスピードメーターはマイル表示。 勘違いして飛ばしていると、速度オーバーで捕まってしまいそう。 |
AM9:00
幸い雨はまだ空の上で準備中。頼むから降らないで、と祈りつづけたら本当に降らなかった。約束の時間ギリギリにJR山陰線の馬堀駅に到着。今回車で参戦のカワバタ君は、もうとうに着いていたようだ。同時に今日お世話になるTOMSOYAのガイドさんとも合流。
駅前からほんの少し走ってたどり着いたのは保津川の川縁。早くもラフティングの講習を受けている人たちがいる。私たちもバイクを停めて汗だくになりながらウエットスーツを着込んだ。雨が降る恐れがあったので、メットやタンクバックなどはカワバタ君の車に入れさせてもらう。「こういう時、箱が一台あったら便利やな!」とありがたくドカドカ荷物を放り込んだが、箱扱いしちゃってごめんね、カワバタ君。
ウエットスーツの上にライフジャケット、頭には工事用みたいなヘルメット、足元はマリンシューズで手元にはパドル。とりあえず格好だけは万全に準備完了。私たち10人+大阪から来ていたお嬢さん3人組と一緒に、ガイドの兄さんから講習を受けた。
ボートの乗り方、乗船姿勢、パドルの持ち方に漕ぎ方、禁止事項に注意事項。聞いているだけでもワクワクしてきて意味もなくはしゃいでしまい、終いにはガイドさんから「こらぁ〜!」と怒られてしまう。平均年齢30歳代後半の団体なのに、やる事は小学生以下...嗚呼。
講習が終わったらようやく乗船。頑丈なゴムボートは案外乗り心地が良い。まずは穏やかな流れに任せて出港。これから約8km、2時間弱の船旅が始まる。保津峡を駆け抜ける風が心地良く、想像以上の爽快感と開放感で満たされる。
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よそのグループの講習光景。もちろん皆さん真面目に受講している。 騒いだりチャチャをいれたりボケかましたりいちびったりするのは、うちらくらいのもので...ガイドさん、騒々しい団体でごめんねぇ。 |
ボートは7名+ガイドさん1名の計8名乗りなので、私とワカ様とイシダ君はお嬢さん3人組とご一緒させてもらった。華やかなボートに乗ったワカ様はちょっと嬉しそうだ、自然と顔がニヤけてしまう。若い女性との船旅なぞ、そうそうできるこっちゃないし。
残る7名は第2ボートの上で宴会状態。ユミちゃんやともちの女性陣はまだしも、他のは猿みたいな連中なのでやかましい事この上ない。
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風光明媚な保津峡に猿軍団の雄叫びが響く。ガイドさんもさぞかし苦労した事だろう。
お互いのボートが近付く度にパドルで水掛け合戦が始まる。 こちとらカタギのお嬢さん方が乗ってらっしゃるんだ、てめえらちったぁ遠慮しやがれってんだ。(とか言いつつ、水掛けをおっ始めたのは私だったりする。) |
この日の保津川は、前日までに降った雨のお陰か結構な水かさだった。ほとんどパドルを使う事もなくボートはスイスイと流れに乗ってゆく。たまにパドルで漕いでみても初心者ばかりの塊だからリズムが合わないでバラバラ。動力としてはまったく役に立たない。ガイドの兄さんが一人がんばってコントロールしていたが、私よりもはるかに細い体で奮闘する姿はなかなか勇ましかった。
8kmの行程の間には「小鮎の瀬」や「卓郎の瀬」と呼ばれる、起伏に富んだ急な流れの瀬がある。瀬に入る直前でボートに腰を沈め体制を整えるが、最初はスピードが乗らない。しかし数秒も経たないうちにグイッとトルクが伸びてくるように、ボートが急加速する。もちろん波を受けて激しくバウンド、しっかりしゃがんでいないと、吹っ飛ばされそうになる。半端なジェットコースターよりはるかに面白い。
途中、保津峡下りの木船やトロッコ列車に追い越されたりするが、当然の如くやぁやぁと乗客に手を振って挨拶をする。冷静に見ればバカみたいだが、これもまた面白かったりする。
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中間地点でのビッグイベント、ダイビング。もちろん希望者のみ。
川岸の岩場を這いずり上がり、行き着いた先は高さ5mほどの崖。ここから思い切り飛び込むのだ。しかし... |
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...たかが5m、されど5m。妙に現実感のある高さというのは、妙に恐くなるものだ。平気々々と思っても、いざとなると足がすくむ。 しかし恐怖心を振り払い地を蹴って飛んで、勢い良く水しぶきを上げるのはすっごい快感!
できれば何度でも飛び込みたかったが、調子に乗るのは禁物。入水時の急激な水圧で耳や鼻に水が入るのだ。実際、みーちゃんは耳に水が入って鼓膜が痛いと嘆いていた。 入ったのが水ならまだしも、水中の虫とかだったら...気色わるっ! |
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高所恐怖症な副会長、一度は崖っぷちに立ったがリアルな高さに怯えて戻ってしまった。何十人もの衆人観衆の前で何たる事か。 先に飛び込んだ私たちは水面に浮かびながら眺めていたが、間違っても慰めるわけがない。「やーい、ヘタレ〜、ビビりん〜」と指差しながら大笑い。 漢たるものこれで後に引いちゃいけない。青ざめた顔をしながらも意を決し、ヤジを振り払うように飛び込んだ。よしよし、良くがんばったね。
しかしなんだな、もうちょいカッコ良く飛べなかったものかな〜。 |
PM1:00
最初は8kmの川下りと聞いて長いと感じたが、あまりに面白かったのであっという間に時間が過ぎた。まだまだ遊び足りない状態で、ゴールのJR保津峡駅前に到着。駅前の路肩に設置されたテントで着替えをし、電車に乗って馬堀駅まで帰ってきた。
遊び足りないと思っていたが、体は正直なものでけだるい上にお腹が空いている。朝食を食べ損ねたユミちゃんに至っては完全なガス欠状態で「もうっ!お腹すいたのっ!」とくり返し警告音を発している。
昼食会場を探す時間が惜しく、急いで馬堀駅前の和牛レストランに飛び込んだ。少々高値だが背に腹は替えられない。空腹だった事もあり、真昼間から亀岡牛のステーキやハンバーグなど、ちょっとリッチで脂っこいものをペロっと平らげた。
川から上がってシャワーも浴びていなかったので、なんとなく体が苔くさい。事前に近隣の道の駅に公衆浴場があることを確認していたので、道の駅・ガレリアかめおかへと向かった。馬堀からR9で西に向かい4kmほどの至近距離なのだが、このR9がウソみたいに渋滞している。信号が赤でも青でもまったく進まない。
どこか先で事故でも起きたのかと思ったが、R9はたいていこんなものなのだ。これなら近隣の県道の方がよほどスムーズに走れる。
亀並みの速度でダラダラ走り、なんとかガレリアかめおかに到着。ここは亀岡市ご自慢の福祉文化施設として使われる傍ら、道の駅も兼ねているらしい。ガラス建築の大きな建物はまるでアウトレットモールのような雰囲気だ。
お風呂はと言えば、大浴場の名には少々不足、シャワー6基とやや広めの浴槽と打たせ湯があるくらい。しかし内装はまあまあ綺麗で、何よりも苔くさい体を洗えるのだからないよりマシだ。
PM4:00
亀岡からはようやくバイクツーリングらしい道を走る。亀岡市内からR423を少し南下し、県道732号で堀越峠を越える。ここまでくると交通量が少なく、田園を抜けるメリハリのある道が続くので走っていて楽しい。しかしラフティングで思いのほか疲れているのか注意力が散漫になりがちだった。
732号からR477に入り、更にペースが上がるが、私は相変わらず最後尾でのんびりさせてもらった。前を走るスクーターのワカ様はやっぱり上りで苦労している。それでも何だかんだ言ってちゃんと着いていくのだからスクーターもバカにはできない。
池田市に入ったところで無事に解散。皆、ツーリングはともかくラフティングに満足してくれたようで、とりあえず私の幹事・企画も無事に成功したようだ。そして各自、自宅目指して再出発。
6時前に家に着いて、ほっと一息入れているとベランダの向こうで響く激しい雨。テレビを見ると甲子園の阪神巨人戦が中止になっていた。我が家は甲子園球場から直線で5kmほどの距離。私と副会長は、ギリギリのタイミングで帰って来れて良かったねと安堵していたのだが、ミラーを買いに行っていたヤギちゃん達は不幸な事にズブ濡れになったらしい。
雨ぐらいならちょっとアンラッキーで済んでいたかも知れないが、今日はこれだけではなかった。最後の最後に、紀伊半島沖を震源地とするM6.9の地震。兵庫県南部や大阪市内は軒並み震度3〜4の大揺れ。さすがにこれには参った。
この頃、地味に帰宅途中だったカワバタ君は車内で地震にあったらしく、「車が暴れるから故障かと思ったら地震だった!」
ちょうど自宅に着いてバイクを片付けていたイシダ君は、「思わず『やべ〜』と叫びながら道路に飛び出しました。 マジで怖かった!」
家にいても血の気が引くほど恐かったのだから、屋外にいたらもっと恐ろしかっただろう。これがラフティング中に起こっていればどんなパニックになっただろう。夜になってから地震が起きたのはラッキーだったのか。
それにしても私が率先して行動すると、やっぱり何かが起きてしまう。これからは雨女の名を返上し、「天変地異女」とでも名乗ろうか...
★今月のお・み・や★

亀岡は山間部だけあって、犬甘野そば、とやらが特産とか。
ラフティングの後でビールを飲みながら薫り高いそばを手繰るのも悪くないなと
思っていたけれど、目星を付けたおそば屋さんは10人も入れなかったり、
駐車場がなかったりとなかなか縁がなく、今回のランチは亀岡牛となりました。
(お陰で贅沢できた訳だけど)
それでもそばに未練があったので、道の駅でお土産物のそばを購入。
もちろん、この日の夕食は山かけそば。
そばのタンパク質とビタミンBで疲労回復、山芋のムチンで更にパワーアップ。
遊び疲れた体には最適のメニュー...だったはずなのに...
買ったそばは大失敗。茹で加減間違えたわけでなく、買った時点で大失敗。
土産物屋の品だから高望みはしちゃいけないのだけど、あまりにボソボソでまずい!
私は食物を残す事に罪悪感を感じる性質だけど、こればかりは迷う事なくゴミ箱行き。
たった数百円とは言え、無駄金使って腹が立って、消化不良。
そしてこの日の夜の地震でストレス感じて、さらに消化不良。
食も走りも遊びも土産も、全てにおいて大満足なツーリングってなかなかないもんだなー。