日高川

平成16年4月11日  和歌山県龍神村

天候 春ウララ
支出金額 6,000円(高速代、ガソリン代、飲食費、入泉料)
走行距離 約300km(発着:大阪)
参加者

ワカ様、ともち、ぽんた君、イシダ君、ヤギちゃん、キタさん、うっちゃん、よっしー、管理人

ゲストさん : よし@北九(W650)、じんさん(R1200GS)

チェック

ポイント

龍神村 http://www.vill.ryujin.wakayama.jp/

高野山霊宝館 http://www.koyasan.or.jp/reihokan/

 

 

 


 

 

AM7:30 

 

W650 今日もいい天気...と言いたかったが、イマイチ晴れきってなくて肌寒い朝だった。寝ぼけ眼をこすりつつ第1次集合地点で兵庫県民メンバーが集結。本日のゲストその1・よし@北九くんも登場してお初のご挨拶。

 

 出発する頃には気になっていた雲もどこかへ流れ、お日様が顔を出してくれた。 7台が揃いR43、R25と大阪をちゃっちゃと南下して、2次集合地点の三宅町に到着。と、ここで私のボケた頭に一つの疑問が。「あれ、ワカ様、大阪の集合ってここやった?」「そうやん、昨日メール送ったやろ?」 ああ、しまった! 

 実はこの日、本来ならばカワバタ君が幹事だったのだが、急病のためワカ様が代行を務めることになったのだ。その際に集合地点変更との連絡を受けていたのだが、あたしにゃ関係ないしぃと右から左に流していたのが諸悪の根源だった。

 本日のゲストその2とは大阪で待ち合わせをしていて、変更前の集合地点しか連絡していなかった。 己の仕出かしたミスで、一気に血の気が引く。幹事代行のワカ様はもっと焦っただろう。 

 

 私が携帯電話を片手に慌てる間、大阪組のよっしーが到着。「どないしたん?」と不思議そうにしていたが、いちいち説明するヒマはない。とにかく電話連絡をとらねば。 その後すぐに無事に連絡がついたが、久々に携帯電話のありがた味を思い知った。これがなければどうなっていたやら。

 三宅町から変更前地点に行くにはちょっと距離があったので、やむなくゲストさんには独走していただいて橋本市で合流をお願いした。誠にあいすんませんです... 

 

 情けない失敗を悔いつつR309を南下。しかし鳥アタマな上、深く斟酌できない性質なのでR170に入る頃には鼻歌まじりにツーリングを楽しんでいた。R371に入る手前あたりでGSX-R1000に乗っただるまさんことぽんた君が涌いて出てきて合流。見渡すと9台に増殖した状態で橋本市を目指す。 

 

 

 

AM9:30 

 

BMW R1200GS R24とR371の交差点にて奈良県組のうっちゃんと合流。今日はドラゴンクエストのように進むにつれメンバーが増えてゆく。

 そしてR24高野口近くのコンビニ駐車場でようやくゲストその2・じんさんと合流。ヘルメットを脱ぐなりすいませんでした!と平謝りだったが、すんなりとお許しをいただけた。それでも初参加のツーリングでいきなり1時間分のソロツーを強要したのだ、大いに汗顔モノである。そのじんさんの顔をよくよく見るとこれがまたちょいと男前、さらに後悔の念が増す。 

 

 30秒ほど反省し、キタさんにたかった缶コーヒーで休憩をすまし、次はR370を南下。どんどん道幅は狭くなり車両密度が上がってゆく。しかも対向には観光バスが大量にのたくっているのが恐ろしい。これで国道なのが納得できない。

 山間の道なので山桜を眺めながら走れるのだが、右に左にと細かく続くカーブを30km/hペースで揺れているとだんだんと気分が悪くなってくる。もしかして乗り物酔いか? 

 引き続き大渋滞のR480で高野山をダラダラと上りつづけた。かつては女人禁制だったこの真言密教の霊山も、現代では老若男女エブリバディカモンカモンなんである。開放的になるのは結構だが、ついでに道路ももう少し広げてくれるとありがたい。 

 

 

 

AM10:30 

 

 渋滞を掻き分け、やっとこさ寺院の並ぶ町中に到着。ワカ様の先導で霊宝館と言う博物館にて駐車。

 「ワタシはここで見学するつもりなんやけど...みんなどないする?」の呼びかけに賛同する面子は一人もおらず、結局はワカ様を残して護摩壇山にとっとと向かうことになった。仏教美術をたしなむようなハイソな輩はワカ様以外にいないと言う事だ。喜ぶべきか悲しむべきか。 

 

 さあさあ、お寺も仏さんも放っといて、03年10月に無料開放された高野龍神スカイラインを堪能しよう!と10台で出発。いきなり交通量が減り良いコンディションになり、各自思うがままにアクセルを開いた。

 さすがに去年まで有料道路だっただけの価値はある。クネクネした山道だが見晴らしが良く爽快感にあふれる。私のようなライテクではさほど飛ばせるわけではないが、それでも両手両足を駆使するのが楽しい。

 対向や前後を見ると明らかに攻めにきているライダーが多い。気持ちは良くわかる。しかしバイク乗りが過度な状況になると、せっかくのこの素敵な道がいずれ二輪通行禁止になるのではないかと不安にもなる。 

 

 山の澄んだ空気を堪能しながら護摩壇山に到着。そこそこの距離を走っていたが、ペースが速かっただけに短く感じられた。駐車場には50台は下らないであろうバイクと数台の大型観光バスが並んでいた。展望台から東を眺めると伯母子岳が大きく波打っている。見ているだけでありがたい。

 

スカイラインのちょうど中間、護摩壇山の山頂。

 

奥に見えるのは「ごまさんスカイタワー」 

大したことないタワーなのに、入場料300円取られる。

 

護摩壇山から望む伯母子岳。

 

カメラをワイドモードに切り替えず、標準で撮ってしまったのが悔やまれる。

 

 

 

AM11:00

 

道の駅龍神 最初はごまさんスカイタワーの食堂で昼食にしようかと言っていたのだが、うっちゃんの「道の駅龍神の日替わり定食、結構おいしかったで」の一言で変更となった。

 

 護摩壇山から南はただひたすら下りの峠道。ここから泣かなければならない。私は最後尾で大人しくしていようと思ったのだが、私の背後にはキタさんがお守り役として付いてくれた。

 案の定、下りカーブは私にとってハイレベルだった。上りと同じように見晴らしの良い道だが、他の連中のようにひょいひょいと飛ばすことはできない。

 後からキタさんに「えらい慎重に走っとったなあ」と言われたが何の事はない、ただひたすら怖かったのだ。ガラスのハートが小鳥のようにノッキングしているのを、走行状況だけでは理解してもらえなかったようだ。 

 

 下りがやや平らになったところで、道の駅龍神に到着。食堂は屋内座席と川沿いのデッキがあり、私達はデッキの方に着いた。見下ろすと日高川がアクアブルーに染まった帯だった。川岸にはぽつりぽつりとピンキーな山桜が咲いている。桜吹雪がデッキにまで届くほど花があふれている。 

 

 

日高川 うっちゃんお勧めの日替わり定食、この日は豚しょうが焼きだった。メインの他には香の物、切干大根の煮物、木綿豆腐の冷奴にあっさりしたお味噌汁。

 感激するほど旨いわけではないが、食べ慣れた母や祖母の手料理のように、妙に舌になじんで安心感がある。これなら1000円でもさほど惜しくはない。 

 

 新入社員でまだ初任給すらもらってない清貧よっしーは「定食で1000円は痛いわ」ともう少し安価な焼きそばを注文していた。

 しかしバイクツーリングはそれなりの体力を要するからお腹も空く、しかも若い男の子がこんな夜店のおやつみたいなモノで足りるわけがないはず。

 ともちの「あたし、ご飯こんなにいらんから食べる?」の一言を皮切りにご飯や煮物の鉢、タクアンひと切れ、豚肉ひと口、千切りキャベツひと筋、とあれこれ寄付が焼きそばの上に集まった。

 人情とはなかなか捨てたものではない、あのくたびれたキャベツは旨かったかい、よっしー? 

 

 

 

PM1:00 

 

龍神温泉元湯 お腹を満たした後は龍神温泉元湯で旅の垢ならず排ガスを落とす。川沿いの駐車場には車が溢れていたのでこれは芋の子洗浄の状態かと心配したが入ってみると案外空いていた。

 

 中は檜風呂と岩風呂、そして露天風呂。シャワーも10基くらいあり、ゆったりとした気分と柔らかいお湯を味わえた。女風呂の浴室は不可視のガラス窓が広がり、湯船に腰掛けたまま日高川の渓谷を眺められる。

 男風呂の方は覗かれる心配もないのか露天風呂に囲いがなく、更に眺めは良かったらしい。こんな時はちょっと男の人がうらやましい。 

 

 小一時間ほど美人の湯を堪能し上がろうとしたら、脱衣所は先ほどと打って変わって混雑していた。年齢層が高いところを見ると、おそらく観光バスで来た団体さんだろう。時間的に考えて昼食後に入浴なんてスケジュールのようだ。

 

 ここはちょっと早めにお昼を済ませてから来るか、いっそ夕方近くになってから来る方が確実に空いてそうだ。 

 

緑色の橋の上にあるのが龍神温泉元湯。

黒く見えているのが不可視ガラスで、お風呂につかりながら山を眺められる。もちろん外からは中は見えない。

 

 

 

PM2:30

 

 美人の湯のおかげかお肌はぷくぷく。毎回思うのだが、せっかく温泉で身を清めたのにまた排ガスで真っ黒になるのは本当に辛いしもったいない。しかし愛車を置いて帰るわけにもいかないから渋々バイクに乗る。どこでもドアが本気で欲しいと思う一瞬。 

 

うっちゃんのBIG1 再びR371を南下し、帰路に着いた。途中、十津川経由で帰宅するうっちゃんとよっしーに別れを告げ、残るメンバーはR424に入った。ここまで来ると道は平坦、交通量も少なく、先頭ワカ様のペースがどんどん速くなる。もちろんつられて皆のペースも上がる。

 今日は高野口を除いてほとんど渋滞に合っていない。コンスタントなハイペースはそれなりに身体が疲れるが、それでも気分がいいからバイクを止めたいとは思わない。

 

 3桁国道と言えば県道クラスにも劣るような道が多いが、全てが全て「酷道」なわけではない。探せば穴場的ツーリングコースは予想以上にあるのだろう。 

 1時間以上ノンストップで走りつづけ、道の駅しらまの里で休憩。ワカ様は疲れ目を充血させながらも「空いてて気持ちよかったなあ!これこそ正しい道路やで!」と感激している。 

 

 皆で日向ぼっこしながらゆっくりと休憩して、次は吉備町へ向かった。吉備町からは湯浅御坊道路を使い一気に大阪を目指す...はずだったのにICに入ったとたん呆気にとられるほどの大渋滞。ブレーキランプがはるかな山のふもとまで続いている。

 さっきまでの国道はすんなりノンストップで走れたのに、安くないお金を出してまで乗った有料道路は完全な徐行状態。理不尽だ。「こりゃ料金所出るときに値段交渉せな」と無線越しにイシダ君がつぶやいた。 

 

 

 

PM5:00 

 

吉備IC 市堺の長いトンネルを抜けると海南市であった。1車線が2車線になった。

 トンネル内で大量に排ガスを吸ったせいか気分が悪いし目も痛い。海南を過ぎてやっとスムーズになった流れに乗り、咳き込みながら紀ノ川SAに到着。ここももちろん混んでいる。

 

 今回は大阪府組がいるため、とりあえずここで解散式。私たちだけでなくゲスト2名も充分に楽しんでくれたのか、次はどこに行こうかと別れを惜しみながら話が盛り上がる。これで酒の一杯でもあればさらに盛り上がっただろうが、今は飲んでいる場合ではない。

 「無事にお家に帰るまでが遠足やからね」と幹事代行に締められ、各自本線に戻った。

 阪和道から泉佐野を経由して阪神高速湾岸線に乗る。途中、じんさんとぽんた君がそれぞれ自宅方面に離脱。その背中は「まだまだ走れるでぇ」と余裕がある。

 

 残りの兵庫県組は中島SAにて最後の休憩。家が近くなり力が抜けたのか、軽い疲れを感じた。しかし今日は久々にスポーティーなツーリングを楽しみ気分が晴々している。こんな気持ちいい疲れならちっとも苦にはならない。

 そして、六甲山に沈むまあるい夕日を眺めながら「今夜のビールは死ぬほど旨いだろうなあ」とヨダレを垂らしながら家路に着いたのであった。

 


 

★今月のお・み・や★

 

 今回はじんさんからいただいたGPSのデータ画像! (2画像とも、DAN杉本氏 カシミール3Dで作成)

 いや〜、これは結構なものをいただきました。またよろしくです! っつーかあたしもGPS買っちゃおうかなーほしいなー

 

 まずは「足跡の図」。こうやって見るとうにょうにょと走ってたんだなあと実感。

 

 

高度表

 続いては高度表。縦軸が海抜で横軸が時刻。11時から12時までは護摩壇山でウダウダしてた頃。